2010/08/20

観光立国を目指すなら、当たり前で重要なこと

イギリス観光庁は2012年のオリンピックに向け、各国の文化に沿ったマナーなどを国内観光産業に従事する人々知ってもらおうと「Warm up the nation's welcome」を発表しました。
日本人の対応については以下のようなことが書いてありました。
  • 笑みを浮けべていても必ずしも幸せではない。笑顔の意味は「照れ隠し」、「失望、諦め」の場合もある。
  • ズボンのポケットに手を入れたまま話すのは避けなくてはいけない。
  • 話すときは相手の目を見つめることが礼儀。
  • 座っているいる時は、靴底を見せてはいけない。
  • 遅刻しない。
  • 目の前で鼻をかむのは失礼とみなされる事がある。
イギリス観光庁はこれらをデータベース化し観光業界に提供、宿泊施設の従業員、タクシードライバーなどに外国人観光客への配慮を促すそうです。

これを作成した責任者は「外国人訪問者は、年間160万ポンド以上をもたらしてくれている。外国人訪問者を友好にもてなし、好印象を与えられなければ、わが国の経済にとって死活問題」と述べており、先日のスイス列車事故の危機対応といい、観光立国の大先輩に見習うことは多いですね。

わが国には多くの中国人観光客が訪れています。我々にとっても役に立つものがありました。
  • 香港人にはウインクは失礼。人差し指でモノなどを指してはいけない。
  • 中国人に褒められても「ありがとう」と言わず、丁寧に否定することが謙虚な人と思われるそうです。
観光立国を目指すわが国にとって、外国人観光客への対応について、十分に準備されているのでしょうか。国際会議や国際スポーツ大会などでは、さまざまな宗教に配慮した食事を提供すことは知られていますが、ちょっとした仕草や表情について、国別対応マニュアル的なものは存在するのでしょうか。


国別エチケットマニュアルのようなものが、わが国の観光業界にも存在するのであれば、是非とも入手したいですね。ご存知の方、ご連絡お待ちしています。

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。