2010/06/29

ブブゼラのアンサンブル

サッカーワールドカップの熱い戦い以外の話題といえば、マラドーナとブブゼラ。

そのブブゼラを世界最高峰のオーケーストラの一つ、ベルリンフィルハーモニーのトロンボーン奏者たちが、気品に満ちたアンサンブルを披露してくれています。

本来ブブゼラは、動物の角を用いて作られ、教会で使用された楽器だそうです。日本で言えば修行僧が吹くほら貝やスイスのマッターホルンと同じようなものです。吹き口(マウスピース)に唇をあてて唇を震わすことで、その振動がラッパ部分で共鳴し、音として聞こえてくるわけですが、ブブゼラの場合はビニールやプラスティック製であることと、管の長さが短いことが十分な共鳴を得れず楽器としては程遠い耳障りな音となるわけです。

世界のトップクラスのトロンボーンプレーヤーをしてもコントロールが難しいブブゼラ。楽器演奏の経験のないサポーターではなおさらのことです。研究者の間では、耳に良くないとの研究もあるようですが、耳障りな音として決めつけず、アフリカでのサッカーの試合の風景として楽しめば、それはそれとして楽しめるのではないでしょうか。

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。