2012/05/24

関西で、テスラを体験できるチャンス

(テスラモーターズジャパン 報道資料より)
テスラモーターズ、阪神高速湾岸線にて電気自動車 「テスラロードスター」の加速とドライビングを体験する試乗会を開催

テスラモーターズHP Image Galleryより
テスラモーターズジャパン(東京都港区)は、2012 年5 月26 日(土)、27 日(日)、大阪市および阪神高速道路株式会社の協力のもと、阪神高速5号湾岸線において、テスラロードスターの試乗会を開催します。

テスラロードスターは、他の電気自動車の追随を許さない加速性能とドライビング、既存のスポーツカーに勝るとも劣らない流麗なデザインに加え、今年一月にアップデートを施して、さらに快適性を高めました。わずか2500 台の世界限定生産で、名実ともに最高級の電気自動車であり、最高レベルの加速性能を誇るスポーツカーであります。

このたびの高速道路におけるそのテスラロードスターの試乗会は、より多くのドライバーに、電気自動車そのものの可能性を最大限に体験できる機会を提供することを目的としています。また、テスラの車輌に搭載されるバッテリーを構成する電池の優先サプライヤーであるパナソニックエナジー社の本拠地である大阪市で開催することで、日本の優れた電池技術についての認知を高め、電気自動車の技術への理解を深めたいと考えています。

<開催要項>
日時:5/26 (土) と5/27(日) 両日とも10:00-16:00
場所:阪神高速5号湾岸線
中島パーキングエリアを起終点として尼崎末広出入口、北港西出入口間を往復
集合場所:中島パーキングエリア2階 テスライベント用デスク
参加方法:メール (japan@teslamotors.com )または電話 (03-6890-7700) で、お名前、メールアドレス、電話番号、運転免許の有無、ご希望の日時をご準備の上、お申し込みください。 ご参加には事前予約が必要です。
協力:大阪市、阪神高速道路株式会社

テスラモーターズHP:http://www.teslamotors.com/tokyo

2012/05/23

ハリー・ポッター導入で、ニヤリとしたUSJ社長の胸の内を探る

今月10日ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、2014年下半期に「The Wizarding World of Harry Potter(ハリポタ)」をオープンさせると発表した。この席で、あまり笑顔を見せないUSJ社長グレン・ガンペル氏が、記者からの入場者数についての質問に、年間100万人規模の集客増を確信していると、ニヤリとしたという。この話を聞いて、ニヤリには様々な思いや理由があるのだろうと推測してみた。

2012/5/12 JCASTより
ニヤリ(1)
経営危機に陥っていたUSJを何とかここまで再建できたことへの想いから「ニヤリ」

ニヤリ(2)
伸び悩む入場者数を大きく増やせること、つまり売上増になることに「ニヤリ」

ニヤリ(3)
上場廃止後、5年で企業価値を高め再上場の計画という。それが事実なら、上場の力となり、株価も期待できると「ニヤリ」

ニヤリ(4)
言いますまい。以下より察してください。ニヤリ。

ハリー・ポッター導入でニヤリとしたUSJ社長の胸の内を解くためには、USJの経営の歴史を振り返る必要がある。USJは大阪市が筆頭株主の第三セクターとしてスタート、2001年に開業した。USJも各地の第三セクターのテーマパークなどの余暇施設同様、大阪市をはじめ土地所有企業の株主などの寄り合い所帯経営により赤字経営が続いた。開業後追加されたアトラクションの建設にかかわる数十億円の建設費用が予定通りに支払えない状況にまで陥っていたと伝わっており、経営の建て直しは予断を許さない状況になっていたという。これを受け大阪市へ融資依頼を行ったが議会で否決され、まさに緊迫した経営状況になったという。

予断を許さない状況の中、経営再建を目指し、ユニバーサル・スタジオの運営の権利を所有・管理するユニバーサル・パークス&リゾーツの当時幹部であったグレン・ガンペル氏が2004年に社長に就任し、早期退職を含む大幅な経費削減や土地所有者への賃貸料値下げを行いながら、企業再生に向け経済産業省の「産業活力再生特別措置法(プロジェクトファイナンス)に基づく事業再構築計画」の承認を得るために動いた。2005年に承認を得てゴールドマン・サックスのグループ会社である有限会社クレインホールディングスを通じ250億円の増資を得た。この時点で筆頭株主が大阪市から有限会社クレインホールディングス(クレインHD)となった。

