2011/12/25

マダム・タッソー東京、そこには意外な光景が

お台場のデックス東京ビーチで開催されているマダム・タッソー東京に行ってきた。そこには意外な光景があった。

マダム・タッソー:1835年、蝋人形彫刻家マリー・タッソーが、(Marie Tussaud:1761-1850)がロンドンのベイカー・ストリートに創立し、1884年にメリルボン・ロードに移転した。ビートルズやチャップリンなどイギリス出身の有名人をはじめ、歴史上の人物、各国の政治家、芸能人からスポーツ選手などを精巧に再現して展示している。(ウィキペディアより)


マダム・タッソー東京を運営する英・マリーン・エンターティメント社(ME社)は日本進出にあたり、日本での市場性について事前調査し、その結果はME社が期待したものとは大きく異なるものだったという。世界中で評価を得ているマダム・タッソーは、日本では評価を受けない、つまり有名人たちのそっくり蝋人形は人気を得ないということだったそうだ。

個人的にも日本では評価を得にくいのではないかと考えていた。計画が発表された際に、友人・知人に聞いても集客は難しいのではとの反応が返ってきた。第一にマダム・タッソー自体の認知が低く、その高い技術について知る人もごく僅かとなれば、そう考えて当然だ。また、地方の観光地に見られる鉱物採掘などの歴史館や秘宝館で見る有名人の蝋人形や精密な人形などに対し、日本人は決して明るいイメージを持たないのが一般的と考えられるからだ。

しかしME社は、世界で高い評価を得ているマダム・タッソーが評価されないわけがないと調査結果に反し日本進出を決めたという。さすがに調査結果を完全に無視することができなかったのか、期間延長を含んだ3ヶ月限定開催とした。

そんな中、行って驚いた。なんと20歳代のカップルが並んで待っているではないか、知人などは1時間待ちで、若いカップルが殆どだったと言っており、その光景に驚いたと言っていた。結果、いつまでとは名言してはしていないが延長されることになったという。

人気有名人の精密な蝋人形、若い人たちにとっては、新たなエンターテイメント性を持つアートに写っているのだろう。延長から恒久になるためには、多くの課題があると思うが、東京に新名所ができたといえるのではないだろうか。

今後、ME社は同じくデックス内にレゴランドを来夏前に開業し、続いて大型のレゴランドを名古屋で開業する。レゴランドについては国内で大小あわせ10施設程度の開業を計画するとしている。次々と世界でパーク事業を買収し、施設の総入場者数ではディズニーに次ぐ第2位。ME社はパーク運営会社であり資金は持たない。ME社を支える投資会社の日本での最終目的が何であるか、これからも彼らの動きを注目していきたい。

マリーン・エンターテイメント社:WOGLOG「日本にパーク業界大物企業が進出。なぜ今?」参照







2011/12/19

ジョーズ引退。ユニバーサル・スタジオ・オーランド

ユニバーサル・スタジオ・オーランドは、「ザ・ジョーズ・ライド」を1月2日午後9時で運行を終えると発表した。


1975年スティーブン・スピルバーグによる映画「ジョーズ」を基に、1990年オーランド開業と共に造られ、20年間ゲストを楽しませてきた。ジョーズの跡地には、ハリポッターのライド・アトラクション、トランスフォーマーが建設されるのではないかと噂されているという。

計画時のアトラクション・イメージ
米国で初めて体験したテーマパークが、オーランドのユニバーサル・スタジオ。その後2度訪問し、毎回楽しんだことを思い出す。

日本でも「ワイルド・ワイルド・ウエス」、「ETアドベンチャー」が運行を終え、同じくジョーズも運行を終えるのでしょうか。ET、ジョーズ、バックツー・ザ・フューチャー、キングコング、ワイルド・ワイルド・ウエスは、ユニバーサル・スタジオの歴史といえるアトラクション。人気が衰えたといえ、残して欲しいアトラクション。

数年前、ユニバーサルがスティーブン・スピルバーグ側に、版権使用料の値下げ交渉し決裂、契約の継続行われず、その後、ディズニーと契約したことも影響しているのか。最新の技術を駆使したアトラクションとして、ETやジョーズがディズニーで復活したりして、なんてことはないでしょうね。

オーランド開業時のポスター
USA TODAY「Bye-bye Bruce: Jaws theme park ride closing in Orlando」:http://goo.gl/61oOF

2011/12/10

キッザニア、2013年米国で開業。しかし他国と異なる保護者の考えをどう乗り越えるかが鍵


キッザニアは、メキシコ発祥のエデュテーメンント施設。日本での事業成功をきっかけに、アジアを中心に急速な広がりを見せている。現在6カ国8施設で年間2000万人を集客している。また現在、10ヶ国で建設が進んでいる。米国では2013年、最初の施設開業後、複数ヶ所での計画があるという。(※キッザニアは国ごとに、その国の事業者とライセンス契約している)


急速にキッザニアが拡大したのは、今までのパーク事業とは大きく異なる点にある。それは投資コストが少ないことだ。広大な土地や多くの設備を必要とせず、運営費も少なく、コンパクトな事業運営が可能で、協賛企業が確実に集められることが魅力となっている。

以下のリリースには明記されていないが、テーマパーク、エデュテーメント先進国である米国でキッザニアの事業が進まなかった事情は、ターゲット層となる若い保護者たちのキッザニアに対する考え方があるという。

その保護者とは「子どもにサッカーを習わせる親たち」。上昇志向があり、教育に熱心な中流家庭以上の30代~40代の親たちで、彼らは「体験をともなった社会教育の場として、子どもにはよさそう」と表向きはいうそうだが、心の中では「ハンバーガー屋やピザヤ屋の店員にするために子どもを育てているのではない」と考えているとう。

そこで、それらを解消するために、元Virgin American元副社長をリクルートし、米国市場に合った顧客戦略とロイヤリティプログラムを構築、キッザニアのプレゼンスを高め、事業を成功に導くとうシナリを作ったのではないかと思う。

さ、米国市場でキッザニアの成功なるか、お手並み拝見といきましょう。

KidZania Kicks Off Global Loyalty Program With Recruitment of Former Silicon Valley Virgin America Executive:http://goo.gl/jSbsh

2011/12/08

カンフーテーマパーク、中国湖南省十堰市に計画


中国の投資グループが中国湖南省十堰市に中国最大となるカンフーをテーマとしたパークと各種リゾート施設を計画している。計画に際しては、米・Ikonic Entertainment社が設計・デザインで協力する。

十堰市には武当山があり、その山間部には多くの道教寺院がある。また中国武術発祥の地とされ、地域全体が「武当山古建築」として世界遺産となっている。

完成すれば、アジアのみならず世界から注目をされる一大観光エリアになるのではないだろうか。

Ikonic Entertainment社:ユニバーサル・スタジオのターミネーター2:3D、ジュラシックパーク、スパイダーマンなどを手がけたデザイナーなどによって設立

2011/11/30

世界初、ロボット・テーマパーク「Robot Land」


国内ではあまり話題となっていないテーマパーク「Robot Land」。開業すれば日本からも多くの観光客を集めると思う。



2014年4月開業予定の「Robot Land」。韓国・仁川の沿岸部の約769,000㎡(東京ドーム16.5個分)に、テーマパーク、パブリック・ファシリティー、アディショナル・ファシリティーのエリアが計画されている。事業主体は、㈱仁川ロボットランド(第三セクター)。

Robot Landは、ロボット文化の発祥の地として、ロボット産業と技術、エンタテイメントが調和を保ちながら構成された都市として計画され、テーマパークには、11のライド、7つのアトラクション、8つのショーが用意され、ウォーターパークも計画されている。年間280万人の集客を目指す。

その他に、ホテル、商業施設、映画館、オフィスビル、ロボット関係の最先端研究所、大学なども計画されている。

エントランス
商業施設
夜景

コンテンツについては、以下の企業および映画作品と契約している。



アジアの次世代のテーマパークとしてBBCで紹介 http://goo.gl/DBORO

詳しくはHPで http://www.robotland.or.kr/eng/index.php

2011/08/04

平清盛での経済効果はありがたい。でも、その目的客のガッカリが心配

日銀神戸支店によると、NHKドラマ「平清盛」放送にともなう経済効果を150億(兵庫県内)と試算。

観光客は、神戸市内を中心に年間120万人(5%)増えると想定。日帰り客7,800 円、宿泊客26,977 円を消費するとして、直接効果102億円、間接消費も合わせて150億との試算だという。これまでの大河ドラマでは、「龍馬伝(高知県)」234億円、「天地人(新潟県)」204億円で、平清盛効果については、ドラマの舞台が比較的狭い範囲にとどまるため経済効果は低くなるだろうとのこと。(日銀神戸支店リリース

経済効果については大変喜ばしいことだが、今残る史跡を見た観光客はどう感じるだろう。ガッカリされることになるのではないかと心配する。

平清盛にかかわる史跡は、観光資源としてのインパクトに欠ける。例えば、県内であれば姫路城のように、歴史に造詣が深くなくとも、多くの人が興味を惹かれる歴史的建造物がないからである。また史跡が残る場所の多くは、観光客にとって歴史ロマンあふれる環境を有しておらず、観光客から見て神戸を感じられる場所ともいいがたい。だからといって今更どうすることもできないのも現実。

また神戸観光の中心となる、三宮から元町にかけてのショッピングエリア、異国情緒を味わえる北野町、居留地などからも離れ、いままでの観光客が回遊する地域から西側に点在しており、十分な事前情報を持たないと史跡めぐりは難しい。ましてや市民にも十分に知られていないことも、観光客から場所などを聞かれても答えられない可能性が高い。観光客は、事前に十分な情報を収集しなければ、無駄な時間を過ごす事になるだろう。

史跡の現状(神戸市HPより)
平清盛ゆかりの史跡 福原遷都~兵庫区北部編(PDF
平清盛ゆかりの史跡 大輪田泊~兵庫区南部編(PDF

とは言ってられないので、神戸市は以上のようなこと補完するためであろう2ヵ所のハコモノを計画した。この仕上がりについては想像がつくが、大河ドラマをキッカケに今までと違った視点で神戸を楽しんでいただくいう意味と、期待してこられた方に最低限の満足を与えるためには必要な施設だろうと思う。もちろん市民にとっても気軽に神戸の歴史を知る場としては意味のある計画だろう。

