パーク内には、フルスケールの方舟が造られる予定で、完成すれば木材で造られた米国最大の建造物になるという。他には7つのテーマゾーンれており、総工費136億円をかけ、2014年春に第一期開業をめざすという。また900人の雇用を生み出し、年間入場者数160万人を計画している。開業のあかつきにはその効果で、州歳入200億円と試算している。
近隣には2007年に開業した「CREATION MUSEUM(天地創造博物館)」が好評を得ており、こちらとの相乗効果も狙ったものと思われる。こちらはNHKがキリスト教徒70%~80%の米国において、進化論を否定し、神が人間を創造したと信じている米国人が多いことが取材の中で紹介された。番組では進化論を教える学校には子どもを行かせず、保護者が家庭で教育するケースを取材していた。
方舟建設の費用の一部を一般から集めており、その内容は建設のための材木を寄付するというもので、目標は約20億円、27日時点で2.67億円の寄付が集まっている。日本ではお城や仏閣などの修復時に瓦を購入することで、その建設費の一部を負担するのと同じと考えればいいだろう。
ARK ENCOUNTER HPより |
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<パーク概要>
THE ARC
実物大のノアの箱舟。長さ約137m、高さ3階建てのビル以上、デッキの広さは350面のテニスコート分の広さ、方舟の中は600の貨物列車が納まる。
Noah’s Animals
動物ふれあいエリア。アーカーソン洲にいる動物について詳しく学ぶ場を提供。また、動物や鳥のショーも行われる。
The Walled City
城壁で囲われた都市(パークのエントランス)。洪水が起きる前の人々の生活の場を再現。ショップやレストランを配置。そして「なぜノアの箱舟?」ということを知る場所。
The Children’s Area
子供向けのアスレチックエリア。天地創造やイエスの経済のデザイン(?)を学ぶ。
The Aviary
3つの鳥のゲージで、より自然に近い鳥たちの生態を学ぶ。また蝶の生態を学ぶエリアもある。
First-Century Village
期限1世紀のイスラエ・ガレリア地方の典型的な村を施設のみならず、実際に人・家畜・農業・食事風景なども再現し、当時を体験することができる。また、それらの体験とライブとビデオを組み合わせたショーを体験することで、なぜ神がイエスを地球に送ったかを学ぶ。
The Tower of Babel
100フィートを超えるバベルの塔を再現。展示エリアと500席の特殊効果をふんだんに使ったショーの上演。
Journey through Biblical History
聖書の歴史について、ナイル川を模した船で旅しながら(?)、大洪水の後のイスラエルの形成、エジプトでの10厄災、紅海の奇跡を学ぶ。
「天地創造博物館」も含め、歴史の勉強にはなりそうなので機会があればぜひ訪れてみたいと思えるパークです。
<その他のキリスト教関連パーク>
・アルゼンチン・ブエノスアイレス「ティエラ・サンタ(Tierra Santa)」
・米フロリダ州オーランド「ホーリーランド・エクスペリアンス(Holyland Experience)」
・スペイン・マジョルカ島(計画中)