2011/01/22

アメリカの建物野外博物館か?

昨日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に行ってきました。

JRユニバーサル・シティー駅からUSJまでつづく商業施設City Walk、訪れるたびに店舗が変わっており、空き店舗もありました。開業当初から営業を続けているのはファーストフードぐらいではないのでしょうか。ハリウッドやオーランドにあるCity Walkとは随分と異なります。開業当初はクオリティーコントロールされている感はありましたが、現在はノーコントロールといった感じです。家主さんとしては店舗を埋めることが最重点事項となっているのでしょう。

USJは閑散期のため営業時間は10:00~17:00と短く、一部の飲食・物販店はクローズしていました。入場者は数千人といった感じだったでしょうか(写真を撮るのに人通過待ちなどせずに取れましたから)。

昨日訪問した限りはパーク内を歩いていて、ワクワク感を醸成させてくれるものは何もありませんでした。16時前後にパーク内を一周しました(天候は雲が多 く陽は西に傾き始めた頃)が、そこで気になったのは、全ての施設において看板や施設を縁取るように設置された照明やネオンが消されており、目を楽しまして くれるファサードのウィンドウ内の照明も点灯していませんでした。「アメリカの建物野外博物館」って感じです。

昼間とはいえ冬の曇り空の下、点灯していないクリスマスツリーを思い浮かべてください。何も感じないどころか、少しばかり寂しい気持ちになります。そんな空気が漂っていました。

以下の写真はアミティーエリアから西側を撮ったものですが、露出が空にあっているので施設自体は黒く写っていますが、施設照明がまったく点灯していないのがわかります。


テー マパークなどの施設では照明器具の点灯はコンピューター制御されており、例えば一戸建ての洋館があると、夕方になると、最初に台所が点灯し、玄関、リビン グ、家族の部屋と時間を追って順次点灯していきます。つまりそこに家族の生活があることを照明で表現しています。とはいえ、曇りでも薄曇りから曇天とある わけですから、従業員の目で見て臨機応変に対応いただきたいですね。

また、アトラクションや店舗の看板(サイン)は、その体を現すわけですし、デザイン時には照明もその要素としてデザインされているわけですからコンピューター制御に頼らず点灯するのがよいと思います。特に店舗などは集客を左右するのではないでしょうか。

と言いながらも今年は開業10周年、3月から一年を通して楽しめる計画が準備されているようです。今、年間パスが安く購入できますから、1日で全てを楽しむのではなく、さまざまな楽しみ方を一年を通して計画するのがよいのではないでしょうか。

細部まで計算されたUSJの環境演出を楽しむのであれば、日没後も営業を行なっている期間に夕方から訪れ、パーク内を散策、アトラクションを一つほど楽し み、レストランで夕食、なんていうのもいいでしょう。年間パスを購入し、N.Yにあるフィネガンスで会社帰りに一杯という方もおられると聞いたことがあり ます。

今年はユニバーサル・スタジオ・ジャパン開業10周年、神戸に帰ってきたことですし季節毎に伺うことにしましょう。

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。