個人的には、観光客のガッカリは気にせず、大河ドラマあやかり商売に徹することが良いのではないかと思う。日本人は観光関連イベントが、期待より下回ることに馴れているいいお客さん、よほどのことがないかいぎり怒ったりはしない。「ま、こんなもんやろね」という評価は、日本の観光イベントでは好評としてカウントされる。

いずれにせよ平清盛を継続的に観光資源として活用することについては難しいのではないかと考える。
(神戸新聞より)神戸の街と清盛が抱いた夢を重ねたアニメ調のイメージ画やロゴマークでPR。清盛とゆかりの深い兵庫区に史跡などを案内する「歴史館」、神戸ハーバーランドに登場人物やストーリーなどを紹介する「ドラマ館」をそれぞれ設け、来年1月21日から約1年間、清盛をテーマにイベントなどを繰り広げる。
歴史館は、兵庫区中之島2の市中央卸売市場の跡地に設置。出土品などを展示、平安時代の暮らしを紹介し、史跡巡りツアーの拠点にする。約6300平方メートルの敷地にはほかに物産や飲食ゾーンなども設ける。
ドラマ館は、ハーバーランドセンタービル1階の空き店舗約500平方メートルを利用。登場人物の衣装や小道具などを展示、映像シアターも備える。
以前の投稿「平清盛と神戸観光について考えてみた

最後に、「KOBE de 清盛」推進協議会の基本計画書をどうぞ

2011/06/28

ノアの方舟パーク「ARK ENCOUNTER」

27日の報道で少しばかり話題となった、米・ケッタッキー州でキリスト系団体が計画している「ARK ENCOUNTER(ノアの方舟パーク)」について調べてみた。


パーク内には、フルスケールの方舟が造られる予定で、完成すれば木材で造られた米国最大の建造物になるという。他には7つのテーマゾーンれており、総工費136億円をかけ、2014年春に第一期開業をめざすという。また900人の雇用を生み出し、年間入場者数160万人を計画している。開業のあかつきにはその効果で、州歳入200億円と試算している。

近隣には2007年に開業した「CREATION MUSEUM(天地創造博物館)」が好評を得ており、こちらとの相乗効果も狙ったものと思われる。こちらはNHKがキリスト教徒70%~80%の米国において、進化論を否定し、神が人間を創造したと信じている米国人が多いことが取材の中で紹介された。番組では進化論を教える学校には子どもを行かせず、保護者が家庭で教育するケースを取材していた。

方舟建設の費用の一部を一般から集めており、その内容は建設のための材木を寄付するというもので、目標は約20億円、27日時点で2.67億円の寄付が集まっている。日本ではお城や仏閣などの修復時に瓦を購入することで、その建設費の一部を負担するのと同じと考えればいいだろう。

ARK ENCOUNTER HPより
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<パーク概要>

THE ARC
実物大のノアの箱舟。長さ約137m、高さ3階建てのビル以上、デッキの広さは350面のテニスコート分の広さ、方舟の中は600の貨物列車が納まる。

Noah’s Animals
動物ふれあいエリア。アーカーソン洲にいる動物について詳しく学ぶ場を提供。また、動物や鳥のショーも行われる。

The Walled City 
城壁で囲われた都市(パークのエントランス)。洪水が起きる前の人々の生活の場を再現。ショップやレストランを配置。そして「なぜノアの箱舟?」ということを知る場所。

The Children’s Area
子供向けのアスレチックエリア。天地創造やイエスの経済のデザイン(?)を学ぶ。

The Aviary
3つの鳥のゲージで、より自然に近い鳥たちの生態を学ぶ。また蝶の生態を学ぶエリアもある。

First-Century Village
期限1世紀のイスラエ・ガレリア地方の典型的な村を施設のみならず、実際に人・家畜・農業・食事風景なども再現し、当時を体験することができる。また、それらの体験とライブとビデオを組み合わせたショーを体験することで、なぜ神がイエスを地球に送ったかを学ぶ。

The Tower of Babel
100フィートを超えるバベルの塔を再現。展示エリアと500席の特殊効果をふんだんに使ったショーの上演。

Journey through Biblical History
聖書の歴史について、ナイル川を模した船で旅しながら(?)、大洪水の後のイスラエルの形成、エジプトでの10厄災、紅海の奇跡を学ぶ。

「天地創造博物館」も含め、歴史の勉強にはなりそうなので機会があればぜひ訪れてみたいと思えるパークです。



<その他のキリスト教関連パーク>

アルゼンチン・ブエノスアイレスティエラ・サンタ(Tierra Santa)

・米フロリダ州オーランド「ホーリーランド・エクスペリアンス(Holyland Experience

・スペイン・マジョルカ島(計画中)

「ARK ENCOUNTER」に関するABC NEWSより


asahi.com 6月27日 米の雇用創出、神頼み? 「ノアの方舟」テーマパークに

2011/06/25

あったらいいな。メトロポリタン・ヴァーチカル・テーマパーク

「テーマパークは、なぜ都市の郊外に大規模で造られなくてはならないのか。人の空洞化が深刻になった都心をうまく活用する方法はないだろうか」

建築家キム・ジュヒョン氏(38歳/在米)のそんな問の答えが「メトロポリタン・ヴァーチカル・テーマパーク(Metropolitan Vertical Themepark)」。
Metropolitan Vertical Theme Park – 24 hour open theme park – © Ju-Hyun Kim
カナダ・トロントで行われた建築のデザイン公募展「2011 AZ AWARDS」で、世界中から出品された600作品のなかから、本賞(ベストコンセプト部門)と人気賞を受賞した。

超高層ビルで楽しむバンジージャンプ、ビルの下を行きかう車を見下ろしながら楽しむジェットコースターなど、超高層テーマパーク計画案はテーマパークに対する固定観念を覆した。通常水平に設置される大観覧車やジェットコースター、メリーゴーランドなどを垂直に配し、超高層ビルに収め、太陽熱と雨水浄化システムを利用したグリーンエネルギーも導入。郊外遊園地に出かける際のエネルギー消費と時間を減らし、都心の空スペースを効率的に活用した計画案。

Metropolitan Vertical Theme Park – 24 hour open theme park – © Ju-Hyun Kim
Metropolitan Vertical Theme Park – 24 hour open theme park – © Ju-Hyun Kim
Metropolitan Vertical Theme Park – 24 hour open theme park – © Ju-Hyun Kim
Metropolitan Vertical Theme Park – 24 hour open theme park – © Ju-Hyun Kim
キム氏は電話インタビューで、「ネクタイをした会社員が昼休みや仕事帰りにバンジージャンプができ、学生が地下鉄に乗って行ける遊べる都心型遊園地を考えた。想像するだけでも楽しい作業だった」、また受賞について「従来のテーマパークの反環境的問題、都市空洞化などに疑問を提示したのが新鮮に受け止められたのだろう。現在は不可能だろうが、将来は環境にやさしい高層テーマパークが都市のランドマークになるのではないだろうか」と述べた。(2011.6.24Joongang Ilboより抜粋)

今までのテーマパークにはなかった、新たなワクワクを感じさせてくれる素晴らしい作品。震災復興の一つとして、仙台に計画されようとしているIR(カジノを含む統合型リゾート)の目玉として考えられないだろうか。

2011/06/24

日本にパーク業界大物企業が進出。なぜ今?

23日、英・マリーン・エンターテイメンツ社(ME社)は日本進出を発表した。今年10月東京・お台場「デックス東京ビーチ」に、世界で13番目となる蝋人形館「マダム・タッソー東京」を期間限定でオープンする。また来年6月には12億円をかけ、同施設6階と7階の4000㎡に「レゴランド・ディスカバリー・センター(LLDC)」も開業する(マッスルパーク跡)。

日本国内でのME社の認知は低いが、世界17カ国74ヶ所のテーマパークなどの施設運営を行っており総年間入場者数は4400万人。入場者数ではディズニー社に次ぐ世界第二位の企業。

今年10月にオープンする蝋人形館は、世界的に有名なロンドンにある「マダム・タッソー蝋人形館」の日本仕様。ビートルズやマイケル・ジャクソンなどの有名人蝋人形とは別に、日本のアニメや有名人の蝋人形も制作中とのこと(現時点では展示内容の詳細について発表されていない)。
※本展示催事については期間限定としているが、常設展示の可能性も示唆している

来年6月開業予定の「レゴランド・ディスカバリー・センター(LLDC)」は、3歳~10歳の子どもを対象とした施設で、インタラクティブな教育と楽しさの提供を目指すという。LEGOを使用し子どもの想像力を刺激する教育的プログラムや、LEGOで造られた乗物、4Dシアターなどが用意されるという。また施設内には象徴的な建物などの展示も予定されている。入場については入替制(3時間)を予定。

この時期に日本進出を果たすME社は、何を狙っているのだろう。想像の域はでないが、以下のような事が考えられるのではないだろうか。

  • デックス東京ビーチは、店舗を埋めるのに苦戦、格安の条件を引き出してのテスト出店。事業が順調に行けば、全国主要都市にLLCDの展開を狙っているのか(キッザニアが思うように出店できていないなか)
  • 1990年前後に造られ破綻した各地のテーマパークの買収をにらんだ日本進出
  • 石原都知事の願い通りにいけば、お台場にはオリンピック施設とカジノができる
  • 今後計画が期待されるIR(カジノを含む統合型リゾート)への出店
  • 大阪・エキスポランド跡地再開発事業への出店

などなど考えればきりがないが、パーク事業を次々と買収し収益を上げてきたME社。いろいろと想像してしまう。果たして日本進出の真意は何なのか今後の彼らの動きが気になる。

今回のリリース配信のタイミングと同じくして、ME社の関係者が来日していたと漏れ聞こえていたが、メディアがインタビューを行った形跡もなく、日本進出の最初の活動にしては、少々おとなしすぎるというか、あえてそうしたのか分からないが気になるところだ。

ME社の日本における事業の狙いについては、10月にオープンを予定している蝋人形館「マダム・タッソー東京」の開業時に行われるであろう記者会見またはプレスプレビューで明かされるであろうことを期待しよう。

マリーン・エンターテイメンツ社(現地6月23日配信)プレスリリース

2011/06/22

世界のトローンボーン奏者が被災地に捧げる「A Song For Japan」

世界中のトローンボーン吹きが、心を一つにし、日本の被災地に捧げます。
頑張れ日本!~日本に捧ぐ歌~

日本人トロンボーン奏者たちが中心となり、世界のトロンボーン奏者と共に、東日本大震災で犠牲になられ方、被災された方へ音楽で力になろうと、祈りの曲として「日本に捧ぐ歌(S.フェルヘルスト)」を作曲、プロ、アマ問わず世界の音楽家たちが演奏しています。

