2009/10/07

初秋(Early Autumn)

秋、続編。初秋のスタンダードナンバーと言えば「Early Autumn」。

1948年、ラルフ・バーンズがウディー・ハーマン楽団に書き下ろした曲で、ソロを吹いたのがスタン・ゲッツ(Tsax)。そのクールなソロが、当時大変話題となりました。歌詞は1952年に、ジョニー・マーサーが書いたもので「次の秋は君と迎えることはないだろう(かな?)」という歌詞は、せつない内容となっています。

紹介するウディー・ハーマン楽団による演奏は1948年に録音されたもので、サックスの何とも言いがたいハーモニーで始まります。夏の想いも色あせはじめ、一抹の寂しさ、そして落ち着き、人恋しさと、秋を迎えた人の心を映し出すようなハーモニーがいいですね。それに続くスタン・ゲッツのソロはクールで、深まっていく秋に想いを馳せる人の心と言ったところでうか。



ボーカルものを聴きたい方は、アニタ・オディ(Anita O'day)のアルバム「Anita O'day Sings The Winner」に入っているのがお薦めです。アルバムとしても良いできです。

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。