バンクバーオリンピックが開幕。オリンピック史上初となる、BCスポーツホールで行われた屋内での開会式。力強いメッセージを持った素晴らしい演出でした。
複数の民族の存在、多様な文化を互いに理解、認め合い、協調し、国家を創造している(していく)ことを表現し、また自然保護(環境保全)は、これからの国の発展のみならず地球の財産として、保護・再生も訴えていたように感じました。近年のオリンピックでは、同様のメッセージを発信する演出が主となっています。北京オリンピックにおいても同様のメッセージを含んだ演出がなされていました。
開会式で表現されるメッセージは、開催国が世界に向け、単に発信するだけではなく、同時にそのメッセージの実現を世界に誓い約束することでもあります。このことを理解している日本人はどれだけいるのでしょう。
日本も他国と同様の課題を持っています。今一度、今回のオリンピックの開会式で発せられたメッセージと、発することの意味と責任について、我々に置き換えて考えてみてはいかがでしょう。経済的なメリットのみを考えたオリンピックではなく、「平和の祭典」を開催できる資格のある国であるかを。
と、言いながら個人的には日本でのオリンピク開催には大賛成です。全ての競技において、その競技の究極を目指すアスリートの姿は、多くの人に何かを感じさせてくれると思います。特に子どもたちには、競技場で観戦して欲しいですね。