この活動は、世界のさまざまな演奏会で「日本に捧ぐ歌」が演奏されることで、聴衆も含め被災地に想いを寄せようというものです。

初演は4月にオランダ行われたヨーロピアン・トロンボーン・フェスティバル「スライド・ファクトリー 2011」。以降、この活動は広がりを見せ、世界のトローンボーン奏者たちを中心に演奏されています。

譜面はソロからアンサンブルに至るまで用意されており、HPからダウンロード(無料)が可能です。ジャンルを問わずさまざまな音楽の演奏会場でこの曲が演奏され、聴衆も含め被災地に想いを寄せ、祈りを捧げていただければと願います。

トロンボーンの音は、人の声に最も近いといわれ、奏でられるハーモニーは多くの人を魅了してきました。既に多くの演奏がYOUTUBEに寄せられています。人の心に寄り添うことが得意なトロンボーン。演奏を聴いていただき、音楽をされている友人や知人にお知らせ頂ければ嬉しく思います。

是非、A Song For JapanのHPをごらんください。
http://www.trombones.jp/index.html

※個人的にはこの活動には何ら関係はありません。、一音楽ファンとして紹介させていただきました。

2011/06/18

世界のテーマパーク入場者数2010発表

TEA(テーマエンターテイメント協会)から2010年の世界のテーマパーク入場者数が発表された。

入場者数上位10施設の内、8位までをディズニーのパークが独占、9位がユニバーサル・スタジオ・ジャパン、10位がエバーランド(韓国)となっている。

2010年については2009年の順位と変わらないものの、わずかだがマジック・キングダム(▲1.5%)、エプコットセンター(▲1.5%)、ディズニーランド・パーク・パリス(▲2.6%)、ディズニー・スタジオ・ハリウッド(▲1.0%)が数字を落としている。

対照的に、ユニバーサル・スタジオのアイランド・オブ・アドベンチャー(30.2%)、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(26.1%)が大きく入場者数を伸ばしている。アイランド・オブ・アドベンチャーについてはハリーポッター導入、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドについては、MUMMY(ハムナプトラ)、キングコング4D導入で大きく数字を伸ばしたと考えられる。

国内のパークでは、東京ディズニー・ランド(5.5%)、東京ディズニー・シー(5.9%)、ユニバーサルス・タジオ・ジャパン(2.0%)となっており、アジアではロッテ・ワールド(22.4%)、香港ディズニー・ランド(13.0%)、エバーランド(11.6%)が目を引く、ロッテワールドについてはリニュアルを行ったのと、韓国への中国人観光客が増えたことが大きく数字を伸ばしたと考えられる。エバーランドについてはリニュアルは終了していないが中国人観光客増が貢献していると考えられる。

アジアを見ると中国が躍進しており、韓国やシンガポールへの中国人旅行客増も含め、経済発展とともに中国での余暇産業の発展が著しいことが伺える(アジア圏についてはフルレポートを)。

TEA & AECOM「The Global Attractions Attendance Report」より
MAGIC KINGDOM at Walt Disney World,
Lake Buena Vista, FL, U.S.A
16,972,000
▲1.5%
DISNEYLAND,
Anaheim, CA, U.S.A.
15,980,000
0.5%
TOKYO DISNEYLAND,
Tokyo, Japan
14,452,000
5.9%
TOKYO DISNEYSEA,
Tokyo, Japan
12,633,000
5.5%
EPCOT at Walt Disney World,
Lake Buena Vista, FL, U.S.A.
10,825,000
▲1.5%
DISNEYLAND PARK at Disneyland Paris,
Marne-la-Vallee, France
10,500,000
▲2.6%
DISNEY’S ANIMAL KINGDOM at Walt
Disney World, Lake Buena Vista, FL, U.S.A.
9,686,000
1.0%
DISNEY’S HOLLYWOOD STUDIOS at Walt
Disney World, Lake Buena Vista, FL, U.S.A.
9,603,000
▲1.0%
UNIVERSAL STUDIOS JAPAN,
Osaka, Japan
8,160,000
2.0%
10
EVERLAND,
Gyeonggi-Do, South Korea
6,884,000
11.6%
11
DISNEY CALIFORNIA ADVENTURE,
Anaheim, CA, U.S.A.
6,278,000
3.0%
12
ISLANDS OF ADVENTURE
at Universal Orlando, FL, U.S.A.
5,949,000
30.2%
13
UNIVERSAL STUDIOS
at Universal Orlando, FL, U.S.A.
5,925,000
6.1%
14
LOTTE WORLD,
Seoul, South Korea
5,551,000
22.4%
15
HONG KONG DISNEYLAND,
Hong Kong S.A.R.
5,200,000
13.0%
16
SEAWORLD FLORIDA,
Orlando, FL, U.S.A.
5,100,000
▲12.1%
17
OCEAN PARK,
HONG KONG S.A.R.
5,100,000
6.3%
18
UNIVERSAL STUDIOS HOLLYWOOD,
Universal City, CA, U.S.A.
5,040,000
26.0%
19
WALT DISNEY STUDIOS at Disneyland
Paris, Marne-la-Vallee, France
4,500,000
▲2.6%
20
NAGASHIMA SPA LAND,
Kuwana, Japan
4,465,000
▲5.0%
21
EUROPA PARK,
Rust, Germany
4,250,000
0.0%
22
BUSCH GARDENS TAMPA BAY,
Tampa, FL, U.S.A.
4,200,000
2.4%
23
YOKOHAMA HAKKEIJIMA SEA PARADISE,
Yokohama, Japan
4,023,000
▲6.0%
24
DE EFTELING,
Kaatsheuvel, the Netherlands
4,000,000
0.0%
25
SEAWORLD CALIFORNIA,
San Diego, CA, U.S.A.
3,800,000
▲9.5%

2011/06/17

カジノを推進する前に再検証を。「日本のテーマパークが破綻した10の理由」

東日本大震災の復興財源捻出、地域振興としてカジノ構想が急浮上した。早ければ年内、遅くとも今年度中にはカジノ法案が成立する可能性がでてきた。そこで過去に地域観光活性の旗の下、全国で多く造られたテーマパークをはじめとする観光施設の破綻原因を改めて検証しカジノ構想に活かして欲しいと思う。

1980年後半から1990年初頭にかけて全国で建設されたテーマパークをはじめとする観光施設の多くが破綻したのは「人災」

1987年に制定されたリゾート法(総合保養地域整備法)により、1980年後半から1990年初頭にかけて、地域振興をうたい多くの観光施設が計画された。しかし、その殆どで民事再生法や会社更生法の適応をうける結果となった。当時、テーマパークや観光施設などが破綻したことについて、破綻の事実は報道されても、その原因に言及する報道はなく、釈明会見でもその多くで「集客が思うようにできなかった」で済まされることが殆どであった。

それらの多くが第三セクター方式によるもので、多くの資金(税金含む)が投入されたにもかかわらずその責任を負うものはなく、破綻に至った原因の究明もなされなかった。結果、その負担は国民が負うこととなった。つまり、それらの計画や経営に携わった関係者は一切責任を負うことがなかったということだ。

※第三セクター(Wikiより):日本においては、国または地方公共団体(第一セクター)が民間企業(第二セクター)と共同出資によって設立した法人を指すことが多い。その場合、多くは設立が比較的容易でその運営方式も自由な株式会社の形態を採る。半官半民の中間的な形態が、第三の方式という意味である。)

皆さんがお住まいの近くにも、一つや二つあると思う。思い出してください。

個人的にはカジノ法案が成立することを願っている。国内10ヶ所程度のカジノを含めた統合型リゾート(Integrated Resort(IR))が計画される事は大歓迎だが、IRの計画は過去のような安易な観光施設計画では必ず失敗する。国会で検討されようとしているカジノ法案は、国や地方の今後にかかわる重要な案件の一つ、現在の国状を考えても失敗は許されない。

カジノの是非いついてここでは示さないが、今、カジノ法案と共に何が検討されようとしているかについて正しい情報を知っていただき、これらを知った上で地域主導でその是非について議論していただきたい。

では、テーマパークに代表される観光施設の破綻原因を施設開業の前後に分け、個人的考えとして以下に記す。


「日本のテーマパークが破綻した10の理由」

■計画から建設
  1. 計画・実行責任者が素人であり、適切な判断を下せなかった。また(結果として)そこに集まったコンサルタントなどは信頼に足りるものではなかった
  2. 社会(地域)への十分な説明による理解のもとに計画されなかった
  3. 適正な情報と予測を基にした計画ではなかった
  4. 恒久施設であることを認識した計画ではなかった
  5. 適正な予算計画・管理ができていなかった
■運営(経営)
  1. 素人経営であった(第三セクターの場合、トップは天下り)
  2. 稼ぐという執念がなかった
  3. 社会を理解し、社会と向き合うことができなかった
  4. 感性価値の創造ができなかった
  5. 運営に関わる業務全般で、経験豊富なゼネラリスト、真のスペシャリストがいなかった
ゆえに観光施設の破綻原因は「人災」であると言える。これらを検証することは重要で、同じことを繰り返すことは許されない。カジノ法案では第三セクター方式での計画・運営はとらないようだが、IRが計画され推進されることになった際には、最低以下のことは行っていただきたい。
  1. 適正な人材の確保(コンサルタントなども含めた)
  2. 適時適正な情報公開と広聴
  3. カジノに頼らない経営(カジノは強力な観光コンテンツだが、それに胡坐をかく経営では失敗する)
これらを十分に理解し、国・自治体はカジノ推進に、地域主導で取り組んでいただきたい。

カジノ法草案:サマリー(カジノ合法化に関する100の質問より)
http://www.casinonews.jp/Seminor/casino_act_summary.pdf

カジノに関して知りたい方はコチラを薦めます。
カジノ合法化に関する100の質問:http://blog.livedoor.jp/takashikiso_casino/

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少し古いが内閣府政策統括官室 経済財政分析担当による以下のレポートを見ていただいても、そのずさんさがわかる。
地域の経済2004 ~地域経済とグローバル化~