2007年に東京マザーズに上場、その後僅か2年で、GSの孫会社であるSGインベストメンツ株式会社(GSI)によるTOBによる株式買い付けを行い、上場廃止となる(※報道ではTOBとされていたが、実際には筆頭株主であるクレインHDの子会社にUSJの経営陣が役員として参加していたことから事実上MBOと思うのだが)。※GSIはUSJの株式買い付けのためにつくられた会社

これらにより、大阪市は所有株式を売却、USJへの貸付150億円も返済され、市民の税金の一部でも帰ってきたことは良かったと言えるだろう。またUSJは、大阪市からの貸付金以外の借入金400億円の返済も行ったという。

上場廃止後、USJの株式はGSI(USJの持ち株会社)が所有し、同時にGSIを存続会社とし、株式会社ユー・エス・ジェイを消滅会社とする合併を行い、同日存続会社の社名をユー・エス・ジェイとし商号の変更を行った。つまり、開業時の株式会社ユー・エス・ジェイは存在しないということだ。

ここ数年のUSJは、年間入場者数800万人で横ばい状態。ハリポタを最初に導入したオーランドでは、前年比30%増を達成している。USJでも同様となれば、年間入場者数が開業初年度以来の1,000万人超えも夢ではないだろいう。

再上場が事実であれば、これほど力になるものはなく、株価も期待できる。また、今国会中に法案提出の可能性が囁かれている「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案(インテグレートリゾート(IR)推進法案、通称カジノ法案)」が通過すれば、東京と並んで大阪が最初の指定都市になる可能性が高いという。そうなると施設が完成するには、早くても8年ぐらいはかかると思うが、これもUSJの再上場には大きな力となり株価にも大きく影響するだろう。そして、インテグレートリゾート完成を前に大胆な投資も行われ、USJの魅力は増々高まるだろう。ニヤリ。

2012/05/19

東日本の遊園地・テーマパーク、東日本大震災から売上高Ⅴ字回復

5月15日、経済産業省から東日本大震災による「遊園地・テーマパーク」への影響についての調査が公表された。

資料によると、遊園地・テーマパークの売上高を前年同月比を東日本と西日本でみると、東日本は震災により平成23年3月は▲66.4%、4月が▲70.4%と、大幅な減少となったが、平成24年3月は214.3%(前々年同月比5.7%)と大幅な増加となっている。

一方、西日本は平成23年3月は▲0.5%の減少となったが、平成24年3月は12.2%(前々年同月比11.7%)と、2か月ぶりの増加となっている。(図2)

東日本の遊園地・テーマパークがV字回復したことは、なによりです。



出所:経済産業省 大臣官房調査統計グループ サービス動態統計室
「遊園地・テーマパーク」にみる東日本大震災の影響について」

2012/05/16

パラマウント・パーク・ムルシア・スペイン2015年開業を正式発表(パーク概要編)


パラマウントパーク・ムルシア・スペインは、マドリッドの東南約440キロの年間300日の好天に恵まれるという、地中海沿岸部のスペイン南部のムルシア地方に計画されている。100エーカーの土地に15億ドルを投じ、ラグーンを中心に5つのエリアに7つのテーマが設定され、30のアトラクションが計画されている。報道や各種資料によると、競合はディズニーランド・パリ。各施設はユニバーサル・スタジオのようなセットファサードとなっており、ディズニー・リゾートを集約したようなテーマ設定(冒険、ファンタジー、未来、ワイルドウェストなど)となっている。
参照:パラマントパーク・ムルシア・スペイン2015年開業を正式発表

  1. パセオ・パラマウント(Paseo Paramount)
  2. アドベンチャー・シティ(Adventer City)
  3. ランドズ・ウエスト(Rango’s West)
  4. ウッドランド・ファンタジー(Woodland Fantasy)
  5. プラザ・フューチャー(Plaza Futura)(※プラザ・ファンタジーという情報も)
十分ではないが、エリアやアトラクションについて以下に紹介する。

エントランス
パラマウント・ピクチャーズの象徴と言えるBronson Gateを通り映画の世界へ。


1.パセオ・パラマウント(Paseo Paramount)
メインエントランスからパークの中央のラグーンに抜ける道の両側には、レストランやショップなどが立ち並ぶ。


