(平成22年3月26日発表「万博記念公園( 南側ゾーン)の活性化について皆さまのご意見を求めます」より)
検討に際し、広く再開発案を求めた仕様書には「平成23年度以降移に開業」と書かれていました。大阪府が再開発エリアを自由にできるようになり、その後環境アセスを行えば、早くて開業は平成24年になるでしょう。
大阪府は、3月に再開発案を募集し、7月から有識者による検討委員会を設置、公募で寄せられたテーマパークや大型商業施設、サッカースタジアムなど10の 提案を元に検討しました。またその間には府政モニターによるアンケートも行い、テーマパークを望む声が多く寄せられました。
とはいえ、筋書きのある事ですから、通らなければならない手順を淡々とこなしているだけに見えてしまいます。
開発のイメージは「エンターテインメント都市・大阪のシンボルとなるフェスティバルパーク」だそうで、全体イメージとしては、テーマパーク、大型商業施設、ホテル、シネコン、会議場などが集まったものとなるでしょう。
事業の中核は、燦キャピタルマネージメント㈱、パラマウント・リ ゾート誘致に動いているファンド会社です(オリックス系?)。また、橋下知事を支援している企業でもあります。もちろん今回の事業提案には「テーマパーク 建設」で提案をしています。
計画が進むとなれば事業会社が設立されます。事業会社は開発のプロデューサー役としての位置づけになるでしょう。全ての施設を自前ですることは考えにくく、商業施設やホテルなどは誘致するでしょう。自前でやるのはテーマパークのみと考えられます。
そしてどこかのタイミングで、事業会社から開発エリアの管理とテーマパーク運営を行う企業として姿を変えるでしょう。
ことごとく事業に失敗している大阪府・大阪市ですから、今度こそは持続性の高い事業を計画・実現してもらいたいものです。
素晴らしい開発になることを願います。