レポートでは、当時の代表的なテーマパークの苦戦の要因を以下のようにまとめているので、簡単に記しておく。
  1. 「この街でこのテーマ」というコンセプトがはっきりしていないものが多かった
  2. 初期投資が大きく、支払負担が大きいために、追加投資が思うようにできなか
  3. 事業主体が第三セクター方式を取っていた
  4. 来客予測が甘かった。これは、第三セクター方式を取っていることとも結び付くが、専門家でない人間が予測を立てたところで、甘くなるのは当然である
テーマパークは、リピーターの取り込みに苦戦していると言える。初期投資に加えて追加投資を行い、絶えず魅力的なサービスを提供していかないと、リピーターはついてこない。観光を分析する上で、テーマパークの事例は多くの示唆を与えてくれる。

2011/06/14

キッザニア・クアラルンプール開業早まる。今後も続々と開業。

シンガポール・クアラルンプールのショッピングセンター「ザ・カーブ」に、2012年開業に向け準備が進んでいたキッザニアが、今年12月に開業すると発表した。

写真:マレーシヤインサイダー
マレーシアでのキッザニアの開発は国営投資会社カザナ・ナショナル社が80%出資した合弁会社がおこなっている。また、この投資会社は2013年開業予定のレゴランドにも出資している。

■子どもや親以上に、投資家や企業に人気があるキッザニア

アジア、中東ではテーマパークなどの施設計画・開業が次々と発表されているが、中断・頓挫のニュースも聞かれる。そんななかにあってキッザニアは東京で開業してから5年で15カ国に広がった。そして計画の中断などはなく順次開業している。

キッザニアが急速に増えるキッカケは東京での開業である。この開業が日本のみならず、経済発展めざましいアジア、将来の資源枯渇に備え新たな産業創出を観光に求めた中東の目に留まったからだ。

キッザニアは「教育的要素が高い体験型エンターティメント」施設、つまり職業(社会)体験施設である。経営側にとっては、テーマパークなどのように広大な土地を必要とせず投資額も少なくて済む。協賛(出展)を検討する企業にとっては、社会貢献名目で支出が可能で、従来のテーマパークなどへの協賛金に比べ格段に少な金額で済む。また教育的な施設にもかかわらず自社製品やサービスを活用したアトラクションが出展でき、社名や製品名の露出ができるなど、いままでにないビジネスモデルであったことが急速な広がりを見せた要因である。そしてなによりキッザニアが提供するサービスが、子を持つ親たちのニーズに完全に合致したことはいうまでもない。

つまり、運営(経営)側・出展側(企業側)・顧客の3者がWin-Winの関係となるビジネスであるということである。

キッザニア式ビジネスモデルの可能性に偶然とは言えいち早く気づいたのが、日本のキッザニアの代表を務める株式会社キッズシティージャパン住谷栄之資氏。氏が日本に持ち込まなければここまでの広がりはなかっただろう。氏は飲食業のフランチャイズで成功し、社長引退後世界一周の旅に出かけたおりにメキシコにユニークな子どもの施設があると聞き訪問。そのときビジネスマンとしての直感「イケル」がビジネスマンとしての復帰を決断させ日本でのキッザニア開業となったという。

現在では計画は一段落したように見えるが、台湾や米国などでも計画が噂されている。日本では経済が立ち直ってくれば、あと3~4ヶ所の計画も可能と考えられるし、中国などでも複数の施設ができても不思議ではない。今後、ここ5年のような広がりはないものの、着実に施設数を増やしていくだろう。

現在の計画など
開業:メキシコ(本家)、日本、ジャカルタ、ソウル、リスボン、ドバイ
計画・建設中:サンチャゴ、インド、上海、バンコク、カイロ、クアラルンプール、サンパウロ、クエート、ヨルダン、シンガポール、(台湾? 米国?)

2011/06/11

弘田三枝子、美空ひばりを凌ぐといわせたシンガー

弘田三枝子のシンガーとしての実力をどれほどの多くの方がご存知なのか、年配者であっても「ポップスの女王」といわれたことは知っていても、その多くは歌謡歌手としての彼女しか知らない。ジャズシンガーとして高い評価を受けていたことは以外に知られていないように思う。個人的想いも含めジャズシンガー弘田三枝子を紹介する。

「バケーション(1962)」、「悲しきハート(1963)」に代表されるポップスのカバー。平行して歌謡歌手としても活躍し、「人形の家(1969)」はあまりにも有名。アニメ主題歌「レオのテーマ」やCMソング「ワンサカ娘(レナウン)」を歌ったことでも知られている。

1947年に生まれ、10歳に満たない頃から米軍キャンプで歌いはじめ14歳でデビュー、翌年に「バケーション」が大ヒットし一躍スターに。しかし彼女が求めていたのはジャズ。1965年に18歳という若さで世界三大ジャズフェスティバルの一つ「ニューポート・ジャズ・フェスティバル(現:JVC Jazz Festival Newport, R.I.)」に出演し好評を得た。これは日本人歌手としてはじめてのこと。

翌年19歳でリリースしたアルバム「ニューヨークのミコ-Miko in New York(1966)」は、日本の音楽史に名盤として残すべきと個人的には思っている。19歳と思えぬ完成度の高さ、美空ひばりを凌ぐといわせるだけのことはあると感じさせられる。またバックを務めたのが一流のミュージシャンであったことも当時の彼女の才能を最大限引出したといえるいだろう。
Billy Taylor(Pf)、Ben Tucker(Bs)、Grady Tate(Ds)

「I wish I knew how it would feel to be」

歌謡界での活躍は続くが1970年代に入り歌謡界も変化して行く。そんななかジャズシンガーとしての活動が主となってくる。70年代は彼女にとってシンガーとして円熟味を増して行った10年でもあったが、80年代に入り姿を見ることがなくなった。

数年前から時折テレビなどにも登場するようになったが、残念ながら彼女の歌は、自身の耳に残るものとはほど遠いものであった。しかし、彼女が不世出のシンガーとして残したものは輝き続けると思っている。以下に彼女の魅力が発揮されているものを紹介する。是非、聞いていただきたい。

まだ若さが残るが音楽を掴むフィーリングといえばよいのか、才能と上手さは十分に感じる1曲(なんだか調子は良くなさそうだが)。バックが原信夫とシャープ&フラッツなのが嬉しい。

「Mack The Knife(70年前半?)」

1976年にリリースされたアルバム「My Funny Valentine」に収録された「My Love」。当時人気を博していたジャズミュージシャンたちが参加している。鈴木宏昌のアレンジも見逃せない。鈴木宏昌(Pf)、石川晶(Pr)、村岡健(Ts・Fl)、市原康(Dr)、岡沢章・江藤勲(Bs)、直居隆雄・松木恒秀(Gt)

「My Love(1976)」

個人的に彼女のベストパフォーマンスと思っている1曲。バックには世良譲トリオに、当時圧倒的な人気を誇った高橋達也と東京ユニオンのホーンセクション。ドライブ感ある素晴らしい演奏。アレンジも素晴らしく、おそらく前田憲男。ソロは松本英彦。

「On A Clear Day(80年頃)」(TBS サウンド・イン・S)

動画が見れない場合はこちらをクリック。

以前、本ブログで同時期に活躍した、不世出のシンガーとして朱里エイコも紹介しています。「自身の才能と歌謡界の狭間でもがいたシンガー

2011/06/09

Monkey Kingdom Park、北京で2014年開業

北京より北55kmに位置する紅螺湖畔450エーカーを使った大型複合施設の一部として、中国独自文化を集約した「Monkey Kingdom Park(おサル王国?)」が2014年に開業を予定している。


Monkey Kingdom Parkは、400年前に書かれた(?)小説「西遊記」をテーマに、中国の歴史・文化を伝えるファンタジックな施設になるという。

計画は、会議場、展示会場、ホテル、商業施設など、MICE機能を有した複合型の開発となるようだ。パークの設計、デザインは、その世界では有名なThink Well社が行っている。

中国が積極的にインバウンド振興に力を入れている表れとなる今回の大型開発。日本もおちおちしておれません。


ShinkWell社HPより

2011/06/08

パラマウント・ムービー・パークについて

現在パラマウント・ムービー・パークといわれる施設は存在しない。パラマウント社は、カナダ、アメリカに、パラマウント・パークという名称でライドパークやウォー ターパークを所有していたが、現在はないと思われる(2006年頃にCedarFair社に売却。その時に人気映画の名称が付いたライド アトラクションは、全て名称変更したと記憶しているhttp://www.cedarfair.com/)。

パラマウント社にとって自社コンテンツを活用したテーマパークがつくられることは、映画コンテンツの2次使用料が得られ、パークが存続する限り大きな収入となる。つまり版権ビジネス。

パラマウント社はパーク事業に対し投資はせず、テーマパーク運営事業に対し映画コンテンツの使用を許諾する代わりに、入場料に対し7%程度(たぶん)の版権料を受け取る。その他にもグッツなどのお土産制作にかかわる版権など多くの収入が見込める。

以前よりテーマパーク事業への参入意向は強かったようだが、特にアジアの経済発展を背景にアジアでのテーマパーク事業には拘った感がある。多くの人気コンテンツを持ちながら、今までテーマパーク事業に参入しなかったのが不思議なぐらいである。

<パラマウント・ムービー・パーク計画の歴史>
※パラマウント社の著作権管理・許諾の業務を行うパラマウント・ライセンシング社が交渉・契約窓口

2004年、福岡で計画が発表される。予定では06年着工、10年開業予定であったが資金の目処が立たず断念。

2008年5月、韓国で「パラマウント・ムービー・パーク・コリア(仮称)」計画発表。発表以降、計画は進んでいない。

2009年7月、大阪に「パラマウント・リゾート大阪(仮称)」計画発表(事業会社の先走り発表)。今年9月、大阪府によるエキスポランド跡地を含む万博公園南側の再開発計画案のコンペが行われ、11月に開発概要とともに事業者が決まる。

2010年9月、スペインで「パラマウント・ピクチャーズ・テーマパーク(仮称)」計画発表。今年3月に2015年開業予定と発表。

2011年5月、ヨルダンで「スタートレック・パーク(仮称)」計画発表。2014年開業予定。

先にも書いたが、今年11月には大阪にパラマウント・ムービー・パークが建設されるか否かが決まる。決まればスペインの2015年開業より先に開業できる可能性もあると思う。開業するならアジア初ではなく世界初になって欲しい。その方がはるかにグローバルでのニュースバリューがあり、外国人観光客誘致の力になると思う。

