2009/07/16

実現なるか、大阪パラマウント・パーク

やっと発表しました。

昨年12月、大阪エキスポランド跡に進出計画が浮上したパラマウント・パーク。当時パラマウント側は否定していました。それが一転、米国パラマウント・ピクチャーズの日本法人が16日、大阪エキスポランドの跡地に大型エンターテーメント・リゾート『パラマウント・リゾート大阪』の進出を検討していると発表しました。


40万平方メートルの敷地に、エンターテイメント施設、高級ホテル、商業施設、会議場など複合型リゾート施設を計画していると明らかにしています。資金は、投資会社の燦キャピタルマネージメント㈱が集めるという。投資額は1400億円程度と見られているが詳細は明らかになっていません。


今回の発表に対し、土地を所有する独立行政法人・日本万国博覧会記念機構の担当者は「具体的な事業や資金計画の説明を受けておらず、公共的な公園の趣旨に沿った内容かどうかも判断できない」と述べています。

この話は昨年より聞いていましたが、テーマパークではなく商業施設を中心とした複合型エンターテイメント・リゾート施設として計画していると聞いています。事業費1400億円だけでは、土地の取得、計画されている施設の建設はできないでしょう。事業側は核となる商業施設、エンターテイメント施設を建設し、その他の施設は誘致という形になるのではないでしょうか。

また土地の面積は、USJの敷地に比べ75%ほどですから、予定している施設を全て建てるとなるとアトラクションは建てず、商業施設の中に小ぶりのエンターテイメント施設を併設することになるのではないでしょうか。とは言えUSJと大きく異なるところは、自前で幅広い年齢層に対応した強力なコンテンツを用意できることです。パラマウント映画は「ローマの休日」「タイタニック」「インディ・ジョーンズ」をはじめ現在上映中の「スタート・レック」など、作品としての評価も高く、人気の高い作品を世に送り出してきた映画会社です。コンテンツの魅力ではパラマウントの方が有利なのは確かです。


USJはハリウッドの最高のエンターテイメントを取り入れた世界のテーマパークを実現し、、世界中のお客様に期待を上回る最高のクォリティーとサービスで、夢と感動と興奮にあふれるハリウッド体験を提供し続けるとの看板を下ろしました。
またユニバーサル・スタジオに多くのコンテンツを提供してきたドリームワークスとは今年始めに契約解除。ドリームワークスはディズニーと契約するなど、今後の人気コンテンツの入手にも不安のあるユニバーサル、今後のUSJの動きもますます気になります。

大きく沈んだ関西経済。双方が刺激しあい、魅力あるエンターテイメントを提供してくれることを期待しましょう。

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。