計画を発表したのは、既にアルゼンチン・ブエノスアイレスでキリスト教テーマパーク「ティエラ・サンタ」を運営しているシグマ社。資金約10.6億をかけ、7ヘクタールのゴミ集積場に建設するそうです。
内容は、人類創造、キリスト生誕、復活、最後の晩餐など様々な場面を上演するショー。端役のローマ市民やパレスチナ人の衣装にも考証を加え、皆が霊性の起源について学べる所を目指し、嘆きの壁やローマ帝国の裁判所のセットなども計画されています。
日本人から見れば、宗教パーク???と思いってしまいますが、キリスト教が国家の基盤となっている欧米諸国では、決して違和感のあるものではないのでしょう。
キリスト教の歴史を学ぶということは、西洋史を学ぶことに繋がります。私のまわりではヨーロッパ旅行から帰国した友人たちは「キリスト教を勉強してから行けばよかった。もっと旅行が楽しめたと思う」と言います。つまり、欧州の多くの歴史的建造物や絵画などキリスト教の歴史なくしては語れないかです。
また聖書を宗教書ではなく、人生の指南書として捉え、例えば子供たちに対して日本で言う道徳教育に聖書の言葉が使われたり、今話題のドラッカーのマネジメント理論も聖書から導き出されたています。参考(本ブログ内):「聖書に興味津々」
企業などでよく使われ、アメリカ映画でのセリフの中にもよく登場する「使命(ミッション)」。使命はおのおの異なりますが、キリストが神から与えられた「使命」を全うした「神を信じ強い心で成し遂げる」というキリストの行動を見習いという考えが底辺にあります。
八百万の神々が住み、多くの日本人は生まれたときはお宮参り、結婚式は教会、世との別れは仏教。教会で結婚式を挙げるのに仏滅の日を気にしたりと、外国人から見た日本人の信仰とはどのように映っているのでしょう。
<キリスト教テーマパーク>
アルゼンチン・ブエノスアイレス「ティエラ・サンタ(Tierra Santa)」
米フロリダ州オーランド「ホーリーランド・エクスペリアンス(Holyland Experience)」
アルゼンチン・ブエノスアイレス「ティエラ・サンタ(Tierra Santa)」
米フロリダ州オーランド「ホーリーランド・エクスペリアンス(Holyland Experience)」