2010/12/24

きよしこの夜

今年もクリスマスイブが来ました。クリスマスには世界中で歌われ演奏される「きよしこの夜」。意外な誕生秘話があります。この曲は1818年12月24日に、オーストリアのチロル地方オーベンドルフという村で誕生しました。

イブの朝、教会の神父はパイプオルガンが壊れていることに気付きました。その原因はネズミがかじったことによるものでした。雪深い冬のこと修理はすぐには来てもらえないだろうし、クリスマスのミサもできないと困り果てていました。

そうこうしていると、赤ん坊が生まれたから祝福してほしいとの知らせがあり、神父はその家に向かい祝福を済ませ深い雪道を教会に帰る途中、約2000年前に貧しい馬小屋で誕生したイエスのことを思っていました。

イエスが生まれ、星が輝き、両親、牛飼い、動物たちもみんなイエスの誕生を喜びあった。パイプオルガンなんてもちろんない。と思いをはせていると、あのイエスの誕生を歌った歌詞が次々と浮かびました。

しかしメロディーが浮かんでこない。なんとかこの詩にメロディーをつけてミサで歌いたいと思い、友人の小学校教師の元に行きました。教師はオルガンにストで、ギターは弾けないし、作曲もできないと断りましたが、神父がギターコードの3つぐらいは知っているだろうというと、それくらいならと作曲が始まりました。そしてわずかな時間で曲を書き上げたそうです。

そしてその夜、神父がテノール、教師がバスと二人の女性と共に4重唱で歌われました。聖夜、教会に響く「きよしこの夜」に村人たちは感動したそうです。

きよし この夜 星は光り
救いの御子は まぶねの中に
眠りたもう いとやすく

きよし この夜 御告げ受けし
牧人たちは、御子の御前に
ぬかずきぬ かしこみて

きよし この夜 御子の笑みに
恵みの御世の あしたの光
輝けり ほがらかに


素敵なクリスマスを・・・

2010/12/02

戒名の話

かれこれ1ヶ月ぐらい前でしょうか、喫茶店で読んだ週刊誌に戒名について書かれていました。携帯電話のカメラに残しておいたのを思い出しましたので紹介します。


そこには戒名は自分で作れると書いてありました。驚きですね。但し、お寺とのお付き合いや今までの慣例など、なかなかすんなりと行かないとは思います。事前に戒名をつくり、お寺さんと事前に話し合いを持つなどすればいいのかもわかりません。

戒名の例として「愛 巨 院 優 信 筆 勝 居 士」が示されており、以下のような説明がありました。
  • 「優」 自分自身の名前から一字選ぶ
  • 「信」 性格など自分を現すのに相応しい一字を選ぶ
  • 「筆」 仕事や業績を象徴するような一字を選ぶ
  • 「勝」 好きな”いい意味の”感じを選ぶ
  • 「優」「信」「筆」「勝」の四字を、読みも考えて落ち着きのいいように並べる
  • 一番下に男性は「居士」、女性は「大姉」をつけて完成
  • 院号の付いた戒名がほしい場合、ポリシーや趣味など自分の好みで○○院とつける
  • ジャイアンツが人生の中心、という人なら「愛巨院」という院号でもよい
といわけで、私も考えてみました

愛音院優温創久居士

私の人物像は浮かびますか。

皆さんも、おつくりになってはいかがでしょうか。戒名の九文字を見ていると、人って自分自身でややっこしくしてるんだなとつくづく思うとともに、自身に正直に、自然体で生活することが大切だなとつくづく思ったしだいです。

2010/11/27

Feuの焼き菓子とアカシアの蜂蜜

東京でも「Feu」をご存知の方がおられたことに驚きました。

昨夜、西麻布でセレブな方の集まりとは知らず、主催者の方から「覗いてよ」との気軽な誘いに乗って行った集まり、お土産で頂いたのが「Feu」の焼き菓子とルーマニア産アカシアの蜂蜜でした。

「Feu」は芦屋にある焼き菓子のお店で東京にはなく、その上に営業は週に1日というお店です。一つ一つが手作りで、材料は全てオーガニックの材料で作られています。

阪神間に住む私の友人は皆知っており、阪神間では知られたお店だと思います。少し濃い目のストレートティーといただくのがとてもよいです。オーナーは大変まじめな方のようで、それはホームページをご覧いただければわかります。

Feu-HP:http://feu-ashiya.com/

ご興味ある方は、お取り寄せもできますので一度お試しになってはいかがでしょうか。


もう一つものお土産、ルーマニア産アカシアの蜂蜜です。

通常ミツバチの行動範囲は2キロといわれているそうで、例えば○○花の蜂蜜といった場合、最低でも直径4キロの単一の植物がある環境の中心に巣箱を置いてはじめて○○花の蜂蜜といえるそうです。国内ではなかなか難しいそうです。100%蜂蜜か否かは、開封後白く結晶ができるかで判断できるそうです。白い結晶ができる蜂蜜は、砂糖などが加えているということです。もちろんいただいた蜂蜜は純度100%蜂蜜です。

クリスマス、お正月と自宅でご馳走を食べる機会が多くなりますが、そのおりには美味しいチーズを数種購入して、ルーマニア産アカシア蜂蜜と一緒にいただきましょう。

余談ですが、ルーマニアは昔、水よりもワインの方が安価で、ワインを炭酸で割って飲んでいたそうです。いまでもレストランでワインを頼むと「炭酸いりますか」と聞かれるそうです。また割ることを前提にしていたのか、甘いワインが多いのもルーマニアワインの特徴だそうです。

大人の会話が楽しめ、素敵なお土産までいただける集いは、豊かな気持ちにさせてくれます。ただ、私は場違いであったことは確かです。

2010/11/25

上海ディズニー事業申請承認と「文化的空母」と称されたディズニー

上海市人民政府新聞弁公室は4日、政府当局が上海ディズニーランドの事業申請を承認したと発表しました。

広州で行なわれているアジア競技大会終了後に発表があるのではと聞いていましたので、発表を見逃してしまい、20日遅れの投稿になってしまいました。

上海のテーマパークについてはユニバーサル・スタジオが上海万博に開幕に合わせ開業と言われていました。ユニバーサル・スタジオのスタッフも上海入りし、準備を進めていましたが、確か5年前に突然破談となりました。

そして昨年1月、ディズニーの上海進出が発表され、今月4日に正式に承認されました。開業は2014年、入場者は年間1千万人を見込んでいます。面積410ヘクタール、建設費244億元、開業すれば上海のサービス業に年500億元の経済効果をもたらすと予測されています。

上海、ミッキーマウスで文化的地位向上?」記事では、ディズニーを「文化的空母」と呼んでいます。日本人には浮かばない発想です。

中国は、文化(思想)に大きく影響を及ぼすと考えられる外来文化の流入について、必ずと言ってよいほど論争が起こります。以前、本ブログで「日本は西洋文化に寛容か無防備か」と題した投稿で、ディズニーの中国上陸について起きた中国国内での論争について触れました。

ヨーロッパ諸国でも、国民生活や思想・文化に大きな影響をあたえると考えられる外来文化については、政府も含め導入には慎重を期すことがあるようです。

ディズニーのような、米国大衆文化の雄の上陸に対して、中国がどのような文化的・思想的影響を受けるかを論じる報道は、面白く、勉強にもなります。外来文化による日本文化への影響について、メディアなので論じられることが少ない日本ですが、戦後、さまざまな点で外来文化に影響を受け、今に至った日本をあらためて見つめなおすと、少し考えさせられます。

今後の動きをウォッチされたい方はコチラ。
既に日本語で上海ディズニーの動向を伝えるページが立っています。
http://j.peopledaily.com.cn/94825/94829/98813/index.html

2010/11/23

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとソーシャルメディア

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、ソーシャルメディア・プラットフォーム「We are USJ」をはじめて1ヶ月あまり、様子を見ていますが今一ピンときません。

「We are USJ」についての発表資料はコチラ

発表資料でのUSJからのメッセージは、「ゲスト、従業員、キャラクターなどとのコミュニケーションを図っていきます」ということです。プラットフォームを結構しっかり作り込んでいる割にはメッセージが弱い気がしますし、その弱さが「図ってどうするの?」と思いになってしまいます。

従業員やキャラクターのツイッターへのつぶやきは、企業がプロモーションとして行なうには疑問の内容です。またオフィシャルブログ「テーマパークは生きものだ」は、従業員とオフィシャルブロガーが投稿するとなっていますが、多くは従業員による投稿のようです。ターゲットをどこに据えて書かれたものか、また内容はともかく文章が幼稚すぎます。最も欠けているのは、お客様をお迎えする立場であることをわきまえたものとなっていません。単に「○○をやってます」、「○○売ってます」というだけで、体験することや所有することの喜びなどについて語られていません。ワクワク感を醸成しないですね。

内容を見ているとツイッターは「受け」、ブログは「お知らせ」で、本来USJが伝えなければならないことが見受けられませんし、訪問者に対する問いかけがありません。USJがいう「コミュニケーションを図っていきます」は、ワンウエイのことなのでしょうか。違うと思います。コミュニケーションを図るということは、USJ側から能動的に働きかけないと、USJが考えているであろうコミュニケーションは成立しません。

「We are USJ」はコミュニケーション機会をつくるためのツールであって、お客(ファン)とUSJとのコミュニケーションを深めるのは従業員(投稿者)です。もちろんそれを円滑に、効果的に、目的を達するために技術は必要ですが、ツールを作ることが目的となっているようにしか見えないのは私だけでしょうか。

例えばツイッターで「今日のパークは晴天ですけど少し寒いのでコートを」はよいですし、ユーザーの反応もあるでしょう。例えば、加えて「寒さ吹き飛ばす感動と喜びはご用意していますが、念のため」と付け加えると随分印象が変わってきます。また「寒さ感じたら○○レストランで、○○スープで身体を温めてください。評判いいんです」なんていうのもいいかもしれません。

このようなツールを使用するときに重要と考えるのは、ユーザーとの距離をいかに短くするかということです。つまりユーザーに親近感を感じてもらうといことです。上記のつぶやきに「ありがとう、コートもっていきます」と返信してきたユーザーに対し、「寒さ感じたら○○レストランの○○スープで身体を温めてください。評判いいんです」と返すことで、ユーザーとの距離は縮まり、ユーザーはUSJに対し親しみを感じるでしょう。またユーザーはパーク内で寒いと感じたとき、最初に思い浮かぶのはおすすめのスープでしょう。

このように親近感を抱かせる返信をすることが重要で、そうすることで広告的なメッセージが入っても不快感を与えないと思いますし、結果としてUSJが金銭的利益のみならず多くのものを手に入れることに繋がると思います。

USJはさまざまなコミュニケーション計画を打ち出してきますが、そこには企業として十分に練られた跡が見受けられません。昨年発表した「きずなラボ」の開設についてもしかりです。本ブログで予想した通りの状態になっているようです。

本ブログの「きずなラボ」に関する投稿:USJが脳科学調査

「きずなラボ」:http://www.kizuna-lab.jp/top.html

「We are USJ」が「きずなラボ」の二の舞にならぬよう、ソーシャルメディアを活用したコミュニケーションのありかたにについて、今一度考えていただきたいと思います。

私だったらUSJの園長である「ウッディー」のツイッターを立てます。キャラクターとしてもツイッター向きですし、その後、状況を見て彼女である 「ウィニー」を登場させ、ツイッターの世界で「ウッディー&ウィニー」のやり取り、例えば共感できるウィニーとウッディーの互いへの不満ややきもち、切ない気持ちなどにパーク情報をのせ、エンターテイメント企業としてのツイッターを計画しますがいかがでしょう。

そうすることで、つぶやかない人も、二人のやり取りとそこに割ってはいるユーザーツイートを楽しんでもらえると思います。親近感やパークの臨場感も伝わりやすいように思います。

「We are USJ」は、成功するのに最も難しい運営方法を選んでいるような気がします。

とはいえ、せっかく「We are USJ」を立ち上げたのですから、コミュニケーションを図るということは、USJから社会に歩み寄ることから始まることを再確認し、歩み寄るための技術について再検討し、十分なトレーニングをし、USJのことならホームページより、「We are USJよ!」といっていただけるようなものにしていただきたいですね。

2010/11/21

カジノ解禁に向かうのか

11月19日、パチンコチェーンストア協会の会合において岩屋毅衆議院議員(自民党/国際観光産業振興議員連盟会長代行)が、今年8月に発表された「特定複合観光施設区域整備法案」について経緯と意義について説明をおこないました。
  • 超党派議連は115名だが、200名を目標にして立法化を目指す
  • 試算ではカジノを含む大型リゾート施設は、1施設(ホテル4,000室規模の複合商業施設)の場合、投資5,000億円、工期3年、雇用11万人で営業を開始した場合、年間売上約8,000億円、約650万人の来場中、外国人旅行者は130万人の規模と想定
  • カジノ誘致に意欲のある自治体代表者を集めた会合を12月16日開催予定
  • 立法での実務面では省庁の協力のもと観光庁との協力体制(MICE調査研究の予算拠出)
  • 日本経団連観光委員会委員長の大塚陸毅会長(JR東日本)との協力姿勢など、次第に協力体制が整いつつある
などを報告し、カジノ法案について賛否両論活発に議論が巻き起こり、そのような中で元気な日本づくりに向け理解を呼びかけたようです。

「特定複合観光施設区域整備法案」とは、カジノを核とした複合施設の整備を目的とした法案のことです。民主党など超党派でつくる「国際観光産業振興議員連盟」が試案としてまとめ発表されたものです。その概要は以下の通りです。

カジノを核とした複合観光施設を設置できる区域を「特定複合観光施設区域」とし、国・自治体・民間主体の役割を明示。国や自治体が運営を厳格に管理、監督することで、賭博を禁じている刑法に抵触しないよう立法措置を講じる。開発、施設整備には税金を使わず民間資金を活用する。当初は国内に2カ所とし、最大10カ所に限定し区域は国が指定する。
同整備法案は、国際競争力のある滞在型観光と地域経済の振興を目的としたカジノを核とした複合観光施設の整備が狙い。収益の一部は地方と国の財政に貢献する。
※法案提出は、2011年の通常国会を目指しています。
上記概要で重要なのは「開発、施設整備には税金を使わず、民間資金を活用する」で、80年代から90年代にかけて全国で観光振興を掲げ、多くの税金が投入され第三セクターで造られたテーマパークや各種施設の多くが破綻したことの反省が含まれていると考えられます。

