2010/09/08

思わずショッピングカートに

ジャズピアニストとして活躍している小曽根真が、バークリー音楽院在学中の師の1人であるフィル・ウィルソン(Tb)と録音したデュオアルバム。かれこれ30年前の録音が6月に復刻されていました。

レコードが発売された当時、日本では入手できず米国の知人に購入をお願いし送っていただいたのを思い出します。

彼の演奏は荒削りなところありますが、エネルギッシュで、その中に貪欲さも感じる演奏です。当時はその才能がどこまで伸びるのだろうかとワクワクしたものです。またフィル・ウィルソンの演奏も素晴らしく、音楽家として対等な扱いをしながらも、生徒に対する気遣いと能力を引き出だそうとしているのが感じとれ ます。どちらかというと小曽根真から突っかけているという感じで、デュオアルバムとして大変良いアルバムだと思います。


彼の演奏を初めて聞いたのは、神戸の私立小学校が集まって行う演奏会でした。当時彼は小学校3~4年だったと思います。彼の通う学校の代表としてハモンドオルガンを圧倒的なテクニックと表現力で演奏していました。その当時ハモンドオルガンを弾くというだけで大変珍しいことでした。同じ小学生であった私もただただ驚くばかりでした。

高校卒業後バークリー音楽院に進み、1日中ピアノを弾いていたと聞きます。在学中から注目された存在で、ハービー・ハンコックやチック・コリア、ゲーリー・バートンなどとも交流がり、大きな期待を寄せられていたようです。ちなみに主席卒業と聞きました。

お気に入りのレコードがCD復刻されると、なんだか嬉しくなる気持ちは私だけなんでしょうか。CDが届くのが楽しみです。

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。