東京スカイツリーの近くでその上部を見るには、身体を反らさないと上まで見れません。小さな子供はその加減が分からずそのままひっくり返ったり、お年よりは身体が反らせないので上部が見えなかったりと、近くで見るのは一苦労です。
その苦労をわかってか、近隣の方もさまざまな工夫をして、町に訪れた人のために東京スカイツリーを楽に見れるように工夫してくれています。
例えば、業平橋駅改札をでてすぐのおすし屋さんの横にステンレスミラーが張ってあり、ミラーに映してスカイツリーを見ると楽に見れます。
こんな工夫もあります。
単に観光施設を整備するだけでなく、このような自発的な取り組みは、訪れた人に「歓迎の意」を伝え、その地域のやさしさや温かさを伝えます。
観光地として、景勝地、歴史的建造物、特産品だけをアピールしても、そこは観光地とはなりません。訪れる人がその町に住む「人」を感じて、初めて観光地としての評価が得れるのではないでしょうか。
観光立国を進める政府や自治体の方、観光客が求めるものは五感で感じるものだけではなく、それに加え、心で感じる観光についても一考されてはいかがでしょう。