また、民間資金を活用するとのことですが、遊戯機器メーカーの参入意欲は皆の知るところです。実のところ国内大手企業も既に海外でのカジノ事業に関わっており社会評価を考慮し表立った動きをしていないだけです。やるぞとなれば資金は集まるでしょう。

以前にも書きましたが、上記にあるように当初2カ所の候補地がどこか、最大10ヶ所に設置するとなったときの地域はどこかが気になるところですが、当初の2箇所は、沖縄・北海道・東京と思われますが、東京はオリンピックに再立候補を思案しているとの話も聞きますので手を上げるかどうかでしょう。沖縄は間違いなく特定複合観光施設区域として指定されるでしょう。また、その後の10ヶ所については道州制で区分された地域に一つといったところでしょうか。

カジノを核とした複合施設の必要性とそこへの期待は、政府、自治体、企業にとって大きいものですが、まずは政治のバタバタが落ち着き、法案提出とならない限りなんともなりません。この調子だと春ではなく、秋の国会になりそうな気もします。

とはいえ他のアジア諸国は着々と観光立国への道を歩んでおり、日本でカジノが認可されたあかつきにはアジア諸国と激しい誘客合戦が予想されます。

もう土建国家はごめんです。建設することが目的にならぬよう、恒久的な営業(集客)行い、しっかりと収入を得るためには何をしなければならいのか、単に施設を造るだけではなく、航空行政、観光地整備、ビザ発給の緩和、自然や歴史的建造物の保全と再発見など、総合的に新観光産業の創出・発展を目指し、国家戦略としてまとめていただきたいものです。もちろん国民への十分な説明と理解も行なっていただきたいですね。

2010/11/17

白玉ナイトアウト

11月20日(土)、青山で4人のクリエイティブな仕事に就かれている方が、一つの空間の中で一同にそれぞれの作品を披露するという。

 

4人の職業は、カメラマン、陶芸家、ライター、サウンドプロデューサー、確かに創造的なお仕事です。

送られてきた案内状には詳しいことは書かれていません。日時と場所、それにわざわざ※印で「ワンオーダー制500円」と書かれているだけです。

タイトルから察すると、見るものに何かを問う写真、身も心も開放してくれる音楽、見るものを夢中にさせる器、休日の午後を完全OFFにしてくれる環境を提供してくれるのでしょうか。これに甘く美味しい白玉メニューが500円でいただけるのであればリセットしに行ってみようかと思ってしまします。

しかし案内状にはご来場お待ちしていますとは書かれていません。

画廊を覗く気分で伺ってみましょう。

と、いうよりお付き合いで覗いてみましょう。皆さんも宜しかったら覗いてください。

売上の一部は社会貢献活動に寄付されるそうです。

詳しくは:http://shiratama.oops.jp/nightout
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テーマパーク、マカオで計画

16日香港の各紙は、マカオテーマパーク・リゾートが1千億円超の投資をし、マカオに新たな巨大テーマパークを誕生させると報じています。


建設予定地は、数年前ピューロランドが計画され着工に至らなかった場所で、既に建築申請を行なっており、建築許可がおりしだい着工するようです。場所はマカオのコタイ地区で20万平方メートル、3期に分け9年かけて建設されます。

ホテル6棟(6,000室)、ショッピングモール、4D映画館、劇場、屋内ビーチ、プール、乗馬センターなど建設が予定されています。また世界的に有名なテーマパークを誘致する可能性も示唆しているとのことです。

この計画により、マカオへの観光客は250万人増えると試算されており、建設時には作業員7,500人、完成後の施設従業員9,000人の雇用創出も見込まれています。

数年前、マカオもラスベガス同様に、カジノ客だけではなくファミリー層の取り込みについても積極的に計画していくとの発表をしました。その目玉となるのが今回の計画なのでしょうか。

観光とカジノという点では、既にアジアの中で遅れをとっている日本。相変わらずの政府を見ていると、観光立国への期待の熱が冷めてしまいます。

ちなみに投資を決めた方は、カジノ王と呼ばれる方の第四夫人アンジェラ・リョン氏だそうです。

2010/11/16

誰にも文句は言わせないJacintha

ぐっと落ち着いた気分になりたいと、何を聞こうかと考えて浮かんだのが女性ジャズボーカルJacintha(ジャシンタ)の「A Vocal Tribute to Ben Webste(1998)」。このアルバムを聞くのは、たぶん1年ぶりぐらいでしょうか。


彼女は殆どの楽曲で声を張る(力む)ことはありません。彼女のボーカルの魅力は非常に細やかな表現をサラリとやってのけてしまう技術です。特に同じようなトーンで歌っているようでも声のコントラストが微妙に違います。陰影を感じる声、少しチャーミングに感じる声など、さまざまな色合いで細やかに表現しています。また乗りが大きい(リズムのとらえ方が大きい)ので聴き手に安心感を与えます。加えて、媚びるような歌い方をしないところも彼女の魅力ではないでしょうか。

とにかく素晴らしいボーカリストです。

このアルバムは有名なスタンダードナンバーをずらりと揃えた内容です。このような歌モノのアルバムの場合、数曲はいまいちというケースが多く、それを避けるために奇をてらったアレンジをして失敗に終わるなど、なかなか良い評価を得るのが難しいのですが、このアルバムにはそんな心配はいりません。またこのアルバム以降に発売されたアルバム全てにおいても素晴らしいと言えます(最新のものは聴いていませんが)。

素晴らしい世界を創りあげる彼女の経歴も興味深いものがあります。彼女はシンガポールで活躍する国民的スターで女優としても有名です。1957年10月3日マレーシア生まれ、父親はスリランカ人でクラシックギターを習得したジャズギターリスト、母親は中国人でピアノニストであり声楽家だそうです。

幼少の頃から声楽とピアノを学び、シンガポール青少年合唱団で歌っていたそうです。テレビタレントコンテストで優勝したそうです。シンガポール国立大学に進み英語の学位を取得、その後ハーバード大学で創作について学びました。シンガポールに帰国した彼女はステージョーなどで人気を博し、紹介したアルバムからボーカリストとして米国に進出し現在に至っています。

日本人好みと思うのですが、なぜか日本での知名度が低いのです。彼女について書かれたものは皆無と言っていいでしょう。シンガポールが彼女の活動の場となっているのと日本版が発売されていないからでしょうか。

実は私も2002年まで彼女のことは全く知りませんでした。シンガポールの友人とジャズの話をしたときに彼女の存在を知らされました。それ以来ファンとなり、米国デビューしてからベストアルバム含め7枚のアルバムが発売されており内5枚を所有しています。

アルバムに収録されている「Danny Boy」がYOUTUBEにアップされていましたので是非お聞きください。2:40までは無伴奏で、その後ピアノ、ベース、ドラムが、それまでに創られた雰囲気を壊すことなく入ってきます。無伴奏とバックがついたときとの彼女の変化、バックがついてからもその場その場での細やかな表現とじっくり聴ける1曲です。また7分を超える作品ですが、彼女のソロで始まりエンディングまでの持って行き方が素晴らしく、まるで「ダニーボーイ物語」を見ているような気分にさせられます。彼女の持つ才能か、計算されたものかは分かりませんが、唸らせてくれます。むせぶテナーサックスもいいです。

2010/11/13

感動を与えてくれた日本人ジャズドラマー

12日の日経新聞文化面に、「伴奏ドラマー、今こそ主役」というタイトルで、若かれし頃の憧れのジャズドラマー海老沢一博さんの記事が掲載されていました。

Latin Jazz Big Band Festival 2008より
12歳の時に横浜で行なわれた江利チエミさんのコンサートに1週間通いつめ、チエミさんから「そんなに私のこと好きなの」と言われ、ミュージシャンになろうと決意したそうです。

中学2年の時、横浜のナイトクラブ「ナイト・アンド・デイ」(作家ジェームス三木が歌手デビューしたクラブとして有名)の専属バンドであったピアニスト松岡直也氏(後に「松岡直也&Wesing」でブレイク)のバンドにバンドボーイとして入り、16歳の時にスマイリー小原氏(踊る指揮者として人気を博した)に見出され、スカイライナーズ(ザ・ヒット・パレードで伴奏をしていたビックバンド)のドラマーとしてプロデビュー。その後有名ビックバンドを渡り歩き、75年再びドラムを学び直そうと渡米されました。

私が始めて海老沢さんの演奏を聞いたのは帰国後間もない頃だと思います。TBSの音楽番組の収録現場に来られ、リハーサルの時にレギュラーを努めていたバンドのドラマーに代わって叩いたときでした。

美しいシンバルレガート、ステックとドラムがぶつかった瞬間の音は物理的な衝突音ではなく、優しく力強く、一打一打全てが語りかけてくる音でした。流れる ようなドラムソロからは美しいメロディーを感じました。日本人ジャズドラマーの中で最も感動を与えてくれたドラマーとして、今でもその感動は忘れません。

多くのミュージシャンから「えびちゃん」と親しまれており、一目置かれていました。笑顔がかわいい方で親しみやすそうな方だなと感じたのが第一印象でした。一方、音楽に対する信念と強い意志を持たれていた方で衝突も多かったようです。武勇談も含めあれやこれやの話は山とある方でもあります。

海老沢さんがビックバンドで活躍した時代、日本の歌謡界は60年代中頃から80年初頭の絶頂期に向け駆け上がっていた時代であり、ジャズもまた人気を博していた時代です。当時のテレビ局の看板番組は歌謡番組で、その多くは当時人気のあったジャズのビックバンドが伴奏をつとめていました。12月になれば、「特番 なつかしの歌謡曲」なんていう番組で、海老沢さんの演奏する姿が見られるかもわかりません。

海老沢さんも66歳、最近、自身のバンドで初めてのリーダーアルバムを発表されたようです。早速、Amazonで購入。

記事を読んで、ビックバンドを引っ張る海老沢さんのドラムをもう一度聴いてみたいと思ったのは私だけではないでしょう。
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【江利チエミ】50年代に美空ひばり、雪村いづみと共に"三人娘"として一世を風靡した江利チエミ。幼い頃より米軍キャンプ廻りをして歌うことに親しみ、51年に弱冠14歳でデビュー。パティ・ペイジのカヴァー「テネシー・ワルツ」が大ヒットを記録し、一夜にしてスターの座を射止める。その後もジャズ/ラテン/ロックンロールなど、さまざまなジャンルの洋楽を取り上げ、外国曲に馴染みの薄かった日本人に多大なるインパクトを与えた。本格的にジャズを学ぶために渡米したというエピソードからもわかるように、抜群のリズム感や表現力を誇り、クロッぽさという点では"三人娘"でも頭一つ抜きん出ていただろう。また、持ち前の明朗なキャラクターで映画やミュージカルでも大活躍。俳優・高倉健との結婚も話題を集めた。しかし晩年はアルコールに溺れ、必ずしも幸せではなかったようだ。82年に他界。(goo音楽より)

2010/11/06

ペット業界、自身を映す鏡を持たない悲しさ

今年はペット業界の話を耳にすることが多く、またペットたちの現状についても深く知る機会が多くありました。
<平成20年度 犬猫の処分数>
犬:84,264頭  猫:202,228頭  計286,492頭
(H19年度より約2.4万頭減少)

ペッ トの悲惨な状況を伝える報道は近年多く見受けますが、社会問題としての報道であり、動物との共生についての報道は非常に少ないと思います。今秋 COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が愛知県で開催さました。動物との共生について考える良いきっかけになるかな思っていましたが、 COP10自体が話題になることが少なかったのではないでしょうか。

では、社会問題としての報道が多いのにもかかわらず、社会からの問題提起や解決への動きがないのは何故なのでしょう。確かに一部企業と動物保護団体は、殺処分減や保護犬の譲渡促進などの啓蒙活動を行っているようですが、企業においては掛け声だけの印象が強く、保護団体は点での活動で、なかなか大きな力になっていないのが実情ではないでしょうか。

このような状況はペット業界がペットたちの現状を問題として捉えていないか、業界として問題解決に積極的に動いていないからではないではないでしょうか。つまり自らの収益を優先してきたことにほかなりません。動物保護法の整備も他の先進国と比べれば大きく遅れている現状からすれば、ペット業界は社会的責任を果たすためにも積極的な行動が求められるところです。

人間社会では共生社会を目指してといわれています。人と長く暮らしてきた犬や猫も共生社会の一員であると考えるのが一般的だと思います。その現実があるからこそ、ペット業界は産業として発展してきたのです。共生社会の一員として、ペット業界自らが動物たちの現状改善に率先して取り組まなくてはならないのではないでしょうか。このままでは、業界は社会から自覚がないと思われても致し方ないのではないでしょう。これは業界の発展を自ら拒んでいることと同じと言えます。

動物たちが置かれている現状を考えるとペット関連企業が、官、学、業界団体、保護団体に積極的に働きかけ、一体となって動物たちの現状改善に取り組まなければ、倫理観が欠如した業界として社会には受け入れられなくなり、関連企業は淘汰され産業規模は縮小していくでしょう。

ペッ ト産業は危機感を持っていると聞きました。伸び率が低調になってきているとのことです。業界全体の売上で見ると微増ですが、犬のペットフードは飼育頭数が 頭打ちとなり、市場は縮小ぎみです。しかし高額なペットフードの売上が伸びているため売上げという点では、横ばい・微増ということです。ペットケア用品や 玩具などについては、一桁前半の伸びを維持しています。
 (2009年4月20日富士経済調査発表より「全体の市場規模は前年比2.9%増の3981億円となった。2009年もプラス成長を維持し、同4.5%増の4159億円になると予想」)

業界として危機感を持っていてもなお何もできない業界、ペット業界は動物好き頼みの業界です。ペット業界は動物たちと彼らを愛する飼い主によって生かされていることに気づき、動物たちが安心して暮らせ、そして自らが発展していけるために何を行うべきかをよく考えていただきたいものです。

既に、自治体、一部企業、動物保護団体などにより問題解決の方向性は示されると思います。 それは、保護犬・猫の譲渡促進と里親募集です。これらの活動に、ペット関連産業は企業市民として社会的倫理観を持って積極的に取り組むだけです。