エントランス近くには、映画「スクール・オブ・ロック(School of Rock/2003)」のパビリオン。エリア内には大きなステージでロックンロール・ショーが楽しめる「パラマウント・ライブ」。


2.アドベンチャー・シティ(Adventer City)
1950年代のアメリカの小さな町の中では、パラマウント映画のヒット作品が様々な形で楽しめる。


映画「タイタニック(Titanic/1997)」の展示・体験館。通路は、タイタニック号の歴史を伝える博物館のように造られる。


通路を進むと、主要な映画のシーンである船内の大きな階段と沈没シーンが再現される。


映画「ミッション・インポッシブル(Mission:Impossible/1996)」のアトラクション。キューラインでは、トム・クルーズのアクションシーンを見ながらアトラクションへの期待を高める。アトラクションは、ジープに乗り4D特殊効果で作られた戦いのシーンを体験。(USJのスパイダーマンと同じような感じらしい)。


映画「ザ・イタリアン・ジョブ(The Italian Job /2003、邦題「ミニミニ大作戦」)」のアトラクション。ゲストは逃走する泥棒、ミニ・クーパーに乗り込み、さまざまな仕掛けを走り抜けるミニ・コースター。※King’s DominionにあるBacklot Stunt Coaster(旧Paramount King’s DominionのBacklot Stunt Coaster)と同じ。

映画「グリース(Grease/1978)」をテーマとした、大きなバンパーが特徴の1950年代の車で楽しむ「ホットロッド」


映画「ゴッドファザー(The Godfather/1972)」で、コルレオーネとその仲間が好んだイタリア料理店をモチーフに造られた1940年代ニューヨークのレストラン。


3. ランゴ・ウエスト(Rango’s West)
パラマウント映画「ランゴ(Rango/2011)」を題材に、カウボーイとインデアンが住む西部の町を再現。町を守るのはカメレオン保安官Rango。


筏に乗って渓谷ホワイトウォーター川を下るウォーター・スライダー、途中、水に不慣れな水兵たちが橋の上から、水大砲で筏を浸水させようとする。ポップコーンをテーマとした落下塔アトラクション「ポッピンコーン」。


「ラルゴ4Dシアター」では、ラルゴ保安官と共に、パラマウント映画が製作した西部劇の音楽に乗せ西部を旅する。


4.ウッドランド・ファンタジー(Woodland Fantasy)
魔法をテーマにした中世ヨーロッパの村。村には、子ども向けのアトラクションが点在している。


大規模な垣根で造られた迷路、参加型のマジック・ワークショップ「スターダスト」



童話を元に造られたライドに乗って魔法の杖で角獣と戦う「スパイダー・ウィックの謎(The Spiderwick Chronicles/2008)」、ボートに乗って輝く森で妖精を探す旅「おとぎ話の旅」


映画「スリーピー・ホロウ(Sleepy Hollow/1999)」を題材につくられた霧に包まれた不気味な村では、3D映像アトラクション「首なしの騎士の復讐」が楽しめる。


ドラゴンとペガサスなどの架空の生物に乗ることができるメリーゴーランド「カルーセル」


5.プラザ・フューチャー(Plaza Futura)※プラザ・ファンタジーという情報も
SFファンタジーと空想の宇宙飛行をテーマとし、ネオン照明で演出された未来的なエリア。


「ワープ・スピード」ワームホールから発進するロケット・コースター。高さは世界で一番になるという。


映画「宇宙戦争(The War of the Worlds /2005)の4Dアトラクション。


「スター・トレック」、モーション・シミュレーターに乗って宇宙を旅する。乗船前には、ゲストに対し演出の効いた隊員としての心構えなどの説明が行われるのでは。ディズニーのスター・ツアーズのスタートレック版。


「クエーサー・フォース」、宇宙をテーマとした屋内型コースター。コースターのレイアウトは、ネズミが走り回る様をイメージしたという。


超常現象に悩まされるカップルを描いた、映画「パラノーマル•アクティビティ(Paranormal Activity/2007)」の3D映像アトラクション。


以下のアトラクションについては、建設エリア不明
映画「トゥーム・レイダー(Tomb Raider/1996)」を題材としたインタラクティブ・アトラクション、映画「ベオウルフ(Beowulf/2007)」を題材としたジェット・コースター「ドラゴンの伝説」


