今年11月に事業者が決定し、その内容が明らかにされる。
世間で言われている「エキスポランド跡地にパラマント・パークができるかも」について、多くの方が正しい情報と動向についてご存じないようなので簡単に整理しておく。
エキスポランドを含む大阪万博南側の活用については、パラマウント・パークありきではなく、大阪府は委員会を立ち上げ、府民アンケートをとるなどし活用方針を発表。それに基づいて事業者選定のコンペが行われる。既にコンペには
【正式名称】万博記念公園南側ゾーン活性化事業
【対象地域】大阪万博南側(エキスポランド跡地含む)約18.4haから約39.6ha
※計画に際し、当初から全ての土地を利用することを前提としていない
【事業者】平成23年11月決定予定
詳しくは、大阪府HPで確認。
「万博記念公園南側ゾーン活性化事業者の募集について」
現在に至るまでの経緯は以下で。
「万博記念公園南側ゾーン活性化プラン案」
活性化プラン提案には、パラマウント・パーク実現に向けて動いている燦アセットマネージメント株式会社が入っている(正しくは子会社の大阪投資マネージメント株式会社)。先にも何度か書いてきたが、大阪投資マネージメントが事業者として選ばれる可能性は高いだろう。
今回の事業の特徴は、従来の多くのテーマパークに見られた税金投入による第三セクター方式ではなく、あくまで民間事業として行うおこなうことが条件となっている。それを考えると大阪投資マネージメントは、事業リスクを低減するために、商業施設、映画館、ホテルなども含めた複合型施設とならざるをえないだろう。
大阪投資マネージメント自身の投資額を抑えるためにも商業施設、映画館、ホテルを誘致することは重要で、開発エリアの管理とテーマパーク運営を行う企業という形態を目指していると考えられる。つまり誘致した施設の建設費用、事業責任を負わない形にするのではないかと考えられる。
11月に事業者選定され、活性化プランが発表されるのを楽しみに待ちましょう。下馬評とおり大阪投資マネージメントが開発事業者として選定された際には、世に流出しているイメージ図が現実のもとなることを願いましょう。
参考資料:活性化対象エリア(大阪府資料より)
参考資料:府民アンケート一部抜粋(大阪府資料より)
Q.大阪府では、自然文化園や日本庭園などを現状のまま残しながら、万博記念公園内のエキスポランド跡地に、民間の資金を活用して、経済効果が関西全体におよび、また、内外からの集客が見込め、広域的なにぎわいづくりにつながるような施設を立地することが望ましいと考えています。 エキスポランド跡地を中心とした万博記念公園の南側ゾーンが、『年間を通じて多くの府民に利用され、他の都道府県や海外からも多くの人々が集まるようになる』ためには、どのような施設を整備するのが有効だと思われますか。下表の施設別にお答えください。