このままでは、犬や猫たちは社会が助けても、ペット業界に対して社会は救いの手を差し伸べないでしょう。

2010/10/28

フェラーリ・ワールド、世界が注目するテーマパーク開業間近

世界初となる「フェラーリ・パーク」は、UAE・アブダビの「YAS IALAND」内に東京ドームの約2倍の広さに20のアトラクションが用意されています(当初開業は10月28日と発表されていましたが、11月上旬になるようです)。


自動車メーカーとしては、トップブランドのフェラーリが直接手がけたことでも注目されています。また、時速240Kmを体験できる世界最速のジェットコースター、フェラーリのホイールをイメージした大屋根で覆われた、世界最大の屋内型テーマパークとしても注目されています。パークは、単なるライドアトラクションだけではなく、車についてのさまざまなことが学べる施設として、エデュテーメントパークとしての機能も備えています。


他には、レース場、ホテル、ゴルフ場、ヨットハーバー、ショッピングモールなどもあり、総合リゾートエリアとして魅力ある開発となっています。既に、F1の公式レースが行われています。

また、見逃せないのが仏・ルーブル美術館と30年契約での提携をし、2012年開業を目指しているアブダビ・ルーブル美術館も見逃せません。木漏れ日の美術館とでも言えばよいのか訪れてみたくなる美術館です。

アブダビは産油国として成長してきましたが、将来も見据えそれで得た資金を観光産業に投入し、天然資源依存からの脱却の一つとして観光産業に力を入れています。この開発は、大人から子どもまで十分に楽しめる施設構成となっており、且つ、文化・芸術の要素を盛り込んだ、素晴らしい開発です。

Copyright Ateliers Jean Nouvel
Copyright Ateliers Jean Nouvel
Copyright Ateliers Jean Nouvel
今までにあった総合リゾート開発とは一味違うYAS ISLAND、世界から多くの人々が訪れることとなるでしょう。

わが国はといえば、全てにおいて戦略なき国家としか映らず、ついこないだまで地方空港の赤字問題、航空行政のありかたについて騒ぎ立てた報道機関が、羽田空港が国際空港として再出発したとたん、そのお祭り騒ぎに便乗した報道となりました。政府は空港行政の総括もせず、今後の空港行政のビジョンも提示しないままなんでしょうか、報道機関も追及はやめたのでしょうか。

ビジョンの見えない航空行政、それと大きくかかわる観光産業の活性(観光立国宣言)は実現されるのでしょうか。

2010/10/27

想い出一杯のカセット式ウォークマン国内販売終了

【若かれし頃の想い出話し】
ウォークマンと手作りヘッドフォンアンプ、ゼンハイザーのオープンエアータイプのヘッドホンが自慢でした。今ではごく普通の若者の姿ですが、当時としては最先端で誰でもといったものではありませんでした。


ウォークマンをはじめて手にしたときの驚きは今でも覚えています。思い出深い製品です。
若い頃、首都圏のテレビ局に出入りしていました。TBSを訪れたある日、親しくしていただいていた音楽番組のプロデューサーから、これ聞いてごらんと言われヘッドホンをかけると何とステレオ。その時ヘッドホンから流れてきたのは、1985マイルスに収録されている「On Green Dolphin Street」、今でもはっきりと覚えています。


当時のハンディータイプのカセットプレーヤーはモノラルでしたし、イヤホンは片耳型のものだけでした。決して音楽を聴けるような代物ではありませんでした。

驚きと、感動で、聞き入っていると、欲しい?と聞かれ、価格も聞かずハイと答えたのを覚えています。それから1週間後仕事場に行くと、ハイこれと手渡してくれました。なんとプレゼントしていただきました。

その後、自慢げにヘッドホンをかけ日テレに行ったとき、ベテランスイッチャーの方から声をかけられ、いいもの聞かせてやろうと言われ、その方が持ってきたアルミの箱とゼンハイザーのヘッドホンを自分のウォークマンにセットし聞いてみると、これが同じウォークマンと思うぐらい全く異なる迫力のある音が聞こえてきました。

小さなアルミの箱は、その方自作のヘッドホンアンプでした。これ欲しい?と聞かれ、ハイと答えると、じゃあげるよといただきました。但し、ヘッドヘッドホンは自分で買いなさいよと言われ、仕事が終わって秋葉原に直行したのを覚えています。

ヘッドフォンアンプは006Pと言われる9Vの電池が使用されており、イコライザー付の優れものでした。また、オープンエアーのゼンハイザーにドンピシャでした。

その後、多くの音楽関係者やタレントさんたちが、このセットを手に入れ音楽を楽しんでいました。多分、ウォークマンが大ヒットしたとはいえ、このような3点セットで楽しんでいた一般の方はいなかったのではないでしょうか。

素晴らしい音に出会うことは感動であり、よき思い出です。ウォークマンのみならず当事自宅に持っていたオーディオの殆どは、音楽関係、テレビ局関係の方からのいただき物ばかりでした。全て合わせると数百万円はしたでしょう。自慢は日テレの音楽番組のプロデューサーが組み立てたクリスキットのRCAの真空管がずらりと並んだプリアンプでした。当事は、オーディオとレコードが本当に宝物でした。

歌謡界絶世の頃、テレビ局や音楽関係の方々は高給取りだったんでしょうね。

ゼンハイザー:日本では一般的に馴染みのないメーカーですが、マイクとヘッドホンの世界的メーカーで、双方とも音楽スタジオでは必ず使用されている製品です。特に、低音の表現力が弱いと言われていたオープンエア型のヘッド、しかしゼンハイザーはそれを克服し、オープンエアー型のヘッドホンでは圧倒的なシェアを誇っていました。今では携帯音楽プレーヤー用のイヤホンも多く発売しており、個人的には、オープンエア型ではNo.1と思っています。

2010/10/21

インド初のハリウッド・テーマパークはMGM

インドの大手建設会社ヒンドスタンのグループ企業である「ラバサ(Lavasa)」は、MGMスタジオとの間でインド初のハリウッド・テーマパーク事業についてフランチャイズ契約を締結しました。



パークは、プネ(Pune)近郊で開発中の「大規模複合都市ラバサ・シティー」内の約75エーカーの敷地に建設されるそうです。用地面積だとTDLより一回り小さく、USJの約1.5倍になります。開業は2014年、初年度入場者数200万人を計画しているとのこと。

また、同じエリアにエデュテーメントパーク「スペースワールド・テーマパーク」を2012年開業予定とのことです。内容は明らかではありませんが、海外の報道には「アジア初」と書かれています。既に北九州に「スペース・ワールド」があるのにです。

ラバサは、入り江を上手く使った広大で美しい街です。HPをじっくりとご覧頂ければその素晴らしさがお分かりいただけます。今考えられる理想の都市と言っても過言ではないと思います。


インドでは他に、ユニバーサル・スタジオの建設計画があり、キッザニアは建設中です。

インドからは、目が離せません。

2010/09/26

米ディズニー、来年にかけ10を超えるアトラクション導入

23日、ディズニーは来年にかけ10以上の新しいアトラクションを導入すると発表しました。

背景として観光客増加の兆し、ユニバーサル・スタジオが立て続けに導入した「ハリーポッター」、「キングコング3D」、「CSI(シンガポール)」、「ハムナプトラ(シンガポール)」、「マダカスカル(シンガポール)」、「シュレック城(シンガポール)」などに対応する意味もあるのでしょう。

カリフォルニアとフロリダの両パークでは、来年3月に日本で公開予定の映画「グリム童話 ~塔の上のラプンツェル~」の主人公が暮らす塔が10月よりオープン。来年には「スター・ツアーズ」が全面リニュアルの予定。

<公開された映像>

加えてカリフォルニアでは、グーフィー教官のパイロット学校「グーフィー・スカイ・スクール」が来年にオープン。フロリダでは野生動物が暮らすサファリ探検を再現したツアーを計画しています。


来年1月からは、来場者の写真を映し出すサービスを「イッツ・ア・スモールワールド(カリフォルニア)」や「シンデレラ城(フロリダ)」の外壁を使って始めます。

今後、韓国で計画されているユニバーサル・スタジオ・コリア、中国・上海で計画されているディズニーには、双方のアトラクションが導入されるのでしょう。開業の折は訪れてみたいですね。

2010/09/25

我が国は本当に観光でメシを食おうと思っているのでしょうか

AFPが配信した「テーマパーク人気をけん引、拡大するアジア中流層(以下参照)」を読むと、観光産業に興味を持つものとして、観光立国を目指す我が国のことが心配になってきます。このような記事を見て我が国の観光に関わる方々はどのように考えているのでしょう。

日本の観光業界からは「観光立国を目指して」と掛け声は聞こえてきますが、国家あげてのビジョンが見えてきません。ますます観光立国への道筋は険しいものとなるのではないかと考えてしまいます。

羽田空港が24時間の国際空港となりますが、「それで・・・」と、つい口から出てしまいます。今の観光行政を見ていると、3年先、5年先、10年先の観光立国日本の姿は浮かんできません。

例えば、自民党政権下で推し進められた空港建設、結果その殆どが赤字経営、新幹線も造りたくてしょうがなく、そんなに日本中を短時間で移動するためのインフラを整える必要があるのでしょうか。自治体の言い分は交通の利便性を高め、それにより産業を誘致し、雇用の確保と税収増を考えてのことなのでしょう。しかし、全自治体が競うように同じ事をやり、輪をかけて多くの空港を整備した結果、成果の出たと言える自治体がどれだけあるのでしょう。

産業誘致の次は観光客誘致、これもまた全国の自治体が競って観光誘致を行って結果が出せるのでしょうか。

全国の自治体が英語、韓国語、中国語のホームページを持ち、近隣の自治体とはこれといった連携もなく、国内外で成果の見えないPR活動に税金を投入し、担当されている方々は虚しさだけが残っているのではないでしょうか。

例えば観光客誘致については道州制的な考えをし、エリアごとに観光客誘致を考えたほうがよいのではと思います。エリア内でお買い物コース、日本の里山体験コース、温泉と文化遺産めぐりなど、幾つかのバリエーションを持ち、各エリアで完結するように考えられないのでしょうか。そうすることで、さまざまな観光のあり方がエリアで生まれ、一つの自治体ではできなかったさまざまな魅力ある観光商品が生まれるのではないでしょうか。

政府はカジノの営業許可を11ヶ所程度としています。これは道州制のエリア分けが背景にあるような気がします。関東と関西エリアについてはカジノ2つと考えると、道州制の区分と同等の数となります。既に九州、東北などは、近隣の都道府県とチームを組み誘致を進めています。将来を見据えた観光行政という意味では、道州制に基づいたエリア分けをしカジノを設置。エリア内で、さまざまな観光コースが楽しめ完結できるようにするのがよいのでないでしょうか。

以前にも書きましたが、韓国は既存のパークや観光施設のリニュアルを行い、ユニバーサル・スタジオ、パラマウント・ムービー・パーク(現在止まっている)、エバーランドの大改装(計画中)。アジアのハブ空港となった仁川空港には、既に多くの格安航空会社が乗り入れており、アジアのハブ空港としての機能を果たしつつあります。

韓国は明らかにアジアの観光客を自国で止め、日本海を渡らせないように画策しているとしか思えません。韓国のみならず、シンガポールしかり、ベトナム、マレーシアとカジノも含めテーマパークの誘致に積極的で、先日インドでユニバーサル・スタジオの計画も発表されました。

ユニバーサル・スタジオだけをみても、日本、シンガポール、韓国(来春着工)、インド。中国は交渉決裂となりましたが、水面下で動きが出ているとの噂も聞きます。つまり大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、アジアの中で強いコンテンツと言えなくなった訳です。

本当に観光でメシを食おうと思っているのでしょうか。今、観光立国を本気で考え取り組まなければ、完全に手遅れになってしまうのではないでしょうか。今こそ、政府は毅然とした態度で指導力を発揮し、自治体と一丸となって観光による産業発展を目指して欲しいものです。

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(9月24日、AFP配信)

映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオの建設計画をシンガポールが発表した際、採算が取れるのかと疑う声があった。しかしオープンからわずか半年で来場者は100万人を超えた。

屋外型巨大テーマパークの新たな進出先として、今最も注目を集めているのはアジアだ。中国、インド、インドネシアなど経済新興国の台頭で豊かになってきたところに、航空運賃の安さが追い風となっている。

エンターテインメント娯楽産業専門の調査会社AECOMエコノミクスのクリスティアン・アーンアジア地域担当ディレクターは、「業界はアジアに移動しつつある。所得の増大と中流層の拡大、娯楽や余暇需要の高まり・・・こうした基本条件が備わっているところでは、旅行産業と経済発展にとって、テーマパークは完ぺきな商品だ」と分析する。

テーマパーク業界の国際NPO、テーマエンターテインメント協会によると、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン、韓国ソウル郊外のエバーランドは、09年の来園者数で世界のテーマパークの10位以内に入っている。

アジア市場の有望性に後押しされ、ユニバーサル・スタジオは米国版を抜く世界最大のテーマパークを韓国に建設する計画だ。ディズニーランドも上海で新パーク建設にこの秋から着工する。

■次世代の「世界の消費者層」

アジア開発銀行(ADB)の最近の調査によると、アジアの中流層は飛躍的な割合で増えており、世界最大の消費者グループになりつつある。

アジアの発展途上国でADBが中流層に大別した人口は、1990年には5億6500万人だったが、2008年にはその3倍を超える19億人にも達した。

中流層の増加が最も著しいのは中国だ。1日当たりの所得が6~10ドル(500~850円)の国民は95年には総人口の4.8%だったが、07年には25.5%にまで増えた。インドでも、この所得層は93-94年には29%だったのが、04-05年には38%に増えている。

アジア域内の中流層の旅行者増により多大な恩恵を受けているのは、人口わずか500万人の小さな富裕国シンガポールだ。この7月には前述のユニバーサル・スタジオ効果もあり、月間過去最多の110万人がシンガポールへ渡航した。同国への旅行者を国籍別で見ると、上位5位にはインドネシア、中国、マレーシア、インド、オーストラリアが入っている。

ADBは「経済発展するアジアの人口が中流層として確立するにつれ消費者層も拡大しており、次世代の世界の消費者層として、これまで米国や欧州の中流が担ってきたような役割が多大に期待できる」と報告している。

