原発を推進してきた1人として原発事故には責任を感じると語った山田恭暉氏(72歳)が立ち上げた決死隊と言っていいだろう。番組では「次世代にこのつけは残すわけにはいけないと」自然体で語っていたのが印象的だった。
プロジェクトを立ち上げるにあたって、数百通のメール、2000の手紙を原発に関わった人に呼びかけたという。既に50を越える元技術者、科学者(東大など)、元東電、特殊車両運転者、鳶職など、さまざまな形で原発に関わった方の参加申込みがあったとう。また同時に政府に対しても受入を提案しているという。
このような方々にこそ原発の安全に関する検証、課題に対する提言、人材育成などに尽力していただければと思う。
東京電力福島第1原発の危機を回避するべく、還暦を過ぎた元技術者たちが、ボランティアでの復旧作業を志願している。プロジェクトには28日までに、女性を含む約40人が参加を表明。高濃度に汚染された原発内部で、被ばく量限度を超えての作業も辞さない意気込みだ。発起人の山田恭暉(やすてる)さん(72)は「若いやつらに行かせるわけにはいかない。俺たちは死んだってたいしたことはない」と死を恐れず、原発に立ち向かう。
顔には深いシワが刻まれているが、眼光は鋭い。山田さんは命を賭する覚悟を口にした。「なーに、死んだってたいしたことないよ。子どもも成人した世代だし。東電や政府の悪口を言っても、何も解決しない。切り込んでいかなきゃ」(スポーツ報知 記事抜粋)週間金曜日(2011.4.22)
高齢技術者「若い奴にはやらせない」原発暴発阻止プロジェクト
YUCASEE MEDIA(2011.5.3)
原発危機に立ち上がった60歳以上の「シニア決死隊」
福島原発暴発阻止行動プロジェクト山田やすてるさん(1/3)