2011/06/05

パラマウント・リゾート大阪(俗称)計画といわれているエキスポランド跡地利用について

今年11月に事業者が決定し、その内容が明らかにされる。

世間で言われている「エキスポランド跡地にパラマント・パークができるかも」について、多くの方が正しい情報と動向についてご存じないようなので簡単に整理しておく。

エキスポランドを含む大阪万博南側の活用については、パラマウント・パークありきではなく、大阪府は委員会を立ち上げ、府民アンケートをとるなどし活用方針を発表。それに基づいて事業者選定のコンペが行われる。既にコンペには3社2社の参加が決まっている。

【正式名称】万博記念公園南側ゾーン活性化事業
【対象地域】大阪万博南側(エキスポランド跡地含む)約18.4haから約39.6ha
                ※計画に際し、当初から全ての土地を利用することを前提としていない
【事業者】平成23年11月決定予定

詳しくは、大阪府HPで確認。
万博記念公園南側ゾーン活性化事業者の募集について

現在に至るまでの経緯は以下で。
万博記念公園南側ゾーン活性化プラン案

活性化プラン提案には、パラマウント・パーク実現に向けて動いている燦アセットマネージメント株式会社が入っている(正しくは子会社の大阪投資マネージメント株式会社)。先にも何度か書いてきたが、大阪投資マネージメントが事業者として選ばれる可能性は高いだろう。

今回の事業の特徴は、従来の多くのテーマパークに見られた税金投入による第三セクター方式ではなく、あくまで民間事業として行うおこなうことが条件となっている。それを考えると
大阪投資マネージメントは、事業リスクを低減するために、商業施設、映画館、ホテルなども含めた複合型施設とならざるをえないだろう。

大阪投資マネージメント自身の投資額を抑えるためにも商業施設、映画館、ホテルを誘致することは重要で、開発エリアの管理とテーマパーク運営を行う企業という形態を目指していると考えられる。つまり誘致した施設の建設費用、事業責任を負わない形にするのではないかと考えられる。

11月に事業者選定され、活性化プランが発表されるのを楽しみに待ちましょう。下馬評とおり大阪投資マネージメントが開発事業者として選定された際には、世に流出しているイメージ図が現実のもとなることを願いましょう。



参考資料:活性化対象エリア(大阪府資料より)



参考資料:府民アンケート一部抜粋(大阪府資料より)
Q.大阪府では、自然文化園や日本庭園などを現状のまま残しながら、万博記念公園内のエキスポランド跡地に、民間の資金を活用して、経済効果が関西全体におよび、また、内外からの集客が見込め、広域的なにぎわいづくりにつながるような施設を立地することが望ましいと考えています。 エキスポランド跡地を中心とした万博記念公園の南側ゾーンが、『年間を通じて多くの府民に利用され、他の都道府県や海外からも多くの人々が集まるようになる』ためには、どのような施設を整備するのが有効だと思われますか。下表の施設別にお答えください。


2011/05/30

韓流ワールド「HALLYUWOOD」工事再開

韓国・京畿道は、3年間工事が止まっていた大規模テーマパーク「韓流ワールド」の第1エリアの工事を年内に再開、2014年5月に完成を目指すと発表した。

当時のPRビデオ

「韓流ワールド」は韓国の文化観光エリアとして、大きく3つのエリアからなる大規模パーク。99万4000平方メートルの敷地に、商業施設、映画撮影体験、エンターテインメント施設、イベント会場、韓流博物館などが予定されている。

2008年5月、日本でも人気の女優チェ・ジウを広報大使として華々しく着工式が行われたが、着工式から1年が過ぎても着工にされず、当時関係者は「資金調達問題もあったが、金融危機で市場状況が悪化、設計変更など現実的代案探しに時間を要し、着工できないでいる」と述べていたが、経済状況も改善、同地域にユニバーサル・スタジオ・コリアが2014年開業を予定、ターゲットである中国、インド、ベトナムなどの目覚しい経済成長、衰えない韓国人気など、事業を進めて行く上での環境も整ったのだろう。

PRビデオのような街が現実のものとなれば、アジアからの高い集客力はさることながら、世界有数のコンテンツ発信基地となるのではないだろうか。反面、意気揚々に観光立国宣言をした日本だが、観光庁長官自ら以下のようなことではその実現も心配される。

twitterのつぶやきより(一部加筆)
「5月20日に震災後はじめて中国からのツアーが成田に到着とメディアが報じた。実はツアーの半数が中国の役人で、費用も政府持ち。出迎えに出た観光庁長官はお土産を配ったりと大はしゃぎ、中国の役人にとっては迷惑だったようだ。観光庁が中国の役人が含まれていることを知らなかったことも問題」
http://instagr.am/p/E0fEL/

HALLYUWOOD:http://www.h-wood.co.kr/

2011/05/27

ユニバーサル・スタジオ・シンガポール、グランドオープンまで5時間。進まぬ日本の観光立国。

シンガポール・セントーサ島に造られた複合型リゾート施設「リゾート・ワールド・セントーサ」は、昨年春に一期工事が完了し、複数のカジノ、ホテルとショッピングモールなどとともに、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)は開業した。

昨春のオープンは一部アトラクションを除いたオープンであり、今回が正式な開業となる。とはいえ映画「マダガスカル」をテーマにした世界初の「マダガスカル・グレート・アドベンチャー」、映画「トランスフォーマー」をテーマとしたライドアトラクションの稼動は、グランドオープンには間に合わず年内中に稼動するとのこと。

日本時間27日午後に、ユニバーサル・パーク・アンド・リゾート社会長兼CEOのグレン・ガンペル氏は、記者会見の席上で、今後、韓国、ドバイで開業を予定していると述べ、他にも中国、他のアジア新興国での計画があると述べた。

韓国については2014年開業予定、ドバイについては中断していると聞いている。中国については上海万博と同時に隣接地に開業を予定していたが中止。博覧会終了後、上海にはディズニーが進出することになった。ユニバーサル・スタジオは中国のどこに予定しているのだろう。上海での中止理由は、中国とユニバーサルにとってシコリが残るものだったと聞いているが・・・。

今後、アジア各国で計画されているテーマパークは、単にパークだけではなく周辺環境をも含めた複合型リゾート施設として計画されており、ここで幾度か書いたが外国人観光客誘致を着々と準備している。韓国しかり、中国においては香港からマカオまでの海岸線を一つのリゾートエリアとして「珠海長隆国際海洋リゾート・プロジェクト」として壮大な計画をスタートさせた。

日本では観光庁を創設し「観光立国!観光立国!」と叫んでいるが、何ら具体的なプランはでてこない。今までやってきたことは、従来より業界や観光地自らやってきた活動を、多少なりとも後押しし、国、自治体、観光地、業界みんな一緒に頑張りましょうと動いただけで、多少の成果は出たものの、それは中国の経済発展に頼るとこが多く、冷静に見ればその成果は低い。

このような状況を見ると、ますますカジノ法案成立ありきの観光庁創設と見られてもしかたがない。多分カジノ法案通過までは「辛抱、辛抱」と庁内で言っているのだろう。

このままでは、西からの外国人観光客は日本海を越えては来てくれないだろう。

2011/05/21

福島原発事故以降、企業の危機管理に対する姿勢に変化

福島原発事故発生後、多くの国民が政府、東京電力の対応の遅さ、情報開示のありかたに大きな疑問と不満を持つこととなった。そんななか企業が掲げている(社会に約束している)「危機管理体制」、「企業の社会的責任(CSR)」、「コーポレートガバナンス」などについて水面下で再検証の動きが出てきたようだ。

企業における危機管理は、全ての企業とはいわないが、世の流れに合わせ形式的につくられたものだと言えるだろう。またその殆どで危機管理やCSRコンサルタントが関与しており、コンサルタントが持つフォーマットを自社用に言葉を入れ替えるだけというお粗末なものも少なくない。つまり絵に描いた餅で実効性に大いに疑問が残る。

国内において実行性のある危機管理体制構築が進まないのは、その重要性に経営陣が理解を示さないのが最も多い理由と思われる。例えばこの様な発言である「今まで特に何もなくきたのだから、これからも今までのようにやっていれば大丈夫だろう」。また危機管理体制を構築していくためにはコストがかかるのも事実で、生産性のないものにコスト(構築費用、社内規定などの改定、社内研修、施設などへの追加設備など)をかけることを嫌がる。また自身が幹部のうちは「ややこしいモノはやりたくない」なども多く、危機管理担当者がいくら熱心に説明しても理解を示さない。
(★企業の危機管理担当は熱心な方が多い)

コンサルタントは危機管理体制構築・推進を図ることの重要性を訴えるために、経営陣向けに「危機管理の重要性について」的なプログラムを持っている。これは危機管理担当者と組んで経営陣を説得するためのもので、実例を多く盛り込んだ「脅しプログラム」とも言われている。しかし、ここまでしても日本の経営陣は動かないという。

原発事故以降、経営陣や広報担当者などは、もし自社で危機的な事案がが発生した際、①速やかに正確な情報収集が図れるか  ②社会への適正な情報発信ができるか  ③危機管理マニュアル内の緊急連絡網があるが本当に機能するか  の3点について最も不安に感じているという。

実際にあった話だが、ある企業の持つ施設で事故が起き、緊急連絡網を使って連絡をまわしたが、そこに記されていた20数名のうち、連絡がついたのは半数にも満たなかったといことだ。その上に会社から貸与されている携帯電話を日頃から持ち帰っていない役員がいたというのだから、まさに絵に描いた危機管理といえるだろう。

これもよくある話で疑問に思うことだが、観光施設や遊園地などでの運営や機器操作の誤りにより事故が発生し、来場者に何らかの被害が出た際、中心的に弁護士が動くことがある。弁護士が施設や遊園地の運営や機器操作のことを十分に理解しているのかと不思議に思う。本来、事故の早急な原因究明と再発防止策策定、真摯な態度での被害者への対応(補償)が求められると思うが、企業が弁護士の仕切りで危機対応を行うのは、被害者に企業にとって不利となる雑音が入る前に賠償を速やかに有利に進めたいという気持ちの現われではないかと思ってしまう。つまり自己保身を第一に考えた行動のように映る。

