カジノと言うのは止めましょう。分かりやすいけど。
今年に入りカジノ法案が今年中に国会を通過するかも・・・。ということで関連企業の株価が上昇したりと、ワサワサ、ゴソゴソといろんなところで動きがでてきました。
議員の方から首長さん、果てはメディアまで「カジノ!カジノ!」といいます。
誘致を望む自治体の多くは、単にカジノを設置することを希望しているわけではありませんし、政府も考えは同じです。カジノを含む総合エンターテイメント構想として打ち出しているはずです。政府もカジノだけの開設は承認しないと聞きます。つまりカジノだけを設置することはないということです。
そうなるとカジノと表現するのは適切ではなく「ゲーミング」というべきです。米国ではゲーミングをカジノも含めた総合的なエンターテイメントを提供するという意味で使っています。つまり総合エンターテイメント構想のなかの一つのコンテンツということです。
「カジノ」というより「ゲーミング」といったほうが、直情的に反対とはならず、社会感情のことを考えてもゲーミングと表現したほうが適切ではないでしょうか。
またゲーミングは日本に馴染みのない言葉ですから、「ゲーミングって?」と思ってもらえば「総合的なエンターテイメントを提供する中の一つとしてカジノも設ける」と、説明できますし、観光立国と結び付けて説明もできます(法案が通るまでは絶対に言わないと思うが)。随分と社会感情や興味も変わってくるのではないでしょうか。
カジノを誘致したい方、戦略的にも「ゲーミング」の方がよろしいかと。
追加:
HISさんの発表したカジノ船も、ゲーミングシップとかいった方がメディアから説明を求められる機会も増えると思いますし、それが記事になればHISさんにとっていいことだと思いますが・・・。もう遅いかな。