エンターテインメント&レジャー業界におけるアジアのリーディングカンパニーを目指すユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、来場者の脳血流を調べることで、家族や友人の絆(きずな)が深まることを証明しようと、7月1日に研究組織「きずなラボ」を設置し、調査結果を発表するそうです。
調査は、杏林大学医学部の古賀良彦教授(精神神経科学)が監修し、遊ぶ前後の脳内の血流変化を調べ、この結果を元にインターネット上で、全国の子どもを持つ男女計約三千人に、家族や人間関係についてアンケート調査を行い、併せて結果を分析するそうです。
USJは「マーケティング部門が中心となってこうした研究に取り組み、集客アップやテーマパークのアピールにつなげていきたいとしている」そうで、想像するに、研究組織「きずなラボ」を設置するとのことなので、継続的に調査し発表をするのでしょう。
就職に関する調査はリクルート、消費者調査はネットリサーチな ど、独自で調査を行い、結果は自ら各メディアにリリースとして送り付け、上手く行けば「@@@@会社調べ」として、メディアに使用されます。調査結果が利 用されることで社会的信頼に繋げることが見込め、またアンケート調査は、様々な言葉が含まれるため、自社HPのリリース・ページに掲載することで、イン ターネット上で幅広い検索ワードへ対応し、HPへの集客が見込めると言われていますので、そのあたりを狙っているのでしょう。
ただ、調査結果が「人間関係の修復・発展を促す」、「愛を育む」とか、アトラクション別に、「告白するには、@@@アトラクションを体験したあとで・・・」なんて、わざとらしい発表はしないで欲しいですね。
上場廃止をし、新たな出発としての戦略的PR計画のひとつとしての取り組みであるのなら、今までになかった取り組みだけに、良い結果が出ることを願います。