2010/09/20

B級グルメのグランプリ「鶏もつ煮」が食べれる代官山の十割蕎麦屋

今やB級グルメだけでテレビ番組ができるほどの人気となった各地の庶民の味。週末に行われた「B級ご当地グルメの祭典 ~B-1グランプリ~」も5回を重ねるイベントとなり、2日間で45万5千人の来場者があったそうです。

今年グランプリを獲得したのが山梨県甲府の「鶏もつ煮」(←発祥秘話はコチラ)。鶏のひもといわれる部位と鶏のホルモンを甘く煮たものです。子どものころ食べていた「鶏のひもの甘辛煮」は甲府が発祥だったとは知りませんでした。

出所:「B級ご当地グルメの祭典 ~B-1グランプリ~」HPより
偶然ですがこの「鶏もつ煮」を15日夜に代官山「ソバテリア」で食べました。その時の説明が「甲府の蕎麦屋にはかならずあります」とのことでした。

ソバテリアでだされる蕎麦は、独自の製法により作られており、一般の十割蕎麦より滑らかな舌触りと、少しコシを感じる十割蕎麦です。店内は昔ながらの蕎麦屋という感じではなく、お店の名どおりカフェ風な洒落た蕎麦屋さんです。

その夜は「鶏もつ煮」と「しらうおの天ぷら」をいただき、蕎麦に野菜やパルメザンチーズのせ、オリーブオイルと少々のお塩でいただく「ソバサラダ」をいただきました。またワインを一緒に楽しむのもよいと思います。

出所:「ソバテリア」HPより
食事の〆は、今まで飲んだ蕎麦茶とは比べ物ならない味と風味の「韃靼蕎麦茶」と蕎麦と豆乳を使った「ブラマンジェ黒蜜ジュレ添え」、黒蜜もしつこくなく本当に美味しいデザートでした。

出所:サントリーグルメガイドより
蕎麦は、日本を代表する健康食品です。それを中心に考えられたメニューは、ヘルシーなものばかりです。新感覚の蕎麦メニューと、ノスタルジックな気分にさせるB級グルメ「鶏もつ煮」が味わえる「ソバテリア」はおすすめです。

〆の「韃靼蕎麦茶」と「ブラマンジェ黒蜜ジュレ添え」は、必ず注文を。

2010/09/19

観光立国、モノ目的の中国人観光客に浮かれたままでは失敗する

中国人の日本への観光ビザの発給要件が7月に緩和され、許可対象となる世帯が160万世帯から1600万世帯と10倍になりました。それにより実際の訪日観光客も2倍になったそうです。

最近読んだ観光関連の雑誌に以下のようなことが書いてありました。発給要件が緩和されたとは言え以下の書類が全て必要とのことです。
  • 約65万円以上の貯金の証明書
  • 不動産登記簿謄本
  • 自家用車の所有証明書
  • 株の所有証明書
  • 約65万~260万円の保証金
  • ビザ発行手数料2万円
  • 勤務先の登記簿謄本と保証書
  • 身分証明書、戸籍謄本
と、我々には考えられない準備が必要です。

例えば、13万円(8000元)のツアーの場合、中国本土の旅行会社、日本の大手旅行会社、国内の中国人が経営する小さな旅行会社の3社が間に入り、実際に旅行に使われるのは7万円程度(中国人の平均年収4万元(約65万円))。

ゴールデンコースと呼ばれている「大阪着→京都見物→富士山見物→東京でショッピング→帰国」では、大阪ー東京間はバス移動、少し良いツアーで一部区間新幹線に乗れるそうです。そういえば、新幹線で中国人の団体客には会ったことがありません。また宿泊も国民宿舎や安価なビジネスホテルで済ますケースが殆どのようです。

このように、出発前から時間と労力を費やし、日本へやってきた中国人観光客の方は満足しているのでしょうか。

今は日本に旅行することがステータスなのでしょうか。電化製品、化粧品、子供服などを購入することが目的なのでしょうか。それらが目的なら現状は、ま良しとしましょう。

確かに日本人も好景気に沸いた頃、海外でブランド品から不動産まで買いあさっていました。そして今はその国の文化や歴史にふれたり、日本とは全く異なる地へ行くことで自身をリセットしたり、日本では決して体験できないコトを目的としたりと、旅行の目的が大きく変わりました。

中国の方に次の旅行も日本を選んでいただけたときは、我々と同じように日本の文化や歴史などを体験できるツアーや、自国では体験することが難しいコトを体験するために来られるとが予想されます。

日本の文化や歴史を体験することを目的に訪れる中国人は、言い換えれば能動的に日本を理解しようという気持ちであることです。これこそごひいきさんになっていただける大きなチャンスです。観光立国を目指すというのであれば、能動的に日本の文化や歴史を体験したいと思い来日される中国のみならず多くの外国人の方に、いかに満足いただける旅行を提供できるかが、観光立国として成立できるかどうかでしょう。

但し、能動的に日本を理解しようという気持ちで来日する旅行者は、モノを買いにくる旅行者より、満足感を与えるのは難しいということです。モノを目的とする観光客は、お目当ての日本製品が買えればそれで目的を達します。しかし、日本の文化や歴史を体験することを目的に来日する外国人が、体験が満足のいくもであったかを判断するのは、自身の「知」と「五感」がどれだけ満足したかで計ります。このことを理解せずして観光立国にはなりえないと考えます。

政府、自治体、旅行業界の方々、今も大事です。しかし観光立国を目指すのであれば、今後の方がはるかに大事であることを今一度考えていただきたいですね。手遅れにならないうちに。

2010/09/17

カジノイベント、都内で開催

今夜、西麻布の「alife」で、「FOX CASINO PARTY powered by リゾート・ワールド・セントーサ」と銘打ったカジノ体験イベントが行われました。


来場者は200名程度、女性が8割ぐらいで30歳代の女性が殆どであったように思います。カジノゲームは3種、エンターテイメントとしてマジックや音楽ライブもありました。意外だったのは、女性はカジノ好きではないかと感じるほど、皆さん熱心にゲームを楽しんでいました。

イベントの開催目的は幾つかあると思いますが、その中の一つとしてゲンティン・インターナショナルが今春シンガポールに開業した「リゾート・ワールド・セントーサ」のプロモーションも考え、行われたと思います。

そう考えると、今夜のイベントを評価すると低いと言わざるをいえません。

簡単に言うと、アメリカの地方都市の街外れのモーテルの横にあるような小さなカジノといった感じでした。「リゾート・ワールド・セントーサ」にあるカジノとは全く正反対のものとなっていました。グレード感がなく、エレガントさにも欠けていました。会場、マジックと音楽ライブ、MCの選定、オペレーションにも課題が残るものではなかったでしょうか。

十分な予算があるなかで計画・実施されたのではないであろうとの想像はつきます。しかし、もう少し手の打ちようはあったのではないかと思います。

会場に用意されたカジノゲームは3種、そこでゲームを楽しむのは全て女性といってもよい状態でした。ゲームを体験する際に番号の入ったカードを渡し、その場でおもちゃ銀行の紙幣でチップを購入しゲームに参加します。番号の入ったカードは最後に豪華賞品が当たる抽選会で使用されました。


ご覧の通り、女性の多いのが分かって頂けると思います。

参加者全員に配られたお土産

日本でカジノが解禁になった際、モデルとなるであろうといわれている「リゾート・ワールド・セントーサ」、機会があれば是非とも訪れていただければ、日本が目指すカジノについて理解いただけると思います。

2010/09/16

キリスト教テーマパーク、マジョルカ島で計画

地中海西部マジョルカ島北東部カプデペラ(Capdepera)に、欧州ではじめてのキリスト教テーマパークが計画されています。

計画を発表したのは、既にアルゼンチン・ブエノスアイレスでキリスト教テーマパーク「ティエラ・サンタ」を運営しているシグマ社。資金約10.6億をかけ、7ヘクタールのゴミ集積場に建設するそうです。

内容は、人類創造、キリスト生誕、復活、最後の晩餐など様々な場面を上演するショー。端役のローマ市民やパレスチナ人の衣装にも考証を加え、皆が霊性の起源について学べる所を目指し、嘆きの壁やローマ帝国の裁判所のセットなども計画されています。

日本人から見れば、宗教パーク???と思いってしまいますが、キリスト教が国家の基盤となっている欧米諸国では、決して違和感のあるものではないのでしょう。

キリスト教の歴史を学ぶということは、西洋史を学ぶことに繋がります。私のまわりではヨーロッパ旅行から帰国した友人たちは「キリスト教を勉強してから行けばよかった。もっと旅行が楽しめたと思う」と言います。つまり、欧州の多くの歴史的建造物や絵画などキリスト教の歴史なくしては語れないかです。

また聖書を宗教書ではなく、人生の指南書として捉え、例えば子供たちに対して日本で言う道徳教育に聖書の言葉が使われたり、今話題のドラッカーのマネジメント理論も聖書から導き出されたています。参考(本ブログ内):「聖書に興味津々

企業などでよく使われ、アメリカ映画でのセリフの中にもよく登場する「使命(ミッション)」。使命はおのおの異なりますが、キリストが神から与えられた「使命」を全うした「神を信じ強い心で成し遂げる」というキリストの行動を見習いという考えが底辺にあります。

八百万の神々が住み、多くの日本人は生まれたときはお宮参り、結婚式は教会、世との別れは仏教。教会で結婚式を挙げるのに仏滅の日を気にしたりと、外国人から見た日本人の信仰とはどのように映っているのでしょう。

<キリスト教テーマパーク>

アルゼンチン・ブエノスアイレス「ティエラ・サンタ(Tierra Santa)

米フロリダ州オーランド「ホーリーランド・エクスペリアンス(Holyland Experience)


2010/09/12

パラマウント・パーク、スペインで計画

パラマウント・ピクチャーズは、9日スペインの地中海沿岸、ムルシア(Murcia)地方にテーマパークを計画していることを発表しました。

(韓国でパラマウント・ムービー・パークが発表されたときのイメージ)

パラマウント・ピクチャーを所有するバイアコムは、マスタプランの作成、アトラクションなどの設計はするが計画に対して投資は行わないとの事です。

パーク誘致には経済不況に喘ぐスペインが、パーク建設により周辺諸国からの300万人の観光客誘致、20,000人の雇用創出をもくろんでのことです。既にワーナーブラザースが2002年に南マドリードにワーナーブラザース・パークを開業しており観光産業での経済復興に力を注ぐのでしょう。

パラマウント・パークは韓国で2014年開業を予定していますが、計画発表後の進展はみられません。国内では大阪エキスポランド跡地のパラマウント・リゾート構想が話題になっていますが、実現すれば2012年以降の開業になると思われます。

「ミッション・インポッシブル」、「ツームレーダー」、「タイタニック」などのアトラクションやオードリー・ヘップバーンの出演映画の数々のセットの再現など、その計画内容が楽しみです。新旧多くの人気作品を保有しているパラマント・ピクチャーは、ディズニーやユニバーサルとは異なる魅力を持つテーマパークを計画してくれるでしょう。

詳細についは発表されていませんが、数ヵ月後に計画の内容については発表されるようです。

2010/09/11

僕たちは飼い主さんを必ず幸せにします。

近年、犬や猫などの殺処分について広く知られるようになりましたが、まだまだ現状は知られていません。犬の殺処分だけでも年間に8万頭を超えています。このような現状を作り出した一つとして、大きく成長したペット産業に対し、愛玩動物を生産・販売・飼育することなどについての法整備が驚くほど遅れているということです。もちろん心無い飼い主やペット関連業事業社の問題もあります。

「最後の願い」殺処分の現場(YOU TUBE)
【投稿者のコメント】2009/0923 ニュースジャパン放送 時代のカルテ・命の現場③から~。最後の映像には実際に殺処分される映像が流れますが、ペットを飼われている方・これから飼おうとしている方にはぜひ見ていただきたいです。


そんな中、「保護犬の譲渡を促進し、殺処分ゼロへ!」 を合言葉に、犬好きのいい歳をしたオヤジたちが立ち上がり、なにかやろう!ということになりました。

そのキッカケは、ある保護犬からの訴えでした(下記参照)。

この問題には、多くの個人や保護団体などが取り組んでいます。しかし日本人の奥ゆかしさが邪魔をして、広く知らせることを行っていない(行えていない)のが現状です。自ら「良いことやってます。皆さんご協力を」というようなことをやれないのが日本人なんです。つまりコツコツまじめにやっていれば、誰かが見ていてくれ、この活動や問題を引き上げてくれるだろうと思うのが日本人です。

もうそんな時代ではありません。真に命ある犬たちのためと思えば、大きな声で犬たちの現状を訴え、多くの人に知っていただき、問題意識を持ってもらうことが必要です。

欧米では社会貢献活動を開始した当初は、その資金の半分以上をPRに使うといいます。つまり多くの方に知っていただき、より多くの寄付を集めることが、社会貢献のその対象に対し多くの援助などができるようになるという考え方です。

現実に我々が知る多くの社会貢献活動は、海外で始まった活動が多く、日本発の社会貢献活動のどれだけがグローバルの活動となっているでしょう。社会的に高い評価と賛同を得られると考えられる活動を行っていても、知らせることを積極的に行ったか、行わなかったかの差です。

そんな訳で、オヤジたちは大声で叫びました。

その叫びが多くの方の賛同得て、動物愛護週間の最後の日曜日となる9月26日(日)代官山で、「ONE LOVE WALK in TOKYO」の開催となりました。

環境省、東京都の後援もいただき、動物保護団体、環境団体、愛犬関係の雑誌などの各メディア、企業、著名人など、多くの賛同・協力のもと驚くほど大きな啓蒙イベントが開催できることとなりました。 また、この秋に開かれるCOP10(生物多様性条約第10回締約国際会議)のサポート事業としても認定をいただきました。

是非とも多くの方に参加いただき、犬たちの現状を知っていただければと思います。

少々更新が間に合っていませんが、詳しくはコチラ!


