西宮球場の再開発で誕生した「阪急西宮ガーデンズ」の東宝シネマズで「レッドクリフPart2」 を楽しみました。幅広い年齢層の観客で劇場はほぼ満席でした。ご覧になった方も多いと思いますが、Part1・2とも非常に分かりやすいストーリーに加 え、三国志側の登場人物は個性的であり、皆が人情家で、全てに親しみを持てるように仕上がっています。少しばかり分かりやすすぎるのでは、と思うぐらいで すが、グローバル上映を考えてのことでしょう。ハリウッドのアクションや戦争映画的手法ですね。映像は、コンピューターグラフィックスが多様されています が、わざとらしいと感じるところはなく、ノスタルジックな演出にも効果を上げており、音楽・効果音も素晴らしかったですね。
レッドクリフを見て麻生内閣と比較したのは私だけでしょうか。志を共にした彼らが決死の戦いを挑んだのは、 自身の名誉ではなく、それぞれの国の民と愛するものを守るために戦い、それらは各国大将が戦い以外で見せる言動や行動、戦いでは先陣をきって自らが戦うこ とで表現されています。また決戦を前に、周瑜の妻が最後の決戦を勝利に導くために自ら赴いた敵陣で、敵対する曹操に対して「民のために戦う・・・」と最後 の決戦を前に言葉にしています。真の自由を得るためには、死をも恐れぬ戦いが必要であることも教えてくれます。
麻生さんは じめ、お国の方々はレッドクリフをご覧になられたのでしょうか。確かに将来、平和で安全な豊かな社会を創るためには、国民も犠牲(協力)が必要なのは理解 できますが、麻生内閣は国民に対し、明確なビジョンを示し、強いリーダーシップを発揮してくれないと、国民の協力は得られませんね。もちろん国民も政治に 関心を持ち、積極的に参加することも必要ですが。