申し訳ないが弁護士や危機コンサルタントに、施設やその運営、それを取り巻く法的環境を理解し、運営マニュアルを読み解くスキルのある方がおられるとは思えない。

このように企業における危機管理体制は、文字図らでは一見整っているように見えるが、実際には実行性が低く、自己保身が優先される対応となることが多いのが現実である。この様な対応を行った企業の末路は決まっており、企業存続自体が危機的な状況に陥り、社会から見放されるか、社会からの評価を回復するまでに長い時間を要することになる。これは過去に起きた事故を見れば明らかである。

企業の皆さんには、本当に実行性のある危機管理と、社会への適正な情報発信をおこなえる体制を整えていただき、「企業と社会」ではなく、「社会のなかの企業」という視点で危機管理やCSRに取り組んでいただきたい。

最後に企業が社会に宣言(約束)した事が、絵に描いた餅か否かを知る一例を記す。

東京電力HPに掲載されている「企業倫理、法令遵守の取り組み」より

私ども東京電力は、平成14年8月の原子力不祥事以降、信頼回復のため「しない風土」と「させない仕組み」のもとで、グループの総力をあげて企業倫理や法令の遵守、安全・品質管理、情報公開による透明性の確保に全力で取り組んでまいりました。~(中略)~再発防止対策の実施・展開に取り組み、再発防止対策の実施状況の確認および効果の検証を実施しました。この結果、予定どおりに再発防止対策が完了したことを確認するとともに、全社員を対象とした意識調査などにより、対策の有効性を確認することができました。~(中略)~立地地域の皆さまやお客さまからの信頼に応えることが、東京電力グループの事業活動の基盤であることを改めて肝に銘じ、社員一人ひとりが誠実な行動に努めてまいります。

また「企業倫理遵守に向けた推進組織」の企業倫理委員会構成員は以下となっており、「企業倫理委員会では、企業倫理遵守に関する活動方針の策定や展開をはかるとともに、企業倫理に反する事案の調査・対応などについて隔月で審議しています」としている。

委員長:会長
副委員長:社長
委員:社外有識者(弁護士1名、学者2名、労働組合委員長1名)

2011/05/16

キャンディーズ「ハートのエースが出てこない」に見た日本の商業音楽制作の技術

最初にお伝えしておきます。面白くない投稿と思います。

キャンディーズの1975年に発売された「ハートのエースが出てこない(レコード)」を高級コンポーネントステレオ(コンポ)で聴く機会を得た。音の伸びや音楽としての感動などは一切なかった。つまり音を楽しむという音ではなかったということ。これは一般的なオーディオなどの再生機では感じられないと思う。自宅に帰りYOUTUBEでアップされているものをイヤホンで聞いたが、高級オーディオで聴いたものとは全く違って、聴きなれた親しみやすいキャンディーズがそこにはいた。


レコーディングされた音は、ミキシングの際に「定位」を意識して行われる。それは再生する際ステレオであることを前提に行われるがそれは存在しなかった。もちろんキャンディーズの声は前、演奏は後ろにはなっていたが、豊かな音の広がりや深さ、音一つ一つを楽しめるものではなかった。

表現するとしたら、一つ一つの音が重なり合って一つの音楽が創られたというのではなく、スコアー(総譜)を縦にスライスした音の集まり単位が、連続して聴こえてくる感じであった。全体としては高級コンポの再生可能な範囲を大きな円とすると、その中心部分のみにしか音がなく、多くが空白に感じられた(モノラル的な聴こえ方)。

これらは現在のようなミニコンポはなく、それなりに良い音を再生するオーディオ機器が一般的ではなかった時代、多くの若者はダイナミックレンジの狭いモノラルのラジオやラジカセ、レコードプレーヤー、それに毛が生えたような再生機で聞くことに配慮したミキシングとなっているのではと思う。

また編曲、演奏、録音、ミキシングに、商業音楽に徹したアイドルのレコードならではと思える計算も見て取れた。そこには歌詞とメロディーをしっかり伝える技術があった。極端に言えば歌以外は感情(抑揚)というものを排除している。とはいえ聴き手の感情を高めるために、フレーズ間に入れられた演奏による合いの手は、聴き手の感情を高揚させる絶妙なアレンジとなっている。

それらは計算されたアレンジ技術のみならず、抑揚を抑えた(排除した)機械的で正確な演奏をしているミュージシャンも見事。そして楽器一つ一つに対する細やかな録音技術が何故かこれらを一層引き立たせるという意外な結果にも感心させられた。そして消費者の音楽を楽しむ環境を念頭に置いたミキシングもしかりだが、キャンディーズの声を少し力強く感じさせるように芯のある音にしていたのもポイントかもしれない。

他にも、キャンディーズ解散以降5年間ぐらいの間にヒットしたアイドルのレコードを聞いたが、ほぼ同じような思いを持った。これは何ともいえないが、バックコーラスが入ったものがなかったのも歌詞とメロディーをしっかり伝える技術の一つかもしれない。

高級コンポでアイドルの歌謡曲を聴くこととなったが、日本の商業音楽をつくる技術は聴き手の再生環境にまで配慮したもので、日本人の職人的技術と真面目さをあらためて感じた。

最後に、ジャズを聴くために組まれた高級コンポで「ハートのエースが出てこない(レコード)」を聴いた際に、個人的に感じたことを勝手な視点と考えで書いたこと、十分ではなかたであろう説明であったことをお許しいただければと思う。

2011/05/08

原発事故に見るメディアの信頼性はいかに

原発事故の報道では、大手メディア(在京テレビ局、全国紙)とフリージャーナリスト、雑誌、海外メディアではその報道姿勢は全く異なる。

大手メディアは、「原発から30キロ圏外は安全」、「放射線量は、直ちに人体には影響ない」など、政府や東電の会見内容をそのまま流しているだけと感じられている方は多いだろう。

反面、 フリージャーナリスト、雑誌、海外メディアなどは、事の重大さや政府や東電の対応が、科学的、医学的に根拠あるものか否かなど、さまざまな視点による取材によりその判断が適性かを検証し、政府や東電の判断は鵜呑みに出来ないといってきた。また政府や東電の拡声器となった大手メディアに対しても厳しい意見をぶつけている。

週刊文春にこんな記事があった、大手メディアが報じている原発30キロ圏内の報道は自身で取材したものではなく、30キロ圏内の取材は、下請けの制作会社や地元のフリーの記者を使って取材させているという。

なぜ自身で取材に行かないか、それは各社の内規によるもので、原発から以下の圏内には入ってはいけないというのである。

民報各社は50キロ、NHK40キロ、朝日新聞50キロ、時事通信60キロ 。

記事が事実なら、50キロ圏内には記者を派遣せず、国民には政府や東電が発表した「30キロ圏外は安全」、「直ちに人体には影響ない」との報道を連呼し続けた大手メディアの行動は許されるものだろうか。

原発事故で、多くの国民が大手メディアからの情報に不審を抱き、適正な情報を得るために、さまざまなメディアから情報を集めた。このような大手メディアに対する不審を自ら解決する行動に多くの国民が至り、家族や友人などと積極的な情報交換を行ったケースは今までになかったのではないだろうか。

原発事故により国民は政府、東電のみならず、大手メディアが発信する情報に対しても不審を抱いた。原発事故はメディアのあり方が大きく問われることとなり、自ら進んで拡大化をつづけてきたその行動にも疑問を呈することになるのではないだろうか。

一部大手メディアでは反省からか報道内容が変化してきた、彼らが掲げる報道姿勢が真のものか、これからの彼らの行動と報道に注目していきたい。

2011/05/06

福島原発暴発阻止行動プロジェクト

今朝、情報番組で知った「福島原発暴発阻止プロジェクト」。

原発を推進してきた1人として原発事故には責任を感じると語った山田恭暉氏(72歳)が立ち上げた決死隊と言っていいだろう。番組では「次世代にこのつけは残すわけにはいけないと」自然体で語っていたのが印象的だった。

プロジェクトを立ち上げるにあたって、数百通のメール、2000の手紙を原発に関わった人に呼びかけたという。既に50を越える元技術者、科学者(東大など)、元東電、特殊車両運転者、鳶職など、さまざまな形で原発に関わった方の参加申込みがあったとう。また同時に政府に対しても受入を提案しているという。

このような方々にこそ原発の安全に関する検証、課題に対する提言、人材育成などに尽力していただければと思う。 

東京電力福島第1原発の危機を回避するべく、還暦を過ぎた元技術者たちが、ボランティアでの復旧作業を志願している。プロジェクトには28日までに、女性を含む約40人が参加を表明。高濃度に汚染された原発内部で、被ばく量限度を超えての作業も辞さない意気込みだ。発起人の山田恭暉(やすてる)さん(72)は「若いやつらに行かせるわけにはいかない。俺たちは死んだってたいしたことはない」と死を恐れず、原発に立ち向かう。
顔には深いシワが刻まれているが、眼光は鋭い。山田さんは命を賭する覚悟を口にした。「なーに、死んだってたいしたことないよ。子どもも成人した世代だし。東電や政府の悪口を言っても、何も解決しない。切り込んでいかなきゃ」(スポーツ報知 記事抜粋)
週間金曜日(2011.4.22) 
高齢技術者「若い奴にはやらせない」原発暴発阻止プロジェクト 


YUCASEE MEDIA(2011.5.3)
原発危機に立ち上がった60歳以上の「シニア決死隊」 


福島原発暴発阻止行動プロジェクト山田やすてるさん(1/3)

2011/05/04

ユニバーサル・スタジオ・シンガポール、28日グランドオープン

昨年3月にソフトオープンしたユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)が、5月28日にグランドオープンを迎える。


USSはアジア最大規模の統合型リゾートとして開発されているリゾート・ワールド・セントーサ(RWS)の主要施設で、21のアトラクションが用意されている。また年内中に、映画「マダガスカル」をテーマにした世界初の「マダガスカル・グレート・アドベンチャー」、映画「トランスフォーマー」をテーマとしたアトラクションのオープンも予定されている。

RWSは、昨年1月に4つのホテルとショッピングモール開業、2月にはシンガポール初のカジノ、26の会議施設、コンベンションルーム、劇場(1600席)が開業、そして3月にUSSが開業。今後、第二期工事で世界最大規模の水族館、海の歴史の博物館、高級スパ、ホテル2棟の建設が予定されている。 


 (2009.10.25 本ブログより)