<ある保護犬からの訴え>

「僕は保護犬と呼ばれています。保護犬とは保健所に収容された中から、幸いにもレスキューされた仲間や飼い主の飼育放棄の結果、同じく保護団体に救われた犬たちのことを言います。僕たち保護犬は日本全体で毎年2万頭近く増えているのに、その存在はほとんど知られていません。

僕は新しい飼い主さんを探しています。僕の新しい家族が決まれば、その代わりに、いま保健所に収容されている殺処分を目前にした僕の仲間が1頭助かるのです。

僕たちは「よく吼える」とか「噛む」とか「病気を持っているのではないか」といぶかしげに言われることがあります。僕はとても不思議に思います。“保護犬だから”吠えるわけではないのに。ペットショップにいる友達と同じように、健康なカラダだって持っているのに。

もしも、よく吠えたり、人間を噛むような犬がいたとしたら、そこにはかならず理由があります。たとえば想像してみてください。ある日、突然あなたが家族から捨てられたら、きっと心が傷つき、怖くて、しばらくは誰のことも信じられなくなるかもしれません。悲しくて悔しくて、吠えたくなるかもしれません。

でも、僕たち保護犬はボランティアさんのお宅や、仲間がたくさんいるシェルターで愛情に包まれて暮らしているから、すこし時間をもらえれば新しい家族にも馴染むことができます。もう一度人間の愛を信じようと思います。

僕たちを家族に迎え入れてください。僕たちは飼い主さんを必ず幸せにします。それが僕にとっても幸せなのだから。」

2010/09/10

東京スカイツリーの町は温かい

5月から毎月2-3度訪れる業平橋。今や楽しみとなったのが東京スカイツリーの成長です。

東京スカイツリーの近くでその上部を見るには、身体を反らさないと上まで見れません。小さな子供はその加減が分からずそのままひっくり返ったり、お年よりは身体が反らせないので上部が見えなかったりと、近くで見るのは一苦労です。

その苦労をわかってか、近隣の方もさまざまな工夫をして、町に訪れた人のために東京スカイツリーを楽に見れるように工夫してくれています。

例えば、業平橋駅改札をでてすぐのおすし屋さんの横にステンレスミラーが張ってあり、ミラーに映してスカイツリーを見ると楽に見れます。


こんな工夫もあります。


単に観光施設を整備するだけでなく、このような自発的な取り組みは、訪れた人に「歓迎の意」を伝え、その地域のやさしさや温かさを伝えます。

観光地として、景勝地、歴史的建造物、特産品だけをアピールしても、そこは観光地とはなりません。訪れる人がその町に住む「人」を感じて、初めて観光地としての評価が得れるのではないでしょうか。

観光立国を進める政府や自治体の方、観光客が求めるものは五感で感じるものだけではなく、それに加え、心で感じる観光についても一考されてはいかがでしょう。

2010/09/08

思わずショッピングカートに

ジャズピアニストとして活躍している小曽根真が、バークリー音楽院在学中の師の1人であるフィル・ウィルソン(Tb)と録音したデュオアルバム。かれこれ30年前の録音が6月に復刻されていました。

レコードが発売された当時、日本では入手できず米国の知人に購入をお願いし送っていただいたのを思い出します。

彼の演奏は荒削りなところありますが、エネルギッシュで、その中に貪欲さも感じる演奏です。当時はその才能がどこまで伸びるのだろうかとワクワクしたものです。またフィル・ウィルソンの演奏も素晴らしく、音楽家として対等な扱いをしながらも、生徒に対する気遣いと能力を引き出だそうとしているのが感じとれ ます。どちらかというと小曽根真から突っかけているという感じで、デュオアルバムとして大変良いアルバムだと思います。


彼の演奏を初めて聞いたのは、神戸の私立小学校が集まって行う演奏会でした。当時彼は小学校3~4年だったと思います。彼の通う学校の代表としてハモンドオルガンを圧倒的なテクニックと表現力で演奏していました。その当時ハモンドオルガンを弾くというだけで大変珍しいことでした。同じ小学生であった私もただただ驚くばかりでした。

高校卒業後バークリー音楽院に進み、1日中ピアノを弾いていたと聞きます。在学中から注目された存在で、ハービー・ハンコックやチック・コリア、ゲーリー・バートンなどとも交流がり、大きな期待を寄せられていたようです。ちなみに主席卒業と聞きました。

お気に入りのレコードがCD復刻されると、なんだか嬉しくなる気持ちは私だけなんでしょうか。CDが届くのが楽しみです。

2010/09/05

パラマウント・リゾート実現に一歩前進か

大阪府は2日、万博公園の南側活性化案として、独創性や集客力のあるテーマパークを中心とした複合施設を誘致する計画を発表しました。

(平成22年3月26日発表「万博記念公園( 南側ゾーン)の活性化について皆さまのご意見を求めます」より)

検討に際し、広く再開発案を求めた仕様書には「平成23年度以降移に開業」と書かれていました。大阪府が再開発エリアを自由にできるようになり、その後環境アセスを行えば、早くて開業は平成24年になるでしょう。

大阪府は、3月に再開発案を募集し、7月から有識者による検討委員会を設置、公募で寄せられたテーマパークや大型商業施設、サッカースタジアムなど10の 提案を元に検討しました。またその間には府政モニターによるアンケートも行い、テーマパークを望む声が多く寄せられました。

とはいえ、筋書きのある事ですから、通らなければならない手順を淡々とこなしているだけに見えてしまいます。

開発のイメージは「エンターテインメント都市・大阪のシンボルとなるフェスティバルパーク」だそうで、全体イメージとしては、テーマパーク、大型商業施設、ホテル、シネコン、会議場などが集まったものとなるでしょう。

事業の中核は、燦キャピタルマネージメント㈱、パラマウント・リ ゾート誘致に動いているファンド会社です(オリックス系?)。また、橋下知事を支援している企業でもあります。もちろん今回の事業提案には「テーマパーク 建設」で提案をしています。

計画が進むとなれば事業会社が設立されます。事業会社は開発のプロデューサー役としての位置づけになるでしょう。全ての施設を自前ですることは考えにくく、商業施設やホテルなどは誘致するでしょう。自前でやるのはテーマパークのみと考えられます。

そしてどこかのタイミングで、事業会社から開発エリアの管理とテーマパーク運営を行う企業として姿を変えるでしょう。

ことごとく事業に失敗している大阪府・大阪市ですから、今度こそは持続性の高い事業を計画・実現してもらいたいものです。

素晴らしい開発になることを願います。

2010/09/02

カジノ営業権獲得競争はじまる

国内でのカジノ解禁に向け、外資系のカジノ運営会社がプロモーション・イベントを計画しました。

カジノ法案については、早くて秋の国会、遅くても来春の国会で通過するのではと言われています。法案提出は、既に活動をしている超党派で組織されているカジノ議連。

国内でカジノが解禁された場合、最初は2ヶ所で営業許可がおり、現時点では東京、大阪、沖縄が有力視されています。

カジノの営業が可能となった場合、1ヶ所につき3社のカジノ運営会社に営業許可を与えると言われており、そのうち2社が外資系のカジノ運営会社に割り当てられると言われています(国内企業でカジノ運営を経験しているのは1社のみ)。

そんな中で行われるカジノ体験イベントは、カジノだけでなく、さまざまなエンターテイメントも用意されようで、数年前お台場で行われたカジノのイベントとは大きく異なるものでしょう。

計画したは、今春シンガポールでカジノを含む総合リゾート「リゾート・ワールド・セントーサ」を開業させたゲンティン インターナショナルFOXインターナショナル・チャンネルズです。単に「カジノ=賭け事」ではなく、総合リゾートの一つとしてのカジノをアピールする狙いがあるのでしょう。

また、FOXが撮影を予定しており、ゲンティン インターナショナルのプロモーションビデオ制作のために、日本人がカジノやエンターテイメントを楽しむシーンを撮影し、海外のカジノ施設の映像と組み合わせ、国内での営業権獲得競争で使用する、よりリアルなプロモーションビデオの制作も目的にしているのではないでしょうか。もちろんカジノ番組のスポンサーにはゲンティン・インターナショナルがつくのでしょう。

詳しくは、以下をご覧いただき、カジノ体験イベントに参加されては如何でしょう。

カジノイベント参加申し込み:http://bit.ly/bufW8x

以下は、カジノ体験イベント参加を募るプレスリリースです。

2010/08/24

歴史的アルバム「ライブ・イン・ハトヤ」

仕事上、東京3回、関西2回、福岡1回と住居を点々とする中、引越しで最も嫌われ者になるのがレコードでした。数百枚あったレコードは、CD復刻版への買い替えが進むと同じくして処分していきました。しかし、これだけはという約200枚は残していました。

とは言うものの日々聞くのはCD、レコードはレコードラックを埋めるものだけになっていました。置いておけばCDに変わる訳もなく、思い切って処分することにしました。とは言え残したレコードには想い出深いものや希少価値の高いと思われモノばかり、処分するとなると躊躇してしまいます。しかし決断しました23枚を残して。

その中でキワモノと言ってよい「ライブ・イン・ハトヤ(1978年)」を紹介します。


Amazonの引用を見て頂ければ分かりますが、分かる人には分かる豪華メンバーです。赤塚不二夫、タモリ、山下洋輔、坂田明、小山彰太ほかによる冗談音楽アルバムで、当時流行った「電線マン音頭」も収録されています。

レコード会社との契約の関係で、タモリ氏の写真が使えず「?」となっており、「by courtesy of TOSHIBA/EMI」 となっているところも面白いところでしょうか。


Amazonアルバム紹介からの引用
「赤塚不二夫/赤瀬川原平/奥成達/高信太郎/長谷邦夫/タモリ/山下洋輔/坂田明/小山彰太/林美雄!! 「まんがNo.1」に続く世紀の大復刻!
70年代後半、アホらしいことを大マジでやらないとダメだ、と集まった赤塚不二夫、赤瀬川原平、奥成達、高信太郎、長谷邦夫による満足問題研究会による今や伝説の名盤となった『ライブ・イン・ハトヤ』が奇跡の初CD化です。
プロデューサーは高平哲郎、作曲は小林亜星。メンバー全員が作詞して、赤塚不二夫自らが歌いました。伊東ハトヤのステージでライブ・コンサートをやったらどうなるかという設定で作った、前世紀最大のギャグ・パッケージ・アルバム。」

このアルバムを入手したいきさつは、当時、各TV局の音楽番組で仕事をしており、芸能人のマネージャーさんたちとお付き合いさせて頂いていた関係から、当時のタモリ氏のマネージャーにお願いし2枚譲っていただきました。

タモリ氏の逸話?実話?は数知れません。赤塚不二夫氏や山下洋輔トリオ、中村誠一氏(Tsax)などの係わりのなかで生まれたものを多く聞きました。

タモリ氏は、早稲田大学のジャズ研に所属し、卒業後実家のある福岡に戻り、その後大分県でボーリング場の支配人をしていたと聞きます。支配人時代には東京のジャズマンたちの間で、九州に「面白いやつがいる」と噂になっていたそうです。ある時、山下洋輔トリオが演奏のため福岡を訪れた時、せむし男が博多駅に迎えにきたそうです。そしてその日は、そのせむし男が山下洋輔トリオに付き添ったそうです。それがタモリ氏だったという話を聞きました。

その後、赤塚不二夫氏が上京を勧め、赤塚氏宅に月20万円をもらって居候していたそうです。その後は皆さんご存知の通りです。タモリ氏がTVに出始めた頃、新宿のジャズバーのカウンターで、カメレオンをやっていたタモリ氏に遭遇したことがありました。

「ライブ・イン・ハトヤ」のジャケットを見ていると想い出が次々と蘇ります。また、このアルバムが発売された当時、日本のジャスに元気があった時代でもあり、東京ユニオン、ニューハード、シャープ&フラッツ、ブルーコーツ、スカイライナーズ、東京キュウバンボーイズなどなど、ビックバンドが輝いていた時代でもありました。

「ライブ・イン・ハトヤ」を20数年ぶりにあらためて聞くと、まったくもってバカバカしいアルバム(愛情こめて)でした。

2010/08/20

観光立国を目指すなら、当たり前で重要なこと

イギリス観光庁は2012年のオリンピックに向け、各国の文化に沿ったマナーなどを国内観光産業に従事する人々知ってもらおうと「Warm up the nation's welcome」を発表しました。
日本人の対応については以下のようなことが書いてありました。
  • 笑みを浮けべていても必ずしも幸せではない。笑顔の意味は「照れ隠し」、「失望、諦め」の場合もある。
  • ズボンのポケットに手を入れたまま話すのは避けなくてはいけない。
  • 話すときは相手の目を見つめることが礼儀。
  • 座っているいる時は、靴底を見せてはいけない。
  • 遅刻しない。
  • 目の前で鼻をかむのは失礼とみなされる事がある。
イギリス観光庁はこれらをデータベース化し観光業界に提供、宿泊施設の従業員、タクシードライバーなどに外国人観光客への配慮を促すそうです。

これを作成した責任者は「外国人訪問者は、年間160万ポンド以上をもたらしてくれている。外国人訪問者を友好にもてなし、好印象を与えられなければ、わが国の経済にとって死活問題」と述べており、先日のスイス列車事故の危機対応といい、観光立国の大先輩に見習うことは多いですね。

わが国には多くの中国人観光客が訪れています。我々にとっても役に立つものがありました。
  • 香港人にはウインクは失礼。人差し指でモノなどを指してはいけない。
  • 中国人に褒められても「ありがとう」と言わず、丁寧に否定することが謙虚な人と思われるそうです。
観光立国を目指すわが国にとって、外国人観光客への対応について、十分に準備されているのでしょうか。国際会議や国際スポーツ大会などでは、さまざまな宗教に配慮した食事を提供すことは知られていますが、ちょっとした仕草や表情について、国別対応マニュアル的なものは存在するのでしょうか。


国別エチケットマニュアルのようなものが、わが国の観光業界にも存在するのであれば、是非とも入手したいですね。ご存知の方、ご連絡お待ちしています。

2010/08/14

テーマパーク業界の年収比較

今年の決算では役員報酬が1億円を越える企業が話題となったが、外資系もしくは外国人社長であれば驚くことはない。テーマパークにおいてもその傾向は同様のようだ。

8月10日ビジネスリサーチ・ジャパン調べによる「テーマパーク業界の年収比較」がマネージンに掲載されていた。東西のテーマパークを見ると以下の通り。

         施設名                    役員報酬          従業員平均年収
オリエンタルランド         3981万円     818.2万円
ユー・エス・ジェイ      2億4840万円     617.9万円

