そのアルバムは「Conversations
全てにおいてクールで素晴らしい演奏です。特に2曲目のアルバムタイトルにもなっているCONVERSATIONSは、双方がファンキーなスキャットを聞かせてくれる必聴の1曲です。特にロソリーノのスキャットで見せるタンキングの切れ味とスピードは驚くばかりです。
また、この曲で音楽ジャンルによって、譜読みが異なることを教えてくれました。「タタッタ」ではジャズになりません。やっぱり「バデゥッダッ」です。
3曲目の「I Just Don't Want To Tun Around Anymore 」では、ロソリーノの魅力を十分に堪能できるバラードを聞かせてくれています。
先に紹介したとおり、本アルバムは2枚組みとなっており、1975年ミューヘンのDomicil Clubでのライブ演奏も収録されています。こちらは全曲スタンダードナンバーで、どれも好演です。ジャズの魅力がストレートに伝わってくるお得なこのアルバムは、コレクションの1枚として価値あるものになるでしょう。
日本のロソリーノと言われた、高橋達也と東京ユニオンに在籍していた宮崎栄次郎さんは元気にされているのかな。
ロソリーノのYouTubeは少ないですが、アルバム「I Play Trombone