2011/05/03

食中毒事故に見る悩ましい現実

チエーン展開する焼肉店が提供したユッケを食べたことで24人が食中毒となり、2人のお子さんが亡くなられた食中毒事故。

事故を起こした焼肉チエーンは非常に安価なことで知られており、加えて高級感のある店づくり、サービスの質も高く、感性価値という点でも評価されていたという。 

社長の記者会見を見たが、全てにおいて理解を得れる会見ではなかった。

しかし社長が会見で「厚生労働省の基準に生食に関する明確な定義はない」と語った。確かに魚、鶏肉、豚肉も同じで、調理または提供する時に食中毒を起こす菌の量を測り、どの程度なら提供しても良いのかその基準は示されていない。

最後に開き直った様子で、このような事故が起きないようにするには「精肉の生食を全て禁止するしかない」と発言。これも食中毒による健康被害をなくすための一つの手段ではある。しかしそのようなことは難しい、生モノを提供する商店や飲食店がなくなることになりかねない。

似た話で、神社仏閣で行われる祭りを思い起こしていただくと分かるが、祭りの時には多くの屋台が境内に所狭しと軒を並べる。しかし消防法的には全く通らない話で、それは以下によるさまざまな危機が想定されるからです(現在は随分改善されている)。  
  • 文化財や可燃性のモノの周辺でのプロパンガスを用いた生火の使用
  • 漏電が懸念される簡易電気工事
  • 非常時の避難経路の確保ができていない
  • 緊急車両導線の確保ができていない
  • スムーズな消防活動、救護活動ができない  など   
しかし、現実には消防法を遵守していなくても実施されてきた現実がある。 我々が気軽に参加しているさまざまなイベントにおいて、上記の様なことがある場合は決して開催許可は下りない。ではなぜ祭りは開催できるのか。

こんな面白い話がある。消防が改善を申し入れに行くと「我々は消防や法律ができる、ずーと昔からやっていること、心配はいらない」と一蹴されていたという。また、今では随分改善されたが屋台の衛生面も同様である。

古くから形態が変わらない祭りには歴史文化の継承という側面があり、ガチガチに法で囲い込むと開催できなくなる。よって現行法では開催できないが、現行法が求める同等の安全を他の手段によって担保できると判断された場合のみ、歴史文化の継承という点をかんがみ開催を許可している。

つまり生食も同じようなもので、生モノ販売・調理提供は古くからある商売で、健康に影響を与える菌があることが分かるまでは、調理をする側とそれを食べる側の経験や知識によって安全か否かを判断してきた。調理についてはこちらも食文化という側面もあり、かつ商売のプロセス上、販売もしくは提供時の菌の種類と量を測定し、定められた安全基準であるか確認して提供するといのは現時点では不可能といえる。

いままでに起こった食中毒事故では、明らかな衛生環境の不備が指摘される案件以外は、厚生労働省は表に出ることはなかったと記憶している。つまり今回のような事故は、上記のような背景があり厚生省としても悩ましい問題となるため明確な安全対策について発言できないのが現状である。

つまるところ生モノの扱いについては、調理や提供者の衛生管理の徹底は当然のこととして、食べる側にも知識と覚悟が必要だということを認識しなければならない。

これから食中毒の発生が増える季節、以下を参照いただき知識を深めていただければと思う。

食品衛生についてはこちらをご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/takakis2/eisei.htm#saikinsei 

菌性食中毒と扱いの注意点についてはコチラ。
http://homepage3.nifty.com/takakis2/saikin.htm 

※本投稿は食中毒事故を引き起こした企業を庇護するものではありません。
生モノの取り扱いや食中毒について知っていただくことを目的に投稿したものです。

2011/04/29

日本の危機から得られる9つの示唆

中国の雑誌「世界知識」の中で、震災後の日本について触れた記事が紹介されていた。震災の影響が今後の日本と中国、アジアとの関係をどう変えるのかを端的に述べられている。日本のメディアでは書けないであろう表現もある。他国では震災をこのように見ているのかということが分かる。

(1)の「日本は何と言っても超高齢社会に突入している。第二次世界大戦後に廃墟から復興し、さらに高度経済成長を遂げたあの奇跡を再び起こすのは難しい」については、十分な社会制度がない中で、高齢化、少子化(一人っ子政策)が進めば日本以上に中国の方が深刻な状態になるのでは思う。

【011.4.25人民日報より】
大地震と津波、そしてそれに伴う核危機により、日本経済は厳しい試練に直面した。また、この大災害は世界的な大災害の特徴も備えている。災害の全過程をよく観察すると、以下のような示唆を得ることができる。

(1)震災の中で日本国民が取った態度は賞賛を得た。復興・再建のプロセスでも、日本国民はすばらしい態度を取り、堅忍不抜の精神を見せてくれるだろう。し かし、日本は何と言っても超高齢社会に突入している。第二次世界大戦後に廃墟から復興し、さらに高度経済成長を遂げたあの奇跡を再び起こすのは難しい。日本の国力が衰退に向かいつつあるのはすでに避けられない事態となっている。

また、今回の災難により、日本の自然条件の過酷さがより露呈した。日本は戦後、これほど過酷な自然条件の中でも世界第二の経済大国に上り詰めたが、今回の災害で、国の発展は、自然が与える発展の「限度」を大幅に上回ることはできない、ということが良くわかった。自然への過度な要求と「征服」は、必然的に自然からの罰をもたらすことになる。 

(2)地震が多発する日本のような国で50カ所以上の原発を建設するには、厳密な管理体制と優秀な人材が必要だ。今回の原発事故では、日本の原発安全管理の盲点、人材不足が露呈した。 

(3)今回の原発事故は、全世界の原発事業に重要な教訓を与えた。ある意味では、莫大な代償を払って今後の世界原発事業に貢献を果たしたとも言える。

(4)今回の原発事故は、国の安全問題が多元化したことを反映している。原発の安全は、国のエネルギー安全問題から派生した課題の一つだ。国は様々な安全問題を直視しなければならない。これらの問題は、軍事上の安全問題と互いに独立しつつも関係がある。大地震の発生前、日本の指導者はいわゆる「中国の軍事的脅威」への対応ばかりに気を取られ、福島原発の事故や隠蔽問題に関しては全く準備がなかった。これは安全観に問題があるということだ。本当に国民の利益を考えた安全観が形成されていなかった。

(5)福島原発は、米国からの支援と支持を受けて建設・設計されたものだ。しかし、福島原発で問題が発生したとき、米国から日本へのいわゆる「保護」には限度があることがわかった。米国が優先したのは自国の軍人と救助隊の命であり、彼らを放射能の脅威から遠ざけることだった。これは核問題における米国からの保護という神話から日本人を目覚めさせることとなった。
 
(6)未曾有の災難により、日本の国力は衰退し、「中強日弱」の流れが加速するだろう。これは、中日関係が今後新たな時期に入ることを意味する。改革開放以来、日本は対中援助を通じて両国のウィンウィンの関係を築いてきたが、今後は中国が対日援助を通じてウィンウィンの関係を築くという形に転換する可能性がある。中米日の関係も、日米が軍事的に共同で中国に対峙するといった従来の構造から、比較的バランスの取れた三角関係に転換していく可能性がある。どのみち、中日両国は新たな時期の両国関係に向け、しっかりと準備する必要がある。

(7)今回の災害により、アジアないしは世界各国の人々の間で一体感、連帯感が強まった。国際関係に深刻な影響を及ぼす可能性もあるが、少なくとも国家間の相互支援、相互支持、共により安全な世界を作るという「全世界人民の大団結」という精神が強まったことは確かだ。

(8)地震、津波に伴う放射性物質漏えい事故により、中日などの東アジア国家・地域では、原発の安全に向けた協力を強化する必要性が強まった。中国大陸、韓国、台湾なども多くの原発を抱えている。特に中国大陸では、2009年までに沿海地域に6カ所の原発が完成しており、さらに10カ所が建設中となっている。しかも、中国も地震などの自然災害が多発する国だ。このため、日本の大地震からどれだけの教訓を学び、原発の安全問題にいかに対処していくかは、中日を含む東アジア国家・地域の共通の課題となっている。

(9)日本の大地震は人類の活動とは直接的な因果関係のない大災害だったものの、自然の力の強大さが明らかとなった。この災害は、環境汚染・温暖化・砂漠化拡大・熱帯雨林の消滅など、人類の活動と因果関係のある大災害に対し、人類が一致団結して、共同で対処していかなければならないと人々に警鐘を鳴らしている。これらの災害は地震や津波のように突発的ではないが、静かに、慢性的に人類の住処を破壊しつつある。今回の災害は教育という役割も持っている。世界各国、特に環境をめぐり命運を共にする近隣国家間が、国家間の問題を解決する上で有益な示唆となった。 

出所:2011.4.25人民日報

パラマウント・リゾート大阪、吹田市長が代わって期待。関連して配信されたリリースが笑える。

4月10日に行われた統一地方選挙前半戦で、橋下知事率いる維新の会は、大阪府議会で過半数を獲得、大阪市議では過半数にはおよばなかったが第一党となった。

加えて統一地方選挙後半戦では、パラマウント・リゾート大阪予定地となっているエキスポランド跡地と万博記念公園のある吹田市長が代わった。新たに市長に就いたのは井上哲也氏(維新の会)。吹田市議を4期務め、その後大阪府議を2期努め吹田市長となった人物。維新の会の幹事長でもある。

これでパラマント・リゾート大阪の実現に向け、大きく弾みがつくのではと喜んでいると、私以上に喜んでいる人物がいた。

エンターテイメントゾーンといわれるエリアのイメージ図

それはエキスポランド跡地でパラマウント・リゾート大阪の実現に向け動いている燦キャピタルマネージメント株式会社。8日の前半戦終え、明けた11日(月)になんとも分かりやすいリリースを配信している(以下「大阪エンターティンメントシティ(OEC) ~未来大人宣言~」参照)。

橋下知事と燦キャピタルマネージメント株式会社の関係は、橋下知事就任以来の動きを見ていればお分かりだとは思うがその関係は深い。

燦キャピタルマネージメント株式会社がこのようなリリースを配信する裏には、昨年7月大阪府が行ったエキスポランドおよび万博記念公園の活性化プランの検討にあたり実施した府政モニターのアンケートの結果も後押ししているのだろう。
参考:H22年7月23日大阪日日新聞「テーマパーク上位、エキスポランド跡地活用

