2010/09/11

僕たちは飼い主さんを必ず幸せにします。

近年、犬や猫などの殺処分について広く知られるようになりましたが、まだまだ現状は知られていません。犬の殺処分だけでも年間に8万頭を超えています。このような現状を作り出した一つとして、大きく成長したペット産業に対し、愛玩動物を生産・販売・飼育することなどについての法整備が驚くほど遅れているということです。もちろん心無い飼い主やペット関連業事業社の問題もあります。

「最後の願い」殺処分の現場(YOU TUBE)
【投稿者のコメント】2009/0923 ニュースジャパン放送 時代のカルテ・命の現場③から~。最後の映像には実際に殺処分される映像が流れますが、ペットを飼われている方・これから飼おうとしている方にはぜひ見ていただきたいです。


そんな中、「保護犬の譲渡を促進し、殺処分ゼロへ!」 を合言葉に、犬好きのいい歳をしたオヤジたちが立ち上がり、なにかやろう!ということになりました。

そのキッカケは、ある保護犬からの訴えでした(下記参照)。

この問題には、多くの個人や保護団体などが取り組んでいます。しかし日本人の奥ゆかしさが邪魔をして、広く知らせることを行っていない(行えていない)のが現状です。自ら「良いことやってます。皆さんご協力を」というようなことをやれないのが日本人なんです。つまりコツコツまじめにやっていれば、誰かが見ていてくれ、この活動や問題を引き上げてくれるだろうと思うのが日本人です。

もうそんな時代ではありません。真に命ある犬たちのためと思えば、大きな声で犬たちの現状を訴え、多くの人に知っていただき、問題意識を持ってもらうことが必要です。

欧米では社会貢献活動を開始した当初は、その資金の半分以上をPRに使うといいます。つまり多くの方に知っていただき、より多くの寄付を集めることが、社会貢献のその対象に対し多くの援助などができるようになるという考え方です。

現実に我々が知る多くの社会貢献活動は、海外で始まった活動が多く、日本発の社会貢献活動のどれだけがグローバルの活動となっているでしょう。社会的に高い評価と賛同を得られると考えられる活動を行っていても、知らせることを積極的に行ったか、行わなかったかの差です。

そんな訳で、オヤジたちは大声で叫びました。

その叫びが多くの方の賛同得て、動物愛護週間の最後の日曜日となる9月26日(日)代官山で、「ONE LOVE WALK in TOKYO」の開催となりました。

環境省、東京都の後援もいただき、動物保護団体、環境団体、愛犬関係の雑誌などの各メディア、企業、著名人など、多くの賛同・協力のもと驚くほど大きな啓蒙イベントが開催できることとなりました。 また、この秋に開かれるCOP10(生物多様性条約第10回締約国際会議)のサポート事業としても認定をいただきました。

是非とも多くの方に参加いただき、犬たちの現状を知っていただければと思います。

少々更新が間に合っていませんが、詳しくはコチラ!


<ある保護犬からの訴え>

「僕は保護犬と呼ばれています。保護犬とは保健所に収容された中から、幸いにもレスキューされた仲間や飼い主の飼育放棄の結果、同じく保護団体に救われた犬たちのことを言います。僕たち保護犬は日本全体で毎年2万頭近く増えているのに、その存在はほとんど知られていません。

僕は新しい飼い主さんを探しています。僕の新しい家族が決まれば、その代わりに、いま保健所に収容されている殺処分を目前にした僕の仲間が1頭助かるのです。

僕たちは「よく吼える」とか「噛む」とか「病気を持っているのではないか」といぶかしげに言われることがあります。僕はとても不思議に思います。“保護犬だから”吠えるわけではないのに。ペットショップにいる友達と同じように、健康なカラダだって持っているのに。

もしも、よく吠えたり、人間を噛むような犬がいたとしたら、そこにはかならず理由があります。たとえば想像してみてください。ある日、突然あなたが家族から捨てられたら、きっと心が傷つき、怖くて、しばらくは誰のことも信じられなくなるかもしれません。悲しくて悔しくて、吠えたくなるかもしれません。

でも、僕たち保護犬はボランティアさんのお宅や、仲間がたくさんいるシェルターで愛情に包まれて暮らしているから、すこし時間をもらえれば新しい家族にも馴染むことができます。もう一度人間の愛を信じようと思います。

僕たちを家族に迎え入れてください。僕たちは飼い主さんを必ず幸せにします。それが僕にとっても幸せなのだから。」

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。