2010/04/18

カジノ— 候補地

14日「超党派のカジノ議連」が発足しました。カジノの設置は最大で全国10カ所、まずは東京・沖縄・北海道の3ヶ所と報道されていました。過去の誘致活動を踏まえ、カジノ建設が予想される地区を紹介します。

  • 東京:お台場、葛西
  • 北海道:洞爺湖
  • 沖縄:読谷村、与那国

カジノ単独での営業開始はないと思われます。つまり地域観光施設に加え、商業施設、テーマパーク、映画館、宿泊施設など、カジノは楽しめる複数の余暇施設の一つとして計画されるでしょう。但し、東京については、カジノ単体での計画は十分に考えられます。

東京は、お台場でしょう。以前、東京都はカジノ計画を断念し、お台場のカジノ予定地の入札を実施しました。しかし、開発計画について都とデベロッパーの意見が合わず、結果、開発されず更地のままとなっています。

その場所を使用すれば、商業施設、シネコン、ジョイポリス、宿泊施設などが近隣にあり、少し足を伸ばせば、皇居、築地市場、東京タワー、キッザニア、六本木などなど、楽しめるところは沢山あります。また周辺では、様々なイベントも開催されてます。また、観光庁が押し進めるMICEの中心施設である東京国際展示場もあります。極論を言えば、カジノを建設するだけで、他の施設建設が必要なく、投資金額が少なく、カジノ効果が最大限に見込める場所と言ってよいでしょう。

シンボルプロムナード公園周辺

可能性は低いと思いますが、西側はお台場、東側はディズニー・リゾートと、カジノ建設には好環境といえる江戸川区葛西も考えられます。その中心となるのがロッテ葛西ゴルフ場。ロッテは13年ほど前、全天候型テーマパーク、ホテルなどを計画しましたが、その後、数度の計画変更が行われたようですが、その動きは非常に鈍いものとなっています。またロッテは、韓国でカジノを含めテーマパーク、リゾート施設など、観光事業については、実績のある企業です。表面的に見れば可能性ありと考えられるのではないでしょうか。

ゴルフ場の東側は、倉庫街ですから移転も容易と思われます。またゴルフ場周辺は、移転もしくは転用可能な土地が多く、南側には葛西臨海公園があります。問題はゴルフ場北側に、学校が6つあることです。


北海道については、今までは釧路・小樽という名前がでていましたが、報道では、洞爺湖の名前が挙がっていました。

では沖縄はどこなんでしょう。過去の動きから見て、読谷村の西側海岸線、与那国島の2カ所の可能性が考えられます。但し、基地問題もある沖縄ですから、カジノが、国と地元の政治の駆け引きに使われることを考えれば、カジノ建設を決定するのは沖縄が一番早いかもわかりませんね。

読谷村には、既にリゾートホテルが点在し、美しい海岸線があります。カジノ誘致を予測しゴールドマンサックスも資金も出していたはずです。また、開発用地と考えられるエリアは、その殆どが農地ということもあり、開発を進めやすいという点でも可能性は十分に考えられます。


与那国島については、カジノ構想が持ち上がった確か2004年、カジノオーストラリアインターナショナル社が、テーマパーク「琉球 楽園-海人のこころ」、海底遺跡を陸上に再現した公園、カジノ併設ホテルを複数棟などなど、エンターティメントとリゾートが満喫できる複合型リゾート施設を提案しています。


北海道、沖縄が最初の候補地に上がるのは当然で、北海道と沖縄については、開発・振興について政府が直接支援する体制となっており、大型観光施設ができることにより、雇用・観光産業の一層の活性など、その経済効果は大きく、政府・両県民にとっては喜ばしいことなのではないでしょうか。また地域のみならず、海外からの観光客誘致、国内旅行の活性など、観光関連産業全体に高い経済効果が見込めます。

次世代産業の一つの柱として掲げる「観光」。観光立国日本を目指し、政府のスピード感のある対応を期待しましょう。

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。