また昨年の政府の事業仕分けで大阪エキスポランド跡地とその周辺の土地を管理する日本万国博覧会記念機構が廃止となったため、商業地などへの土地利用が可能となっていることも、喜びを隠せないリリースにつながっているのだろう。

はしゃぎすぎでエキスポエランド跡地の開発事業者に内々に指名されいるのではないかと思ってしまう。

企業が配信するリリースとしては非常に稀な内容のもので、燦キャピタルマネージメント株式会社が開発事業者として指名されたら、「このリリースで内定取ってたのはバレバレでしたよ」と、社長に云いに行きたいですね。

ある意味リリースの歴史に残るものかもしれない。是非お読みください。

臨時トップメッセージ 「大阪エンターティンメントシティ(OEC) ~未来大人宣言~
※リリースによれば「パラマウント・リゾート大阪」改め、「大阪エンターティンメントシティ(OEC)」となっている。

とにもかくにも関西活性につながるプロジェクトとなるよう橋下知事、井上市長、燦キャピタルマネージメントに期待しましょう。


参考まで(燦キャピタルマネージメント株式会社発表資料)
2009.7.16「パラマウント・リゾート大阪』について」
2010.6.2「OSAKA ENTERTAINMENT CITY』構想に係る万博記念公園(南側ゾーン)の活性化案の提出について

2011/04/26

節電で豊かな生活が戻る

日本人1人が使用する光の量は7万キロルーメン/時を超える。これは欧州より4割高い量だという。

また、環境省の調査によると中野区の夏の夜空は、街の灯りにより1988年〜1991年に比べ、2000年〜2009年では2倍明るくなったという。(読売新聞より)

東京ではさまざな施設で昼夜問わず照明をおとしているというが、利用者などからは今までが明るすぎたとの声が聞かれるという。

ヨーロッパ並みに照明を下げれば、心身の疲れも軽減できそうな気がするし、星空が見えるようになったり、今まで隠れていた街の陰影が現れ、夜の雰囲気を楽しめるようになると思う。

ロマンスが生まれやすい環境になるということか。

節電は東京の魅力を増すことになるという仮説が成り立つような気がする。

クールビズにも礼節を

東電管内では今夏節電が求められる。これを機にクールビスも定着するのではと思うが気になることがある。

幼い頃、夏になると大人たちはアイロンのきいた開襟シャツとスラックス。見ているものにも清涼感を与えてくれた。が、いつのまに皆がスーツを着るようになったのだろう。

汗でヨレたスーツより、麻や綿の開襟シャツや半袖Yシャツの方が夏には合理的な服装だし、他の人に清涼感も与える。

ただ、現在のクールビスから受ける印象は少し異なる。もっとも気になるスタイルが、スラックスと素肌に直接長袖Yシャツ、第2ボタンまであけている人。そんなスタイルをしている人に、清涼感や格好良いと思える人がどれだけいるだろう。

週1日のカジアルデーが広がったとき、大手流通の人事担当がこぼしていた、TシャツとGパンにスニーカーで出勤する社員がいる。カジアルと普段着の違いが分からない社員が多すぎると。

企業がいうカジアルはビジネスカジアルのことであり、カジュアルライクな服装という意味。それは社会人として礼節をもった肩のこらない服装ということだろう。

Webで見つけた礼節を守る(意識すること)で得られるものとして以下を見つけた。
  • 対人関係を良好に保つ
  • 仕事相手として、安心できる存在であることを発信
  • 前向きな協力を引き出すことにつながる
  • ビジネス上、重要な初対面での印象で損をしない 
加えて、礼節をもったクールビスは、見るものに清涼感を与える。メラビアンの3Vの法則ではないが、ビジネスの見た目は重要。

「クール」は「涼しい」という意味だけではなく、「格好良い」という意味も含まれている。ビズなのだから「社会人として礼節を持った格好良さ」と理解するべきでしょう。

4/20NEWSポストセブン
節電猛暑を乗り切る「超クールビズ」 ポロ&開襟2例を紹介

2011/04/24

ガイガーカウンターが手作りできる

プラスティックカップ、アルミホイル、AMラジオなどを使ってガイガーカウンターが手作りできるという。

つくり方を公開しているのは化学プロデューサーの米村でんじろう氏。

小学校の理科の授業で「ガイガーカウンターを作って放射線を測ろう」なんて授業が当たり前にならないことを願いますね。


NGKサイエンスサイト:http://goo.gl/0VPZd

2011/04/21

コンパニオンアニマル

ペット(愛玩動物)という言葉に違和感を覚えているのは、2匹の犬を飼う私だけではないだろう。飼い主の多くはそう感じていると思う。

飼い主たちは「かわいいペットですね」とは言わない。ワンちゃん、ワンコ、ネコちゃんと表現する。オス?メス?とも言わない、男の子、女の子という。つまり彼らにとっては愛玩する対象ではなく、共に暮らし、生きていく家族、仲間なのである。

動物たちとの共生と言われるようになって久しいが、今、ペットのことをコンパニオンアニマル(伴侶動物)との呼び方が浸透してきた。ペット関連の企業や医療、教育機関でもペットと呼ぶことを禁じ、コンパニオンアニマルと呼ぶケースが増えているという。

コンパニオンアニマル(伴侶動物)、言葉としては納得だが、コンパニオンの本来の意味は、「付き添いとしての友人や仲間」、「貴婦人・老婦人・病人の相手をする雇われの住み込みの女性」で、日本においては接客コンパニオンやイベントコンパニオンなど、おねーちゃんを連想する。つまり全く意味が異なる。

ペットとは言いたくないが、コンパニオンアニマルも日本人とっては少々違和感があるというか、なじみにくいような気がする。

慣れるしかないのかな。

2011/04/19

SMILE!

震災以降、テレビやラジオを通して被災地に送る応援メッセージとしてさまざまな音楽を耳にします。どの曲も被災地に思いを寄せる人々の気持ちが伝わるものばかりです。

自身だったら何を送るだろうと思ったときに浮かんだのが「Smile」。

資本主義の中、効率を求めた世界で人は機械のように働き、人間の尊厳が失われていくことに疑問を持ったチャンプリンが社会風刺の作品として発表したのが「モダンタイムズ」。そのラストシーンで流れるのが、チャップリン自らが作曲した「Smile」です。

1954年ナッキン・コールが歌い爆発的にヒットし、現在に至るまで多くのアーティストが歌っています。

モダンタイムズといい、スマイルといい、なんだか今の日本にとって意味深い作品だなと思った、雨降る午後でした。

 ナット・キング・コール

マイケル・ジャクソン(日本語訳詞付)

2011/04/14

原発現場に美味しい食事を(驚きの冷凍技術)

 「冷凍された食品は、安全で新鮮」。
冷凍食品は安価で美味しいとは言えず、食品添加剤なども使用されており、手軽さだけが重宝される食品という認識が一般的だと思います。


昨日、奈良にあるレストランで、冷凍フランス料理のランチコースをいただきました。お店は近隣のマダムで満員。来店者は冷凍保存されたフランス料理を店舗で解凍して提供していることはご存じないようです。


使用されている食材は全て国内産の厳選されたもので、セントラルキッチンで調理・冷凍されたものをレストランで解凍・盛付けをし提供しています。(一部、お店で手を加えるものがある)。


「新鮮」:例えば陸揚げされた魚が一般流通で消費者の手に届くまでは、一般的に2日程かかり、人の手にも何度か触れることになる。しかし陸揚げされて直ぐに冷凍されたものは輸送に時間がかかっても、一般に流通したものより新鮮さを維持できるという。また、よく言われる解凍時のドリップ(うまみ成分が水分と共にでてしまう)についても、今の冷凍技術ではドリップはほとんどでないとのことで、旨みについても十分に品質が保持できるとのことでした。


「安全」:厳選した食材(無農薬など)を使用し、調理や冷凍時に食品添加物などは一切使わず、調理後直ぐに冷凍しているため安全であるとのことでした。


確かに冷凍されたものとは思えない料理で、肉の旨みの一つである油の味は、一度冷凍されたものとは思えない美味しさがありました。お寿司については、シャリとネタを別々に冷凍したものをお客様に出す前にセットし提供しています。回転寿司や安価な居酒屋で食べる刺身などは薬品の味がしますが、全くそのようなことがなく、握りたての味とは言いませんが十分なものでした。またデザートのシフォンケーキがその特徴であるふんわり感と弾力が、冷凍されても損なわれていないのにも驚かされました。


これらの美味しさは厳選された食材を使用するのはもちろんのことですが、その冷凍技術に秘密があり、均等磁束密度と電磁波、そして冷風をハイブリットした冷凍機で冷凍されたものでなくてはならいそうです。簡単に言えば、普通に冷凍したのでは水分が凍った時にその氷結が大きいいためそれが細胞をつぶすことに繋がり、それが解凍した際にドリップとして旨み成分とともに流れ出してしまうそうです。しかし、この冷凍機を使用することで、多くの小さな氷結を一度に作ることができ、それにより大きな氷結をつくるのを防ぐそうです。結果、解凍した際にドリップの量を大幅に減らすことができ、旨み成分が食品から流れ出さないとのことでした。




高い冷凍技術は、安全で美味しい食を提供することはもちろん、計画生産、輸送の効率化、廃棄処分量を減らせ、結果としてコストを下げることにも繋がるというわけです。


この冷凍機は、既に多くの食品加工メーカーや食品の製造販売、洋菓子店が使用しているとのことですが、一部の購入事業者については、「食品を一旦冷凍していることは外部に漏らさない」、「冷凍機器を購入したことを漏らさない」という機密保持契約を取り交わすところがあるということです。つまり消費者が冷凍食品は美味しくないという認識があるがゆえのことだそうです。


とにかく驚きの冷凍フランス料理体験でした。
注:野菜、フルーツは冷凍したものではありません。ちなみにイチゴは冷解凍が可能だそうで、グレープフルーツは向かないそうです。




福島原発の作業員の現場の食事は、できるだけ空気に触れず、調理の必要としないものという条件での加工食品を食べられておられると聞きます。紹介した冷凍食品はパックされており原発内で食する食品の条件に合うものだと思います。美味しい幕の内弁当をパックして冷凍し、常温解凍して食べれば、一般に売られているお弁当と何ら変わりのないお弁当が食べることができます。缶詰やクラッカーなどに比べるとはるかによい食事が取れると思います。東電さん検討されてはいかがですか。


投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。