2011/12/10

キッザニア、2013年米国で開業。しかし他国と異なる保護者の考えをどう乗り越えるかが鍵


キッザニアは、メキシコ発祥のエデュテーメンント施設。日本での事業成功をきっかけに、アジアを中心に急速な広がりを見せている。現在6カ国8施設で年間2000万人を集客している。また現在、10ヶ国で建設が進んでいる。米国では2013年、最初の施設開業後、複数ヶ所での計画があるという。(※キッザニアは国ごとに、その国の事業者とライセンス契約している)


急速にキッザニアが拡大したのは、今までのパーク事業とは大きく異なる点にある。それは投資コストが少ないことだ。広大な土地や多くの設備を必要とせず、運営費も少なく、コンパクトな事業運営が可能で、協賛企業が確実に集められることが魅力となっている。

以下のリリースには明記されていないが、テーマパーク、エデュテーメント先進国である米国でキッザニアの事業が進まなかった事情は、ターゲット層となる若い保護者たちのキッザニアに対する考え方があるという。

その保護者とは「子どもにサッカーを習わせる親たち」。上昇志向があり、教育に熱心な中流家庭以上の30代~40代の親たちで、彼らは「体験をともなった社会教育の場として、子どもにはよさそう」と表向きはいうそうだが、心の中では「ハンバーガー屋やピザヤ屋の店員にするために子どもを育てているのではない」と考えているとう。

そこで、それらを解消するために、元Virgin American元副社長をリクルートし、米国市場に合った顧客戦略とロイヤリティプログラムを構築、キッザニアのプレゼンスを高め、事業を成功に導くとうシナリを作ったのではないかと思う。

さ、米国市場でキッザニアの成功なるか、お手並み拝見といきましょう。

KidZania Kicks Off Global Loyalty Program With Recruitment of Former Silicon Valley Virgin America Executive:http://goo.gl/jSbsh

投稿にあたり

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