2012/05/01

マレーシアが熱い。アジア初のレゴランドとハローキティ・タウン

今年9月15日に開業するマレーシア・レゴランドは、マレーシアの戦略的国家プロジェクトとして、創造的な都市計画をテーマに開発が進められているジョホール州南部のイスカンダル・マレーシアと呼ばれる地域の中核施設として誘致された。


総工費約185億円(7億リンギ)、約30万㎡(東京ドームの約6.4個分)に、40を超えるショーや乗り物のアトラクションを配した7つのエリアから成る。今年1月から前売り券の販売が始まっており、4月時点で約4万枚を販売、初年度の入場者数は100万人を超えると予想されている。また、レゴランドホテルも2014年の開業に向け工事が始まっている。

LEGOLAND Malaysia HPより
レゴランドに隣接するエリアは、ジョホール州の新たな中心都市を創造することを目指しており、オフィス、住宅、商業施設、ビジネホテルなど大規模な開発となっている。既に庁舎は移転を済ませたという。

開発の中心地区俯瞰図

また開発エリア全体では、海岸線に40のホテル、テーマレストラン、商業施設、ゴルフ場。ハローキティ、機関車トーマスなど6種の世界的に人気のあるキャラクターを集めた屋内型パークの建設も始まっている。

イスカンダル・マレーシア開発の俯瞰模型
赤丸がレゴランド

★マレーシアとシンガポールの関係
マレーシアは海峡を挟んで2本の橋でシンガポールと結ばれている。古くから両国は経済的にも関係が深い。シンガポールはカジノを解禁、インテグレートリゾート開発を行い、2010年に世界最高の約15%の国内総生産を遂げた。そのシンガポールの恩恵に預かろうと急ピッチで開発が進んでいるのがイスカンダル・マレーシア。

また開発エリアはシンガポールの対岸からから車で15分という近さのため、シンガポールの土地高騰によりシンガポール人がジョホール州に居を移し、シンガポールへ通勤しているという。また5万人ものマレーシア人が給与水準の高いシンガポールに通勤しているという。

マレーシアとシンガポールの関係をGoogleMapで見る。

インテグレートリゾートの開発が始まってからGDPが上昇している。

シンガポールの国内総生産

投稿にあたり

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