Origin of the image:Paramount Park,Paramount Pictures

2012/05/13

パラマント・パーク・ムルシア・スペイン2015年開業を正式発表

2010年9月の計画発表の際には、国内でも報道されたが、その後の進捗については報道されていないと思われるので、ここで紹介する。
パラマント・パーク・ムルシア・スペイン(Paramount Park Murcia Spain)は、カジノを含むインテグレート・リゾート計画(IR計画)の一つの施設として計画されている。この計画が発表された2010年9月、計画の発表が行われただけで概要すら発表されなかった。その後、2011年4月に計画概要の発表、11月には計画全体のプロモーション・ビデオ発表、そして今年4月に2015年開業とあらめて発表された。


発表概要は、土地取得の調印が3月に行われ、ライフ・スタイル・センターを含む事業用地全体の3分の2を取得(パーク分は完全に取得)。また、現地開発事業者とパラマウント・ピクチャー社の間で30年間のライセンス契約(期間無指定の自動更新)も既に完了していると発表された。

個人的には、本計画の情報発信については慎重であるなと感じていた。その理由として、パーク以外に計画されているライフ・スタイル・センター(Life Style Center)や新たな空港、高速道路建設などが伴う開発のため、資金調達や土地買収などが絡むことから情報発信には慎重を期したことがその理由ではないかと考える。また、今回の発表前、昨年11月にプロモーション・ビデオが公開されたが、土地取得の発表がなかったこともあり、この時点での計画実現については疑問視していた。

ともあれ、これでパラマウント・ピクチャー社として初めてとなるムービー・パーク「 Paramount Park Murcia Spain 」が、2015年の開業に向け動き出したことになる。

■プロジェクト全体概要
  • パラマウント・パーク・ムルシア・スペイン(概要下記参照)
  • ホテル7棟(内5つ星ホテル1棟) 
  • カジノ
  • 多目的ホール(3,000席)
  • 屋外イベント・スペース(15,000人収容)
  • 商業施設(各種ショップ、レストラン、ナイトクラブなど)
  • オフィスビル
事業者が昨年11月に発表した事業PV
前半はライフ・スタイル・センター、後半がパラマウント・パーク


■パラマウント・パーク・ムルシア・スペイン概要

パラマウントパーク・ムルシア・スペインは、マドリッドの東南約440キロの年間300日の好天に恵まれるという、地中海沿岸部のスペイン南部のムルシア地方に計画されている。100エーカーの土地に15億ドルを投じ、ラグーンを中心に5つのエリアに7つのテーマが設定され、30のアトラクションが計画されている。競合はディズニーランド・パリ。各施設はユニバーサル・スタジオのようにセットファサードとなっており、ディズニー・リゾートを集約したようなテーマ設定(冒険、ファンタジー、未来、ワイルドウェストなど)となっている。

パラマウント・パーク・ムルシア・スペイン鳥瞰図
パラマウントパーク・ムルシア・スペインのもう少し詳しい計画は次回投稿とします。

Origin of the image:Paramount Park

2012/05/05

世界最大級のウォーター・パーク、Yas Water World Abu Dhabi年内開業


Yas Marina Circuitで開催されるF1公式戦や世界唯一のフェラーリ・テーマパークFerrari Worldがあることで知られているドバイのYas Island。そこに新たな施設として世界最大級のウォーター・パーク「Yas Water World Abu Dhabi」が年内に開業する。今年のF1アブダビ・グランプリが開催される11月4日に合わせて開業することが予想される。




施設のテーマは、「Dana(ダナ)」という少女が海から真珠を持ち帰った(?)ことで村に繁栄をもたらしたという伝説をテーマにしているという。
※アラブ首長国連合は有数の産油産出国であるが、日本で真珠養殖が成功するまで、世界最大の天然真珠輸出国。そして今、将来の天然資源枯渇に備えてか、真珠産業を復興する動きが活発になっているという。黒真珠は有名。


広さ15ヘクタールに、43のさまざまなアトラクションが用意されており、中でも地上45mから滑り降りるスライダーが目玉のようだ。フェラーリ・ワールドの西側に位置し、北側にはワーナー・ブラザーズのパーク建設が計画されている。


ヤス・アイランドで仕事がしたいと思われている方、Yas Water World Abu Dhabiでパークサービス・マネジャーを募集していますよ。詳細はココをクリック。

Origin of the imageYas Island,ThemeParkGuy

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。