これをど考えるは別として、この数字だけ見れば何だかしっくりいかないのは確かだ。役員の数はオリエンタルランド(OLC)が計32名、ユー・エス・ジェイ(USJ)は計10名(双方とも非常勤を含む取締役、執行役員、監査役の合計)。単純に役員平均報酬と役員数でかければ役員報酬総額はほぼ同じになる。

OLCの株主は、京成電鉄、三井不動産で約35%、その他は千葉県、金融機関が株主として名を連ねている。一方USJは、昨年上場を廃止し、株式の多くはゴールドマンサックス(GS)の孫会社が所有し、社長、役員の2名が株を所有している。つまり完全なる日本企業と外資系企業ということ。

収入ではOLC(3184億6700万円)、USJ(685億3000万円)と、約4.64倍の差があり、企業としての成長性、信頼性などの社会的評価についてもOLCに分があるように思う。

従業員平均年収も含め、皆さんはどう思いますか

2010/08/08

観光立国を目指すわが国に一石を投じる「スイス列車事故」にみる危機管理

観光立国を目指す日本にとって見逃せない記事が掲載されていました(以下参照)。

事件・事故の大小にかかわらず社会に対して大きな影響を与えると考えられる場合その対応は特に重要で、対応如何で企業の場合であれば、その後の企業の業績に大きな影響を与えます。記事の中でも書かれているシンドラー製のエレベーター事故と比べれば、スイス列車事故の対応は、観光立国を目指す日本のみならず企業などにとって見習うべき対応ではなかったかと思います。また多くの死傷者をだしたJR西日本で起こった脱線事故などと比較してもよいと思います。

ここで知っていただきたいのは、事故を起こした企業の罪を軽減するにはというものではありません。

企業活動を行うということは、大小問わず常に何らかのリスクを抱えながら事業を行っており、企業は事件・事故を起こさないよう日々努力しています。しかし完全には封じ込めないのも事実です。

企業・個人とわず社会で何らかの活動を行うということは社会的責任も負うということです。社会的責任とは、法令・条例などを遵守し活動することに加え、社会道徳や倫理観というものも問われるようになっています。

何らかの事故が、物理的・従業員の人為的ミスによる事故であっても、社会は事故を起こした企業の倫理観を求めます。つまり今回の事故でいうと、事故にあわれた方やその家族の立場にたって対応する真摯な姿勢。事故にあわれた方やその家族と社会の心情を汲んだ対応といことです。 それは一方で、企業の生き残りがかかっているということで、今回の場合は観光立国スイスとしての看板にもかかっているということです。

事故にあわれた方への責任は企業側に過失があった場合は重いのは当然です。しかし、その企業には取引会社、地域産業と住民、従業員とその家族などなど多くの方々の生活を支えているのも事実であり、企業が多くの生活者の生活の基盤であり、社会の一員であることも理解する必要があります。

つまり、事故は事故としてその原因究明とそれに基づいた法的判断を行い、企業に責任がある場合はその制裁を受ける必要があります。それは司法に任せればよいことです。我々が見なければいけないのは企業の人格とその企業が創り出す一つの社会(経済)です。事故を起こしたのは事実ですが、その重さを十分に理解し教訓とし、より安全に列車運行していける会社であるかを見極めることです。シンドラーは、まさしくその点で社会に認められなかったといってよいでしょう。

シンドラーについては事故後の対応のまずさが、日本での企業活動をいまだに困難にしていると聞きます。事故後のシンドラーの対応がシンドラーのエレベーターは危険との印象を強く抱かせる結果となりました(その明確な根拠を自覚している人は少ないと思い ます)。しかし事故の原因の多くは設置後点検・管理していた企業に問題があったのではと思います(個人的意見ですが)。当時、シンドラー製のエレベーター は世界シェア1位、エスカレーターは第2位だったと記憶しています。

「誰も知らない。いきなりのシンドラー。そしてあの対応」。つまり事故以前に日本社会に対してシンドラー製品は世界で信頼されている製品であることの認知と理解を醸成し、事故後の対応についても適正に行われていれば、シンドラーに対する社会の目は、全く変わったものになったのではないでしょうか。

例えば、事故を起こしたのはある企業が販売している機器を使っていた人の不注意で起こった場合でも「○○製の機器で爆破事故」などと報道されるケースは少なくなく、事故の原因が企業になくとも、その報道を目にした多くの人は「○○会社が悪いのだ」と思ってしまいます。

企業にとって誤解をまねかれかねない報道があったとき、社会に耳を傾けてもらえる環境を作っておくことも重要で、その為には企業市民として社内外問わず企業自身について自ら広く社会に伝え、自身を知ってもらうための活動も危機管理では重要となってくると言うことです。それは、シンドラーのケースを見ても明らかです。

今回のスイス列車事故で、危機管理対策は事故を未然に防ぐ取り組みは当然のこととして、企業として社会に対し認知・理解を深める日々の活動の重要性、不測の事態が起きたときの真摯な態度と社会への説明が、いかに重要であるかを改めて考えされられました。

日本の観光産業においては、テーマパークや遊園地などで安全確認を怠ったための重大な事故、宿泊施設の火災などは後を絶ちません。近年の異常気象により多く発生するようになった集中豪雨、そのために起こる土砂崩れにより道路が不通となり、山奥のキャンプ地や温泉地の観光客が自衛隊により救出されることも珍しい出来事ではなくなってきました。

今回のスイス列車事故では、日本人が多く乗車いていたことを重視し、日本人の心情を考慮した対応を行いました。外国人観光客の誘致を積極的に行う日本政府、観光産業界に対し、この記事に書かれた対応は一石を投じるものではないでしょうか。

記事を締め括るスイス政府観光局日本アジア支局長、ロジャー・ズビンデン氏のコメントは、深く、印象的です。

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 スイス列車脱線:「観光立国」素早い対応
毎日jp(8月6日付 毎日新聞 東京朝刊)より

◇日本を意識「まず謝罪」/調査結果を「暫定発表」
【ジュ ネーブ伊藤智永】スイス・アルプスの観光列車「氷河特急」の脱線事故は6日で発生から2週間を迎える。発生から2日後に運転を再開、わずか1週間でスイス運輸当局が原因をほぼ断定し、鉄道会社が謝罪するなど対応の素早さが目を引いた。「観光立国」として、平素から官民一体の危機管理体制を敷いているため だ。日本人のスイスに対する好印象が悪くならないよう、メディア対策は死傷者が最も多い日本を意識して行われた。

◆シンドラー社の教訓
一連の対応には、陰の振り付け役がいた。スイス政府観光局日本アジア支局長、ロジャー・ズビンデン氏(49)。東京・虎ノ門に事務所を構え、日本在住7年。仏独英語のほか日本語もこなす。

事故の前日たまたまスイスに一時帰国。7月23日は休暇に出かける途中で事故発生を知り、直ちに南部ブリークにある運行会社マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)本社に駆けつけた。

氷河特急にとって、日本人は乗客の平均24%を占める上得意だ。ズビンデン氏は、社長ら幹部に日本人の特性に配慮した対応をきめ細かく助言した。

「欧米では技術的な事実を知りたがるが、日本人は心情をより大事にするので、まず先に謝罪すべきだ。記者会見には、ネクタイを締めて臨むこと」

引き合いに出したのが、スイスにグループ本社のあるシンドラーエレベータ社の失敗例だ。06年に東京都港区の高層住宅で、高校生がエレベーターにはさまれ死亡。同社は発生9日後まで会見を行わず、住民に釈明したのは10日後。メディアや消費者の反感を買い、社長は辞任に追い込まれ、事故の告発が相次いだ。

「対応を誤れば、氷河特急もシンドラーの二の舞いになる」。MGB社は忠告に従い、記者会見には社長が出席し、事故原因が分かる前から謝罪。スイス国内では「異例のこと」と驚きをもって受け止められた。

広報担当者らは日本メディアの取材に丁寧に答え、「発生2日後の運行再開は、安全な証拠。日本とは手続きも考え方も違うことを理解してほしい」と訴えた。

◆官民一体でメディア対策
政府の公共交通事故調査局(SEA)の対応も異例ずくめだ。「中立機関なので観光局の指図はない」というが、事故の翌日、3日後、1週間後と立て続けに責任 者のコベルト氏らが記者会見。検分中の事故車両も公開する積極的な情報提供で、公正・迅速な取り組み姿勢を印象づけた。

当初「暑さでレールが変形した」「砂利の入れ替え作業に問題があった」といった憶測が流れたが、早々に否定した。

発生直後は「数週間はかかる」としていた調査結果について、最終確定を待たず1週間で「暫定発表」したのは、通常の手続きで疑心暗鬼を長引かせるより、できるだけ早くマイナスイメージを封印したい狙いがあったとみられる。

暫定発表の会見は、地元バレー州代表と事故調査局のコベルト氏のほか、事件の「被告」に当たるMGB社、捜査当局の州警察と今後の訴追を担当する検察(予審 判事)がずらりと顔をそろえる異例の陣容だった。観光局のズビンデン氏も会場の隅で見守り、官民一丸となったメディア対策をうかがわせた。

ズビンデン氏は毎日新聞の取材に「ここまでの危機管理はうまくいったが、まだ終わっていない」と語った。

2010/08/07

ユニバーサル・スタジオ、インドで建設か

7月31日付ビジネス・スタンダード紙によると、インド財閥のリライアンス・ADA・グループが、ユニバーサル・スタジオ誘致の交渉中と報じました。春ごろに交渉が始まっており、年内の合意を目指しているようです。

ムンバイとデリーが候補地に挙がっており、敷地面積約160万平米、投資予定額は15億ドル。テーマパークの他にホテル、ショッピングモールなども建設が計画されるようです。

インドでは、キッザニアがまもなく開業のはすですが、現在は国内産の遊園地やウォーターパークのみで、ユニバーサル・スタジオのような海外の大型テーマパークを導入するのは初めてです。これを機にリゾート開発に拍車がかかるのでしょうか。

近年のインド経済の急成長ぶりは皆さんもご存知の通りですが、そのパワーは近い将来、建設に投じられる資金について、あの中国を一時的に抜くのではと言われています。

遠い昔に行ったインドからは創造できません。

2010/08/04

フェラーリ・ワールド、PVをFBにアップ

世界が注目するテーマパーク「フェラーリ・ワールド」。10月28日の開業に向け順調に工事は進んでいるようです。

開業100日前となる7月21日に、全てのアトラクションについて発表がありました。今日8月3日、Facebookのファンページに、工事中の映像を含んだチョッとしたPVがアップされました。

イモトといい勝負の眉毛を持つ、アロンソが最後に登場します。
↓↓↓

2010/07/27

テーマパーク希望上位、エキスポランド跡地活用アンケート

パラマウント・リゾートの誘致で何かと話題になっている、エキスポランド跡地と万博記念公園ですが、大阪府は今月上旬に、エキスポランド及び万博記念公園の活性化プランの検討にあたり、府政モニターのアンケートを実施。活性化プランを検討するための有識者検討委員会にてその結果を発表しました。

アンケートの結果「とても行きたい」と思える施設として、テーマパークや体験型施設が上位を占めました。

検討委員会では「万博をやった土地はメモリアルパークとしてのDNAをきちっと置くべき」、「仮想空間ではなく、生活そのものを見直せる仕掛けが必要」など、既存のテーマパークを誘致するだけの活用策は厳しいという意見が目立ったようです。

何はともあれ、早急に活用方針を決め、第三セクターで計画するのであれば、開業してからは税金投入することなく、まともな経営戦略で関西の活性に繋がる施設にして頂きたいですね。

アンケート結 果は以下の通りです。

実施:7月1日~11日
サンプル:1772人(府政モニター2121人のうち左 記が回答)
設問概要:テーマパークのほか、スポーツ、教育・自然環境の体験型施設、イベント会場、大規模展示場を例示して実施。

ア ンケートは以下の通り
実施:7月1日~11日
サンプル:1772人(府政モニター2121人のうち左記が回答)
設 問概要:テーマパークのほか、スポーツ、教育・自然環境の体験型施設、イベント会場、大規模展示場を例示して実施。

■ テーマパークに出掛ける頻度を問う回答では、
    「よく行く」                  10.21%、
    「たまに行く」             46.95%、
    「あまり行かない」      33.18%
    「まったく行かない」    9.65%

■同地にテーマパークが整備された場合の関心度では、
    「とても行きたい」        約46%
    「まあ行きたい」          約43%

■ 万博公園自体の利用調査では
    「年間を通じてよく行く」                                                   5.14%
    「1年のうち、たまに行く」                                                 22.57%
    「以前に行ったことはあるが、ここ最近は行っていない」    49.77%

 (23日大阪日日新聞より)

2010/07/24

テーマパーク事業の実態調査発表と大阪に一言

テーマパーク、遊園地134社の実態調査が帝国データバンクより発表されました。(テーマパーク、遊園地事業の収入が最も多い事業者)

2009年の収入合計額は、7544億2900万円(前年比2.7%増)。内オリエンタルランドの収入が42.2%を占めています。全体の傾向としては横ばい減収となっており、依然厳しい状況は続いています。

そのなかにあって、オリエンタルランドは前期比12.7%増。ラグーナ蒲郡は37.9%増と二桁の伸びを示しています。

ラグーナ蒲郡は、愛知県・蒲郡市が主体となりトヨダグループが完全バックアップしている施設です。「ちょっとお洒落な感じ」、「今までにない体験の提供」など、市場を読んだ戦略が功を奏しています。また、豊橋という立地から名古屋と浜松の双方からの集客に成功し、かつ、ナガシマリゾート(ナガシマスパーランド)が高い集客を誇っていた、カウントダウンとプールのお客に目を向けさせ集客できたことも集客増の大きな要因と考えられます。

さて、常に比較される東のTDL&S、 西のUSJですが、それぞれの事業内容などを詳細に比べる必要があり、単純に収入だけを見て比較はできませんが、収入といった点からは横綱と幕内最下位といった数字であることは確かです。2008年の数字となりますが、単純に入場者(2009THEME INDEX/ATTENDANCE REPORTより)だけを見ても同様です。立地環境も大きく左右しますが、商圏となる人口の差、観光客にとって「東京」という強力な誘客力の中にあるオリエンタルランドと、誘客力の低い「大阪」では当然の結果でしょう。

<収入(2009)>
㈱オリエンタルランド(東京ディズニーリゾート) 
3184億6700万円(前年比12.7%増)
㈱ユー・エス・ジェイ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)
685億3000万円  前年比6.3%減

