「蛍の光」は、紅白歌合戦の最後や卒業式などで歌われるように、別れの歌として理解されていますが、スコットランドで生まれたこの曲は、その詩の内容、歌われる時は異なります。スコットランドでは、新年を迎えてから歌われる曲で、懐かしい友との出会いを喜び、昔と変わらぬ友情、これからもよき友でいようという内容の歌詞となっています。欧米では殆どの国で新年に歌われています。また、クリスマスソングとして位置づけされているケースもあります。
日本だけが、別れの時に歌うようになったのは、明治に入り西洋文化を吸収する一環として、メロディーだけを拝借し、学校唱歌としてまったく異なる歌詞をつけたのが日本版蛍の光と言う訳です。現代人が知る蛍の光は2番までですが、当時は4番まで続き、国ために働きましょうと言う内容の歌詞が書かれています。
蛍の光が、なぜ日本人の心に染み通るのかといことは、ペンタトニックで書かれているからです。
昨年、ここで紹介した記事をご覧ください。
では、良いお年をお迎えください。