神戸の某大学芸術表現学科の活動を見に花隈に行き、その足で花隈界隈をぶらりとしてきました。
花隈は神戸の花街として栄え、最盛期には150軒の料亭やお茶屋があり、500人の芸者さんがいたとのことです。今はその当時の面影を残す建物が少し残るだけとなっています。
まずは腹ごしらえ。神戸のラーメン専門店として人気の「もっこす」へ。醤油味の豚骨ラーメンで、細麺。鉢の周囲には薄切りのチャーシューが並び、山盛りのネギとボリューム満点の700円です。
まずは最初の目的地「水の科学博物館(神戸市)」へ。
花 隈駅から山の手に20分ぐらいのところにある水の科学博物館は、奥平野浄水場(1917)の跡地を利用して建てられたドイツルネッサンス風の重厚な建物 で、館内では、水と暮らし、環境、生命について学べるコーナーがあり、なかでも白衣を着た学者風の先生が行う、水の実験室は大人気でした。
子どもが水について学ぶ場としてつくられた博物館ですが、大人にもためになる施設でした。神戸ウォーターは、美味しく、長期間腐りにくいことで、開港以来世界の船乗りから愛された水です。
次に訪れたのは、中国寺院「関帝廟」。三国志の英雄「関羽」を祭るお寺で、1888年に創建され商売の神として祭られています。二つ目の門の木彫りの飾りは見事です。
関帝廟から東に歩くと「神戸教会」が見えてきます。キリシタン禁制が解けた翌年1874年に創設された歴史ある教会です。連休なので見学できるかなと思いつつ・・・、残念ながら開放されていませんでした。
ぶらぶらと歩いて三宮へ、神戸に行った時に行くジャズのかかる喫茶店の一つ「Voice」に。炭火焙煎のコーヒーを飲みながらモダン、バップを聴きながら一服。
生まれ育った街を、あらためてブラブラ歩くのが何となく楽しく思えるのは、いい年になったからなのでしょうか。今日のお土産は、1本100円の「神戸の水だより」。