<入場者数(2008)>
オリエンタルランド入場者数  25,686,000人
(TDL13,646,000人 TDS12,004,000人)

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 入場者数 8,000,000人

USJの開業からの歴史は皆さんご存知のとおりですが、USJが順調に事業を行っていくためには年間入場者数850万人以上が目安と聞きます。現在、大阪再生に取り組んでいる橋下知事、なかでも余暇および観光産業という点には力を入れているように思います。大阪城再生プロジェクトやカジノ構想、パラマウント・パーク建設、梅田の北ヤード開発とサッカースタジアム建設構想と、いくつものプロジェクトが浮上しています。街の活性が街への誘客に繋がり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの集客にも繋がると思います。

しかし、今後は国内だけの競争ではなく、施設観光の整備を着々と進めている韓国、シンガポール、中国などのアジア圏との観光客獲得競争が一層激しくなるのは必至で、競争相手となる国は既にカジノを解禁しており、空港をはじめとするインフラ整備など、日本より一歩先を行っています。

大阪は、カッコ良さを意識することなく、人情と大阪商人のド根性にグローバル・センスをもう少し磨き加え、是非とも再生を現実のものとしていただきたいですね。日本を代表する企業の多くを輩出してきた街ですから、できないことはないはずです。

2010/07/21

フェラーリ・ワールド、開業まで100日

10月28日に開業を予定している「フェラーリ・ワールド・アブダビ」からお知らせが届きました。開業まで100日となった20日、全てのアトラクションが発表されました。アトラクションは20以上を数え、目玉は「フォーミュラ・ロッサ」と名づけられた世界最速の時速240Kmに到達するジェットコースターです。


「フェラーリ・ワールド・アブダビ」は、アラブ首長国連邦のアブダビに開発されているリゾートエリア「YAS ISLAND」の目玉施設です。既にF1サーキットやホテル、マリーナなどは開業しており、ワーナー・ブラザーズのテーマパークやウォーターパーク、ゴルフ場、ショッピングモールなど、スッキリと効率よくまとめられたリゾートエリアです。日本で言えば、施設の内容的には「鈴鹿サーキット」のようなところでしょうか。

日本では「Dubai Mall」が注目されていますが、個人的には「YAS ISLAND」の方が興味深いですね。



2010/07/17

エスター・フィリップス

友人から「エスター・フィリップス(Esther Phillips)」の「What a difference a day makes」持ってる? とのメールが入りました。勿論、レコードでもCDでも! と返信しました。「懐かしい」の一言です。

彼女が1975年に発表したアルバム「What a difference a day makes」で歌う同名曲がヒットし、日本でも一躍知られる存在となりました。この曲は1959年に「ダイナ・ワシントン」が歌い、ミリオンセラーとなりグラミー 賞を受賞。その後、多くのボーカリストが歌っています。個人的には、バラードやミディアムテンポで歌われる曲との印象のあったこの曲を、アップテンポで軽快に歌って見せた彼女のセンスに感心したことを思い出します。

私が10代の頃、彼女は大好きなボーカリストの一人でした。R&Bのシンガーとしてデビューした彼女は、70年代に入りジャズや他の軽音楽の要素を取り入れ、都会的な軽快なソウルを歌うシンガーとなりました。1983年、48歳の若さでこの世を去ったことが残念です。

友人より、リクエストのあったアルバムを引っ張り出し、久しぶりに聞きました。気が付けば1枚で終わることなく、3枚も聞いてしまいました。発売から35年を経ても彼女の魅力は、私の中では色あせていませんでした。

歌は、アルバムのもですね。上手く作ってます。
「What a difference a day makes」

また彼女の歌うバラードも素晴らしく、1976年に発表された「Capricorn Princess」に収録された「I haven't got anything better to do」、「A beautiful friendship」はおすすめです。


2010/07/12

橋下知事、カジノで吼えた

9日大阪府庁で開かれた、カジノ設置構想を議論する有識者検討会「大阪エンターテイメント都市構想推進検討会(座長:橋爪紳也氏)」の第1回会合の冒頭の挨拶で、橋下知事が「カジノ誘致、絶対実現」、「増税よりカジノ」など、力のこもった発言をしたようです。


今回の検討会を前に、昨年、大阪府立大学の橋爪紳也氏が座長となりカジノ誘致を検討し、大阪府に提案することを目的に「大阪エンターテイメント都市構想研究会」を設立、昨年4月から半年間で4回の会合を開催しました。

研究会の協賛企業は、大手ゼネコン、広告代理店など15社が参加しています。注目すべきは大阪万博公園跡地に計画されているパラマウント・パークの誘致を推進する「燦キャピタルマネージメント㈱」や260店のパチンコ店を持つ「㈱マルハン」が協賛企業にはいっているところです。また、座長が双方とも同じというところも見逃せません。

民間で検討され、大阪府に提出された計画(提案)を役所や団体の委員で、府の財政的には必要、社会に与える影響については安全(広義の意)との理由付けをして「これが橋下カジノ計画だ!」と、ぶち上げるんでしょう。なんだか見え見えのシナリオという感じです。

超党派のカジノ連は、カジノの営業は11ヶ所程度と発表しており、東京・沖縄・北海道は当確でしょうから、早期に残りの8ヶ所に入ることを目標としているのでしょう。

大阪府民の皆さん、大阪府再建にはカジノは必要ですが、大手ゼネコンや広告代理店の言いなりにならないよう、しっかり監視してくださいね。今まで大阪府内で計画された事業は、その殆どが破綻しています。詳しい計画内容はわかりませんが、カジノへの過信は禁物です。ホテルや商業施設、アミューズメント施設などの付帯設備との相乗効果が得れるものとし、常に老若男女が集まるエリアとなるようしてください。つまり、カジノを目的にしない人も集まる場所ということです。そうでないと街中にある場外馬券や船券売場のようになってしまいますよ。

2010/07/11

キリストが舞い降りたパーク

8日 米ニューハンプシャー州にあるウォーターパーク「Liquid Planet Water Park」のライフガードのチームフラッグに、キリストの顔が浮かび上がっていることが発見され話題となっています。

フラッグの赤い十字架の中には、はっきりと人の顔が浮かび上がっています。このフラッグを、ライフガードの事務所入口に掲げたところ、売上げが前年対比で200%近くになっているそうです。

フラッグに浮かび上がった人の顔が、キリストであるか否かについて、また細工されたものであるかを確かめるために、来週カトリック教会の司祭が訪れるそうです。

一部娯楽施設を除き、入場者獲得に苦戦している国内の各施設にとっては、羨ましいかぎりではないでしょうか。

2010/07/07

観光産業と感性価値

観光立国を目指す政府は、日本観光に高い関心を示す中国人に対し、7月から中国人の個人向け観光ビザの発給の要件を、年収約350万(富裕層)から年収約85万円(中間層)に引き下げ。これにより、年間約48万人であった中国人観光客が10倍になると予測しており、観光による経済活性の一つとして期待している。

中国人観光客といえば、電化製品、サプリメント、化粧品などへの高い購買意欲がクローズアップされてきた。報道によれば、家電量販店での平均購入金額が10万円を超えるといわれている。

しかし、富士山などの景勝地、神社仏閣などの歴史的建造物、旅館と温泉を目的に訪日する中国人観光客も多い。そのような中国人観光客は、日本に来ての印象について「親切」、「礼儀正しい」を、多くあげている。日本のおもてなしの文化や感性を十分に理解をしてくれている証といる。もちろん、中国人観光客のみならず、多くの外国人観光客が日本文化(感性)の体験を楽しみに来日してる。

そんな中、みずほ総合研究所㈱より、『「感性価値」からみた観光市場とその活性化』と題されたレポートが公開された。

感性価値とは「機能、信頼性、価格を超える第四の価値軸」、「生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることによって顕在化する価値」 と定義したうえで、「成熟社会においては、感性価値中心の発想によるものづくりやサービスこそ、新しい需要を喚起する力がある」としている。(経済産業省「価値創造イニシアティブ」より)

レポートでは、消費に対する感性価値について数値化されており、感性価値のウェイトが高い項目の上位2つは、観光と直接つながりのある項目になっている。ちなみに最下位は生活家電。

レポートによるとホテル・旅館の市場規模は約7兆円、うち感性価値が57%ですから、価値を金額換算すると約4兆円となる。これはホテル・旅館だけの数字で、観光市場全体を考えれば、莫大な金額となる。

つまり観光産業において感性価値を高めることは、価格もあげるれ、リピーターを多く生むことになる。市場は一層大きくなり、政府が推進する観光立国の実現に繋がるのではないだろうか。

レポートでは、感性価値の構成ファクターは「日本的要素」、「作り手」、「洗練美」、「サービス」の4つとし、「日本的要素」ファクターを抜粋すると以下のように示されている(詳しくはレポートを)。
単なる「和風」ではなく、この因子の構成要素は「日本的な感覚が活かされていること」、「伝統や古さと新しさが共存していること」とし、提供されるサービスの中に、どこかしら日本的感覚が感じられ、伝統と新しさの融合があることが重視されているとあります。これらは、外国人観光客誘致のみならず、日本の国内旅行活性にも繋がるのではないでしょうか。
このレポートは、価値としての感性をわかりやすく簡潔に述べています。観光業界の方のみならず、多くの方に読んでいただきたいレポートである。

―「感性価値」からみた観光市場とその活性化(みずほ総合研究所㈱)―
レポートの表示には時間がかかる場合があります。
表示されない場合は、コチラ
「感性価値」に関する調査については以下をご覧ください。
感性価値の市場規模推計に関する調査研究(みずほ総合研究所㈱)」



「感性価値」について、詳しく知りたい方は以下を。

2010/07/04

大阪城を世界に誇る名城に

大阪は1990年ごろから、観光客やビジネス客の大阪での滞在日数や来阪機会増に努めました。既存の観光資源と新たに建設された各種施設など、大阪の魅力を高め、大阪をめぐる的なキャンペーンも行い、大阪の魅力をPRしましたが、思うようにはなりませんでした。

そんな中、6月に大阪商工会議所が、「大阪城を世界に誇る名城にする会」の発足に向けてと題した、大阪城周辺の魅力向上に関する提言を行いました(詳しくは以下を参照ください)。

提言書では、大阪という街を改めて検証。現在の状況に至った原因を明確にし、その上で次世代の大阪はどうあるべきかを示し、大阪城を大阪のランドマークの中心とした、観光都市の再構築を提言しています。夢トークはなく、正直に現状を語り、今度こそは、「国際観光都市 大阪」の創生に向け、強い意志と情熱をもって進めていきたいと書かれています。

大阪は2000年を前に、90年「国際花と緑の博覧会」、商業施設と展示会場を備えた都市型水族館「海遊館」が開業しました。その他、橋下知事が府庁を移設すると発言し話題となった「大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)」、「関西国際空港」、「大阪ドーム(現京セラドーム)」、「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、「クリスタ長堀」、「フェスティバルゲート」など、ビジネス、アミューズメント、商業施設など、第三セクター方式で大型の開発が次々と行われました。

しかし、「海遊館」以外は破綻し、現在は再建計画に基づき運営されています(大阪ドームはオリックスが購入。USJはGS孫会社が所有)。また、既存の観光資源も十分に活用するに至っていません。

今までの開発は府民から見れば、開業するまでブラックボックス状態でした。つまり、開業するまで、何が、何のために作られたかを多くの府民が理解していなかったということです。この提言を現実のものとするためには、計画段階から府民の興味を引き、理解と協力を得、阪神タイガースへの応援や岸和田のだんじりのように、官財民が熱く、一致団結して、提言を現実のものとしていく必要があると思います。ましてや事業費については、府民からの寄付を期待しているようですから。

提言書では、
・・・種々の規制、資金問題等課題は山積するが、それを越えるのは、「大阪城を世界に誇る名城にする」という「熱い思い」と何が何でもやり遂げるという「執念」、そして大阪人としての「共鳴・共感・協働」であろう。官民一体となった大阪が誇れる、大阪らしいうねりとなることを期待してやまない。(大阪商工会議所 ツーリズム振興委員長 田中 宰)

「やまない」が、他人事のようで気になるところですが、期待しましょう。


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2010/06/29

ブブゼラのアンサンブル

サッカーワールドカップの熱い戦い以外の話題といえば、マラドーナとブブゼラ。

そのブブゼラを世界最高峰のオーケーストラの一つ、ベルリンフィルハーモニーのトロンボーン奏者たちが、気品に満ちたアンサンブルを披露してくれています。

本来ブブゼラは、動物の角を用いて作られ、教会で使用された楽器だそうです。日本で言えば修行僧が吹くほら貝やスイスのマッターホルンと同じようなものです。吹き口(マウスピース)に唇をあてて唇を震わすことで、その振動がラッパ部分で共鳴し、音として聞こえてくるわけですが、ブブゼラの場合はビニールやプラスティック製であることと、管の長さが短いことが十分な共鳴を得れず楽器としては程遠い耳障りな音となるわけです。

世界のトップクラスのトロンボーンプレーヤーをしてもコントロールが難しいブブゼラ。楽器演奏の経験のないサポーターではなおさらのことです。研究者の間では、耳に良くないとの研究もあるようですが、耳障りな音として決めつけず、アフリカでのサッカーの試合の風景として楽しめば、それはそれとして楽しめるのではないでしょうか。

2010/05/24

大きく分かれたテーマパークの運命

春を迎えたころ経営困難・破綻のテーマパークに関する4つの報道がありました。それを見て思ったことは、「あらためてテーマパーク事業について、検証すべき時期ではないか」ということです。

政府は観光庁を創設し、観光立国を宣言。今秋にはカジノ法案の成立も見込まれています。そんななか、観光に関する研究会などの会合が開かれていますが、これはビジネス機会をうかがう人々の集まりでしかないのではないでしょうか。決して悪いことではありませんが、観光立国を成立させるためには、悲惨な過去を持つ多くのテーマパーク事業について検証することで、地域を含めた観光事業のありかたについて学ぶことができると思います。

以下の3社は第三セクター、1社はテーマパーク運営のノウハウを持たないゴルフ場経営会社でした。これらの事業は、その事業者が考えるほどの成功は収められないと、開業前、いや計画段階から思っていた人は少なくないでしょう。名だたる調査会社や金融機関が関わりながらです。

経営困難・破綻の理由は「入場者が思うように伸びなかった」が、決まり文句ですが、この4つのテーマパークのみならず、90年代に開業した国内のテーマパーク や娯楽施設などの多くは、事業計画(予測)自体に問題があったこと、開業後のテーマパークや施設運営に関する経営陣の知識・経験の低さ、怠慢が原因である ことは明らかで、一般企業が、「つくった製品が売れなかったので会社が潰れます」だけで、従業員や取引先、株主、社会が許すでしょうか。 お決まりの破綻理由は、何の説明にもなっていません。

再生の道を得られた施設。今後新たに計画されている施設。過去の過ちを十分に検証し、時代と共に変化する人の気持ちを汲み取りながら、「楽しい空間(場所)」を恒 久的に提供することについて十分に考えていただき、全てにおいて愛されるテーマパークや施設になるよう努めていただきたいですね。

ということで、4つの報道を見て頭に浮かんだことでした。
以下は、その報道とテーマパークの顛末です。

再々起:長崎「ハウステンボス(第三セクター)」は、2003年会社更生法を申請し、野村プリンシパル・ファイナンスの更生計画が認められ営業は継続されていましたが、ここ数年の来場者低迷が響き存続の危機に立っていました。今年4月HISが支援に入り、今春より新体制により営業されています。

「ハウステンボス」は、素晴らしいテーマパークというより、素晴らしい施設として、分かる人だけが分かる施設です。ある意味、早すぎたうえの失敗といえるでしょう。「自然との共生」を第一に掲げ、例えば、高度な水処理施設を所有し、処理水を直接排水せず、パーク内の花壇や木々などに散水し、土壌を通して自然に帰すなど、目に見えない部分に多く資本が投入されています。また各施設も拘ったものとなっており、テーマパークではなく、本物の街を出現させたと言っても過言ではないつくりとなっています。

将来を見すえた経営者の「夢」を実現した、素晴らしいテーマパークです。しかし、入場者があってのテーマパーク。ハウステンボスが社会に伝えたかったこと、それは将来、皆が望む街の姿であることだったと思います。通常のテーマパークでは考えられない施設や設備への大きな投資、ハウステンボスが社会に伝えたかったことの認知・理解が進まなかったことなどが、今に至っていると思います。再々出発をしたハウステンボスは、計画段階から掲げるハウステンボスのコンセプトとその意義についてもっと知らせるべきでしょう。そうすれば、集客の施策もいろいろと広がるのではないでしょうか。

再々起:香川「レオマワールド(日本ゴルフ振興㈱/H15会社更生法申請/閉園:2000年8月)」は、2004年に「ニューレオマワールド」として、加ト吉(現:テーブルマーク)など、県内企業出資による香川県観光開発のもと経営が引き継がれましたが、思いように業績が伸びず、5月に東京温泉物語㈱がその株式の62%を取得することで再々出発が決まりました。

「レオマワールド」は、ゴルフ場の開発と経営を手がけていた日本ゴルフ振興㈱が、計画したテーマパークでしたが、テーマパークの経営には全くの素人。まさに「バブルの徒花」でした。再々出発を引き受けた東京温泉物語㈱の計画によると、大衆演劇やミュージカルなどの常時複数公演を実施するなど「四国のブロードウェー」を目指したいとのこと。もちろん家族で楽しめる温泉も用意されるでしょう。気軽に楽しめる魅力あるパークとなって頂きたいですね。

消滅:岡山「倉敷チボリ公園(第三セクター/閉園:2008年12月)」は、「イトーヨーカ堂倉敷ショッピングセンター(仮称)」と「三井アウトレットパーク」が年内に開業を予定しています。

「倉敷チボリ公園」は、当初岡山市の市政100年の記念事業としてJR跡地に計画されましたが、事業会社のずさんな経営が発覚。白紙撤回となりました。しかし、当時の県知事がクラボウの工場跡地を借り受けることで、新たな計画として建設を推し進めましたが、事業の中核であった阪急が撤退。結果、岡山県の単独事業として開業を迎えましたが、開業前にこれだけガタついた事業を強引に進めた当時の県知事にはどのような理由と勝算があったのでしょう。知事に聞いてみたいものです。

消滅:福岡「大牟田ネイブルランド(第三セクター/閉園:1998年12月)」は、「イオンモール大牟田」と決まっていましたが、諸所の事情で営業開始が遅れていましたが、2011年春に開業と決まりました。

「大牟田ネイブルランド」は、バブル崩壊後、日に日に経済が冷え込んでいく中、それを懸念してプロジェクトを仕掛けた大手広告代理店が手を引いたり、役員がごっそり変わったりと、建設に入る前に迷走状態に陥っていました。また、資金の調達が難しかったのか、計画の半分の施設での開業を強引に推し進めました。何故、事業延期や中止にしなかったのでしょう。

ともあれ、過去の観光事業失敗の反省のないままに観光立国を目指して突き進むのは、不安でなりません。

2010/05/16

パラマウント・リゾート大阪、事業仕分けで一歩前進か

パラマウント・リゾート大阪の建設予定地として検討されている、大阪エキスポランド跡地とその周辺の土地を管理する日本万国博覧会記念機構が、政府の事業仕分けで廃止対象となったことで、商業施設などへの土地使用が可能となる公算が大きくなった。

これに対し、パラマウント・リゾート大阪の開発構想を発表している株式会社燦キャピタルマネージメント(大阪市)の前田社長は「事業の実現には良いこと」と歓迎したが、最大の課題とされる資金調達については「企業や投資ファンドに加え、大阪府民からの市民ファンドなど(の活用)も検討している」と述べている。(15日産経関西より)

以前の前田社長の発言では、資金については目処が立っているかのような発言だったと思うが、少し変わってきたのが気になるところだ、施設建設には欠かせない用地が用意できる可能性が大きくなったわけだから、今後どのような動きとなるか見守っていきたい。

開業時期については、当初予定の2013年から2015年にずれ込むことを明らかにしている。現在の公園としての利用が来年3月まで決まっており、その後、環境アセスなどに1年程度かかることをその理由としている。

今回の記事で気になるところは、パラマウントのライセンスを管理する「パラマウント・ライセンシング」との契約内容だが、いつまでに着工しないと契約が無効となるかなど、このあたりはパラマウント側には臨機応変に対応していただき、実現に向け協力いただきたいと願いたい。

施設概要(2008年プレスリリースより抜粋)
本パラマウント・リゾート大阪は、世界規模のエンターテーメント、最上級の小売施設、魅惑的な5 つ星ホテルを、地元住民の方々と観光客の方々の双方にとって、感動的で独創的なエンターテーメントやおもてなしを体験して頂くものとして融合するものとなります。この100 エーカー(約400,000 ㎡)の複合施設は、エレガントな広場、豪華な造園風景、美しい建築物、革新的「グリーンテクノロジー」を特徴とする、パラマウント映画の伝説的な貯蔵フィルムの感性を散りばめたものを想定しています。本リゾートは、最先端の会議場施設、高級スパ施設等を含むものとなります。

2010/05/14

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに関する2つの報道から見る変化

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが『変わったな』と思わせる記事が、4月下旬に2本ありました。

本題に入る前に少し
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはテーマパークの名称。これについては広く社会でも認知されています。では「どこがやってるの」と言うことについては、その認知は非常に低いものです。現在でも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを経営している会社はどこでしょう。と聞かれて答えられる人はどれだけいるでしょう。殆どいないでしょう。

ここで確認
施設名称:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンというテーマパークを運営するのは、株式会社ユー・エス・ジェイ(ユー・エス・ジェイ)です。 ユー・エス・ジェイ は、企業として来場者にはもちろん、企業市民として社会に対し、どのような取組みを行ってきたかについては殆ど知らせてこなかったといえるでしょう。知らせる努力をしていたとしても、伝わってこなかっのは、知らせる側の問題でしょう。

ユー・エス・ジェイは消費者から見て、開業前からブラックボックス状態でした。開業後、火薬・水・食品と立て続けに不祥事が起きましたが、その対応についても不十分なもので、結果、入場者が減り、大きく経営を揺るがすことになりました。その後、社会に自らを知ってもらう努力を行ってきたかといえば、結果として、何も行ってこなかったといえるのではなでしょうか.

しかし、4月下旬にユー・エス・ジェイも変わったかなと思えるニュースが2本ありました。

4月28日産経新聞「 食事もアトラクション! USJ“高い・マズい”を改革」では、開業当初から来場者から好ましい評価を得ていなかった飲食部門について、全面的に改善を行ったことを知らせています。記事では、この改善を実行したのは外部からスカウトした新しい飲食部長によるものと紹介し、氏が最も問題視したのは、「テーマパークのフードとはこんなもの」という飲食関連スタッフの意識の低さ」と述べています。(記事より一部抜粋)

今回の記事では、自身の過ちを認め、来場者の声を真摯に受け止め、来場者の立場に立って飲食について考え、実行しています。大変評価できる取組みだと思います。社内の取組みをストレートに社会に伝えたのは初めてでしょう。この点でも評価できます。

4月30日読売新聞「もう迷子にさせない…娯楽施設や行楽地、目配りして」では、迷子対策は以前から行っていたと思いますが、新たな迷子対策を打ち出し「もう迷子にはさせない」と宣言しています。また記事の中で、迷子になりやすいパターンが紹介されており、保護者への来場前の意識付けもなる記事となっています。このニュースは、お母さん向けのWebサイトでも紹介され、よい効果を得るのではないでしょうか。

今後も、来場者の立場に立って、安心して1日を過ごせ、楽しい想い出をつくれる施設を提供するために、記事のような取組みを行って頂きたいですね。このような来場者の立場に立った改善の取組みを続け、同時に知らせることも行うことで、必ずや企業によい結果もたらすでしょう。

今回の記事2本が、戦略的にメディアに流されたものであれば、まさに『変わったな!』と、花マル2つです。

2010/05/09

皇居散歩に大満足

GWの休み疲れでスッキリとしない身体を、歩くことでリフレッシュするつもりで、皇居に出かけました。

子どものころ以来の皇居でしたが、自身が持っていた皇居のイメージとは大違い。緑豊かで、心和む場所でした。東京には3回目、計12年生活していますが皇居のことは何も知りませんでした。

桜田門から皇居に入り、お決まりの眼鏡橋。
桜田門からは国会議事堂が望めます。
皇居から眺める大手町の風景は、
普段歩いてる街とは違って見え新鮮でした。
知りませんでした。
皇居の一部「皇居東御苑」は公開されていて無料で入れるとは。
入場時に入場票を受け取り、退場時に返却します。
日本人なら誰でも知っている「松の廊下」跡も発見。
ホーと少々感動なんかしました。
午後遅めに自宅を出たので本丸跡しか行けませんでしたが、
こんなに広い芝生広場があるとは全く想像もしませんでした。
芝生広場の一角に複数のバラが植えられており満開。
モッコウバラは、憎らしいほどの咲きようでした。
北桔橋門を出て、武道館へ。
武道館に向かう西側に続く、北の丸公園もはじめて訪れました。
緑豊かな公園で驚きました。
田安門を抜け散歩は終了。
(靖国神社参道入口横)
今回は時間がなかったので、皇居東御苑の東側に行けませんでしたので、近いうちに再訪することにします。

輝く緑に包まれた大満足の1日でした。

2010/05/06

世界のテーマパーク入場者数2009

TEA(テーマエンターテイメント協会)が、全世界のテーマパーク入場者数を発表した。

一言、「ディズニーは強い」。

TEAの発表資料によると、ベスト10の内、上位8までがディズニーのパークが独占、9位がユニバーサル・スタジオ・ジャパン、10位がエバーランド(韓国)となっている。

テーマパークのみならず多くの企業が影響を受けた、世界同時不況や豚インフルエンザをものともせず、東京を除くディズニーのテーマパークは入場者を伸ばしている。東京ディズニーランドやディズニーシーは、2008年の25周年の過去最高の入場者を記録した翌年といこともあり少しポイントは下げている。それにしてもディズニーの集客力は凄い。

ディズニーランドが東京にできるまで、国内第1位を誇っていた長島スパーガーデンが15位と検討。確か第2位は、宝塚ファミリーランド(2003年閉園)ではなかったかと記憶している。

国内の観光事業活性のみならず、海外からの観光客獲得に向け、観光立国を宣言した日本だが、 先に開業したシンガポールの「リゾート・ワールド(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール含む)」 。韓国には、早ければ今年中に工事に入る「ユニバーサル・スタジオ・コリア」。エバーランドは大がかりな改装を予定しているようだし、ロッテワールドはじめとする以前からある各種施設のリニュアルが終了ないし進行中。マカオはファミリー集客に向けての計画を練っている。日本もうかうかしていられない。 集客の核の一つとなる各種娯楽施設は、観光客の獲得競争には不可欠。カジノ法案成立の可能性も含め、国土交通省、観光庁は、戦略を持って観光立国実現を果たしていただきたい。

TEAからリリースされたレポート(クリックでPDFが開きます)
シンプルでデザイン性の高い、分かりやすいレポートです。
表示されない場合は、ここをクリック

2010/05/03

タバコメーカーの必死さ

タバコメーカーから小包が届きました。

小包を開けてみると・・・。

まずは「いままでは、序章に過ぎない」と書いたパッケージ。
次に「世界が、初めて目撃する」と書いたパッケージ。
その次は「あなたの手から、新たな歩みがはじまる」で、
やっと新製品「KENTの薄型スタイル、濃縮メンソール」とご対面。


まぁ、ここまでしなくてもと思えるパッケージでした。

製品以外に、ご挨拶、10ページの立派な製品案内のパンフレット、「毎日1人が当たる」キャンペーン告知用紙、申し込みハガキ2枚と、経費のかかったものでした。加えて、外箱、包装、郵送費。


目的は、他社のメンソールを購入しているユーザーからの乗り換えを狙ったものでしょう。確かに一旦乗り換えれば、継続的に購入される可能性が高いですから、コスト的には合うのでしょうが、「紙の無駄使い」と、逆に印象悪くするような気がします。

企業ですから十分な調査を行ってのことなんでしょうが、こんなに経費をかけるのでしたら、たとえ10円でも値下げした方が、購入意欲を刺激すると思いますけど、いかがでしょう。

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。